朝からワイドショーを録画してみていたんですが、朝の報道と夕方の報道では若干印象が異なります。
エリザベス女王の発表
「本日、私の家族は私の孫と彼の家族の将来について、非常に建設的な話合いを行ないました。私の家族と私は、ハリーとメーガンの、まだ若い家族として新しい人生を創造したいという願望を全面的に支持します。私たちとしては、彼らに常勤のロイヤルファミリーメンバーでいて欲しいと考えていましたが、彼らの家族としてより独立した生活を送りたいという願いを尊重します。彼らは、今後も私たちの家族にとって重要な存在です」
「ハリーとメーガンは新たな生活においては、公的資金には頼りたくないと明言しております。さらに、転換期においてはサセックス公爵夫妻がカナダとイギリスを生活の拠点とするということで合意しました。私たち家族には、解決すべき複雑な問題がいくつかあり、取り組むべきこともありますが、私は、それらについて数日中に結論に到達するよう要請しました」
一見すると女王はハリーとメーガンの要望を全部叶えるつもりに見えます。
イギリスではそういう解釈をして批判の矛先が女王と王室に向かっているそうです。
「私の家族」「私の孫」「ハリーとメーガン」という呼び方がとても親しみを込めているので女王は完全に可愛い孫の言いなりになったのではないかとの解釈です。
そういえば日本では美智子皇后が「雅子妃は私達の大事な家族」と言って全面支持を打ち出したことがありましたっけね。
でもこの「ハリーとメーガン」呼びにはもう一つの解釈があって、すでに女王は二人を「サセックス公爵」とは認めない判断を下したというもの。
言われてみれば「彼らの家族としてより独立した生活を送りたいという願いを尊重します」という部分と
「ハリーとメーガンは新たな生活においては、公的資金には頼りたくないと明言しております」の部分にちょこっと「そう言ったよね?二人とも」もたいなダメ押しを感じないわけではありません。
メーガンは人種差別被害者?
まさか、こうくるとは思わなかったけど、メーガンがイギリスが嫌だ、王室が嫌だと思う理由に「黒人だからと差別を受けた」「女性だからと性的差別を受けた」というものがあります。
すでにメーガンは「チームメーガン」を結成してマスコミを取り込むべく印象操作をしようとしてて、前面に押し出すのが「私は人種差別被害者」というイメージなんですね。
アメリカなどではこの作戦がかなりうまくいっているようですし、日本でも三浦瑠璃が「私もこの人種差別を知るまではメーガンが悪いと思っていたけど今は違う」と言ってます。
でも、イギリスの報道では「決して人種差別云々が上級王族引退の理由ではない」と言い切っています。
絶大な人気を誇ったダイアナの息子としてウイリアムとハリーは国民から最も愛され、大事にされてきた王子達だった。
ウイリアムはハリーとメーガンの結婚に反対。国民の多くも「メーガンは王室に合わない」と思っていたけどハリーの為に最大級の祝福をしたし、どこへ行っても人気だった。
だけど、メーガンの王族らしくない振舞や豪遊は批判されてしかるべきだ。
メーガンがハリーを操っている様子は見るに堪えない
って事らしいのです。デーブ・スペクターによると、ハリーはカナダやアメリカには友人や知り合いがほとんどいない。でもメーガンの為にいずれはトロントからロスへ居住地を変えようとしている。なぜそこまで妻は夫にさせるのか。
それが「愛」と言えるのか・・・・ということ。
メーガンの上昇志向は王室を踏み台にしてスーパーセレブになること
メーガンは「SUITS」に出演したとはいえ、女優としてはB級であったという話。
しかし、ハリーと結婚したことで「王族」になり、ハリウッドのセレブ俳優や女優達と知り合いになったし友達にもなれた。サセックスロイヤルという肩書を持ってさえいればジョージ・クルーニーでも誰でも自分の下に入ると思い込んでいるようです。
ハリウッドへの郷愁も強く、有名なテレビキャスターと独占契約を結んで、もし王室が自分達を追い出すような結果になったら全て「暴露」する準備は出来ているといいます。
何を暴露するって、それは「人種差別された」「性的差別を受けた」ということですよね。
王室はそれを恐れて強く出られないのではと言われています。
でも、ダイアナがテレビで暴露したのはチャールズがカミラと結婚前から付き合っていて、結婚してもやめなかったという事実、そして自分もまた浮気をした事実です。女王は味方になってくれなかった事も事実でしょう?あの時はダイアナに分があったと思うけど、今回はそうは思いませんが。
ハリーがメーガンのいいなりになる理由
それは「愛する母を父親は大切にしなかった」「女王が母を切り捨てた」というトラウマによるものと言われています。自分は絶対に妻を守る、妻を一番に考えるという信条。
そしてハリー自体が「反王室」的気質を持っていることです。
本当の愛は、妻が「妃」として国民から支持されるよう、批判されないようにきっちりとしきたりや役割を教えることだと思うのですが、そんな事をしたら離婚されてしまうと思っているのでしょう。
この心の流れは徳仁親王そっくりです。
妻に好きな時に起きて好きなことして好きな時に寝る生活をさせたい
と徳仁親王は思っていたようですから。今も「雅子は本当に頑張っている」と応援し続けてある種の国民層をしらけさせている。
ハリーに至っては、ディズニーのCEOに自ら営業をして映画の吹き替えを勝ち取るまでやってしまいました。
でもそれ以上に女王もチャールズ皇太子も、ダイアナの件でハリーに一種の罪悪感を持っているというのはあると思うんです。だから今回は「支持」を打ち出したのかもしれません。
しかし、イギリスは貴族階級もあり、保守層によって王室は支えられているわけですから、女王自らフェミニストになってしまうと王室崩壊の危機になるのです。
いきなりインスタグラムで発表した理由
年明け。チャールズ皇太子に「もっとカナダで生活したい」とハリーが言うも、皇太子は「よく考えなさい」と言った。
上級王族から離れたいと言ったハリーに「もっと考えなさい」といい、「女王と面会を」希望するハリーに「自分を介さないと女王は話を聞かないから」と答えた。つまり、チャールズ皇太子はのらりくらりとかわしていたのです。
それに怒ったハリーは
インスタ発表10分前にチャールズとウイリアムに「これから発表する」と宣言。
女王陛下は報道で知る
発表がキャサリン妃の38歳の誕生日前日という当たり屋をやってのける
そういえば、日本でも徳仁親王が「人格否定発言」をいきなりやっちゃって、大騒ぎになった事がありましたね。当時の天皇は何がなんだかわからない。誰に言ってるの?自分?宮内庁?さっぱりわけがわからないといい、秋篠宮は「せめて一言陛下に相談すべきだった」と批判しました。
日本ではその後「皇太子さまは雅子さまを守った」と大絶賛する報道と僅かながら「皇族が誰かを非難していいのか」と言った報道がありましたが、結果的に結末がなく今に至っています。
ハリーの行動に、真っ先に怒ったのがエジンバラ公とケンブリッジ公爵。チャールズ皇太子は負い目があるのか「助けたい」女王は精神的ショックを受けたということです。
考えても見て下さい。
女王陛下は93歳。エジンバラ公はすでに公務から完全に引いています。
チャールズ皇太子も70代。カミラ夫人もそう。
ヨーク公はスキャンダルで陰の存在に。
そうなるとケンブリッジ公爵夫妻とウェセックス伯爵夫妻しかフットワークが軽い人はいなくなるんです。ジョージ王子が成人するまで人手不足に陥るイギリス王室。
王位家継承権の順位が下がるからどうのとか、堅苦しいからどうのって行っていられないんですよね。
今後のハリーとメーガン
ハリーはベッカム夫妻と親しく付き合っていたが、メーガンのせいで絶交。
二人はカナダとイギリスを行き来する一方でトロントに一時定住し、最終的にロサンゼルスに移住。
莫大な遺産を相続したハリーはチャールズ皇太子からの援助も受けつつ、「ハーフ王族」として警備も手厚くされてアメリカでグッズ販売・本を出版・講演会などで稼ぐ。
しかし、イギリスでは王族が商取引することを禁じている。いくらサセックスロイヤルを商標登録しても実際に営業出来るのかどうかわからない。
メーガンはスーパーセレブとなってハリウッドで威張り散らし、ハリーは孤独を抱えて子育てに専念?
日本のネットではハリー達を攻撃しても雅子さんは擁護し、「眞子さまもハリーみたいになるんじゃないの?」とあざ笑っています。だけど、夫を言いなりにして自分の我を通し、王室と皇室の権威を踏みにじった点ではメーガンと雅子さんは同等です。
そんな「ならず者王族(イギリスタブロイド紙)」のしりぬぐいをしているのは、秋篠宮家だという事に国民が気づかない・・・ほんとに愚かな国民だと思います。
私も若い頃はフェミニズムに酔っていたことがあります。
男女雇用機会均等法世代ですから、男女平等主義というのは正しいと思って来ました。
障害者を差別したり、人を肌の色で差別したりしてはいけないと思っています。
家柄や血筋だけでその人を判断してもいけないし、学歴や職歴で人を判断してもよくないと思います。
だけど・・・・最近、思うのです。
ディズニー映画に黒い肌は似合わないし、おかしいって。
ルーツが違うのになんで?って正直思う。ドラマを見ても金髪碧眼は憧れちゃうな。でも1970年代に比べて純粋に金髪の人、減った・・・純粋に白人顔の人、減った・・・連続ドラマで主要キャストが一人減ると代わって入るのが・・また黒人かあ・・・とか、上司役は必ず黒人だけど純粋に黒人顔も減った・・・って。
外国人の私から見ると、画面が地味に感じるのよ。いっそ「エンパイアー成功の代償」みたいに黒人しか出ないならその方がすっきりするんだけどね。
肌の色が違うということはルーツが違うのであって、それを無理やり「いや、同じなんです」っていう方が間違ってないか?
個人としては男が男を愛してもいいし、女同士で愛し合っても構わない。でも、国家レベルでそうなったらその国は亡ぶよね。
男女平等だから共稼ぎ推奨だからって女性が男性化して働き始めたらその国は亡ぶよね。
今の若い人は「日本なんか滅んでも全然平気」と口にします。「愛国心?ないない。そんなの」
って言います。それは実は日本と言う国に守られているからこそできる発言だと知らない、無知がそうさせているのです。
世界的にそんな「自由」と引き換えに国家を滅ぼしていいのか?と静かに考える人達がいることも確かです。
アメリカのドラマ「ハンズメイド・テイル」は女性にとってめちゃくちゃ差別的で残酷なストーリーなんだけど、こんな風になる前に何とかする方法はなかったのか?近未来はこうでもしないと国家を維持出来なくなるのか?と考えさせられるドラマです。
話が脱線しちゃった・・・・・ごめんなさい。