タイトルだけじゃ何が何だかわからないよねーーーー
住民票とかマイナンバーカードなどに婚姻後の名字と旧姓を平気出来るようになるんです。
「鈴木(佐藤)」みたいな感じで。この制度が5日からスタートしました。
すごいのは旧姓の印鑑登録も出来るようになったことで、個人的には犯罪の温床になりはしないかと不安です。(現時点では婚姻と同時に旧姓の印鑑登録証は廃止されます)
「私には関係ないわ」と思っている人も多いかと思いますが、意外や意外、わりと申請する人がいるんですねーー
申請には
戸籍謄本
本人確認書類
が必要になります。今まで嫌々夫の名字を名乗って来た人、旧姓で仕事をして来た人などにとっては一部朗報なんですよね。
例えば我が家の旦那はお婿さんですから実の親とは名字が違います。
だから実兄が突然死して身元確認に行った時に、免許証以外に本人確認するものがなくてちょっと手間取ったりしたわけです。
そういう意味では旧氏の併記はいいかもしれないけど、注意しなきゃいけないのは一度旧氏を登録したら簡単に「削除」が出来ないこと。
「今回は旧氏を併記して次回はしないで」ということは出来ないのです。
削除するにはそれなりの手続きがまた必要になりますし、離婚や再婚を繰り返した場合、ちょっと面倒かもね。
「どうして今更旧氏を併記したいのかよくわからない」と同世代の同僚が申しておりました。
「夫と同じお墓には入りたくないとか思ってる人?仕事を旧氏でやってる人、あるいはジェンダーフリー思想で、男女平等!夫婦別姓!って叫んでる人かな」
と言ったら彼女は「私、離婚しても子供の事を思ったら今の名字のままでいいかなあ」と。
そういう人も多いですよね。すでに馴染んでしまったからいいやと思ってくれたら幸いなんですけど。
婚姻と同時に旧氏併記出来たらいいんだけど、それが出来ないんですよね。新しい戸籍が出来るまで。このタイムラグがちょっと不満かなあ。
「夫婦同姓は男女平等ではない」という人も多いけど、中韓みたいに「嫁は外の人」と割り切られて夫婦別姓で子供は必ず父の名字を継ぐ制度の方がよほど男女不平等だと思います。嫁は100年の他人ですから。
確かに日本では夫婦別姓の時代の方が長かったと思います。
北条政子は源政子じゃないし、浅井3姉妹はあくまで実家の名前を継いでいるわけですから。
だけど夫婦別姓だった時代の日本でも過去・現在の中韓よりはずっと民主的だったなあと思います。
結婚する時はどちらの名字を名乗るかよく話し合い、相手が折れない、納得できないなら「未届の」という形で持って行く方法をとるべきかと。
でも、意外と私達、バブル時代の男女雇用均等法世代の50代が「旧氏」併記をやりたがるんじゃないか?と予測しているんですけどね。