今年は「ベルサイユのばら」が連載開始して40周年だそうで。
銀座の松屋で「ベルサイユのばら」展が開かれています
お友達がタダ券を下さって・・・そしたら我が家の姫が「絶対行きたい」と言い出し。
しょうがないので、昨日の初日に行ってまいりました。
宝塚歌劇団全面協力
・・・という事で、入り口にはオスカル様とアントワネット様の衣装、ガラスの馬車が
展示され、朝海ひかる版のビデオが流れ、初演からのポスターが飾られ、
数々の衣装がこれでもかっと展示、シャンシャンまで・・・・
ヅカファン的には「またあ この衣装、随分使い古されて・・・」とか、余計な所に
目が行ってしまったのですが
ポスターはねーー やっぱり安奈淳&榛名由梨のが一番!!と思ったら
姫的には朝海ひかるのが一番いいそうです。
姫が「あれ?オスカル、金髪じゃない」と発見。
そう。当時はかつらが金髪というより金に近い茶髪。多分この色を出すのが
精一杯だったんでしょうね それが現代になるとまばゆいばかりの金色のかつらに
柔らかなウエーブ。時代を感じますね。
巨大なタペストリー
原画が展示されていました。それから1ページごとの巨大なタペストリーも。
姫は「きゃあ!ラブシーンだ あ、このシーン知ってる」と大騒ぎして
ましたが、私的には全ての台詞や場面が頭に染み付いているので今更
そんな感動はないんだなーーって
ただ、馬鹿でかいオスカル様やアントワネット様の顔と台詞のタペストリーには
思わず「こ・・こんな大きくて」と思いましたが。
少女マーガレットの展示に感動
これはもう歳だよなーーっていうか、姫があっさり通りすぎようとした
連載1回目が載っている少女マーガレットの前で私は動けなくなって
しまいました
「ベルサイユのばら」が連載開始になった1972年。
中国からパンダがやってきて、あさま山荘事件が起きた当時、私は
小学校2年くらい。
少女マンガとの出会いは1年の頃。下宿屋だった我が家では大学生の
お兄ちゃん達が「別冊フレンド」「別冊マーガレット」を読んでました。
それを借りているうちに自分で買って読むようになったのが
別冊マーガレット
ゆえに週マの方は宣伝は目にするけど中身は読んだ事がないのです。
でも 今みて「エースをねらえ!」と「ベルばら」が同時に載っていたという
事実はかなりすごい事だと認識します。
木原敏江に浦野千賀子もいたし・・・でも別マに比べてより一層「少女マンガ」
チックだった所に私の視線が行かなかったんでしょう。
(別マの方が文学的だったのは事実ですしね)
郷ひろみがバリバリのジャニーズアイドルで、何と「郷ひろみ物語」なんてのが
載ってたりして
ダメだーー中身がみたい。激しくみたいぞっと思いつつ、姫ちゃんに袖を
引っ張られたのでした。
構図の素晴らしさ
「ベルばら」の絵が綺麗な事は一目瞭然。ストーリー性がある事もそう。
でも、ヒットした本当の理由は、その「構図」の素晴らしさがあったのかと。
キャラクターの個性や立場を意識しつつ、読者が願う「こんな二人」を描いて
くれたんだなと思いますし、また背景などが非常に文学的で教養があふれている。
さらにいうなら1ページの中に起承転結がつけられているので、
読者は退屈しないんですよね
コミックスではわからなかった、原画での発見は非常に勉強になりました。
池田先生は手塚治虫のマンガを読んで「こんな話を書きたい」と思ったそうですが
私は「ベルばら」を読んで「こんな大河歴史ドラマを書きたい」と思いました。
それが「天皇の母」に繋がっているんですね・・・なーんちゃって
姫ちゃん「アンドレ」に恋をする
姫ちゃんは小さい頃に一度「ベルばら」を読み、最近は「ベルばらKIDS」に
凝っているのですが、原画や巨大タペストリーを見て、すっかりアンドレに
恋をしてしまったようです
「アンドレの胸板が素敵 抱きしめられたい」んだそうで・・・・(汗)
何を今更・・・と思いつつ、「ああ、彼女にとってベルばらは新鮮なんだ」と
再認識。
彼女からするとフェルゼンはキザっぽくていや。ジェローデルは論外ですって。
私、そういう風にキャラを見た事がないので不思議でした
「ママだってアンドレみたいな人がいたらいいなって思ったでしょ?」
「だから、ママにとって「私のアンドレ」はダディだったんだってば」
「・・・・・・・・・・・」
いや、ほんとだってっ 23年前は「私のアンドレ」だったのっ
なんせ、小学生時代に「ベルばら」を読んで、アンドレやフェルゼンの生き方が
「男を選ぶ基準」になったでしょ?
巷の女が「引っ張ってくれる人がいい」と言ってる時に、私は「私を自由に
して受け入れてくれる人」と思っていましたから。
それが中学生の時にテレビでみた鳳蘭のロバート・ジョーダンで確定したの。
あの時の「私のアンドレ」が今やルイ16世になるとは。
時間とは残酷なものだわ・・・
グッズに・・・9000円。
何も買わないぞっ って思ったのに、数々のグッズを見てしまうと
あれもこれもと狙いを定める自分が・・・・
ベルばらミュージアム本
ダブルクリアファイル・・・これを持ってPTAに行ったらどんな顔をされる?
その反応を見てみたいかも。
ポストカード・・あまり目にしない絵もあって。香りつきとかいうのもありました。
入浴剤。他に石鹸も買いました。
総額9000円。本が一番高かったのよっ
あとはちまちまと入浴剤だのお菓子だのって・・・・もう姫ちゃんたら
無駄遣いして ダディには内緒だよーーって事でお願いします
他にも手ぬぐいだの扇子だのって沢山あったけど我慢しました。
さすがに出口付近にあった「あなたもオスカル様になれる」衣装には
引いちゃったけど。(誰が買うんだろう。あの軍服)
それにしても・・・先日も「エリザベート展」に行ってついつい
「シェーブルン宮殿でしか買えない」というペンダントと指輪を衝動買いして。
だからこそ、今回は何も買わないと心に決めて行った筈なのに。
やっぱり単なるミーハーなのね・・・・私(自己嫌悪)
ベルばらグッズ