戦後74年。世界では今も様々な戦争が起きていますが、日本は74年間も武力を使った戦争は起きていません。
なんと平和なことか。
でも、それは憲法9条があるからじゃないんですよ。
日本は数々の経済戦争を生き延びて来たのです。でも今、ホルムズ海峡が危なくて、日本も自衛隊を出さざるを得ないのですが・・・憲法9条が邪魔をしています。
そもそも、アメリカによって日本の憲法はこんな形になってしまったというのに、アメリカの大統領に「おまえんとこも軍隊出せ」と言われるのは心外なんです。
トランプ大統領は北朝鮮と仲良くしたり、今一つ本心がわかりません。
昭和20年に生まれた人が74歳になる年です。来年からは後期高齢者。
戦争の記憶も歴史の中に埋もれていきます。
それを必死に掘り起こしてドキュメンタリーを作ったりドラマを作ったりしていますけど、どこかしている印象があります。
「マンゴーの樹の下で」のドラマは途中で挫折しました。
どうしてもフィリピンにおける日本軍は、負け戦で島民のあれやこれやを奪う悪者でしかなく、ヒロインが「私達の罪を知った」と言った時点ではい、おわり。
ドキュメンタリーではそんな風に誰も話していなかったのに。
どうしてもNHK的には日本軍は悪く描かないといけないんですね。
「この世界の片隅に」のアニメもやっと見ることが出来て、戦前・・戦争中でも今と変わらない人達の生活があったということはきちんと描かれているなと思いました。
でも果たしてどこまで本当か。
「戦艦大和」なんて口に出来たのかな・・・トップシークレットだった筈だしね。
父親のシベリア抑留を漫画にしたヒロインの話、これは面白かったんですけど、日本は南方の話は色々作るけどシベリア抑留の話はほとんどないなと。
昭和20年の8月16日にソ連に騙されてシベリアへ運ばれたなんて、今的に言えば拉致です。いくら敗戦国でもそんなことされていい筈ないんですけど。
ソ連=ロシアには今もって誰も言えないというか、やっぱり国内に共産主義がはびこっているからでしょうか。
とにもかくにもネタ切れなんです。
池上さんに語らせれば「軍に騙された国民」が悲惨な戦争に巻き込まれたとなるし。
でも、今、21世紀、令和の時代、マスコミに騙されている日本人がほとんどでしょう?この人達が100年後に「マスコミに騙された日本人」と被害者になるんでしょうか。
忘れてはならないのは、1939年~1945年まで、世界中がなんらかの戦争をしていた事実です。そしてヨーロッパの国々、アメリカも植民地を求めていました。
領土拡大はどの国にとっても必須項目。日本も同じです。
それを考えると、騙したも騙されたもないよねと・・・
もし、疑問を持っても口に出せません。今もそれは同じです。
そういう生きづらさが今の日本にはあるんですから。
ただ、もう、国の為に一生懸命に尽くした人々を「悪人」にするのは辞めて欲しい。
私はただそれだけを願います。そしたらきっと何も語らない90代の方々も話しやすい環境になると思うんですけどね。