みなさーん、ゴールデンウイークはいかがでしたか?
そういえば去年は10連休でしたっけ?あの時から令和が始まっちゃったんだなあと・・どんな悪いことが起こるんだろうと思ってたらこれですよ。
究極ですよね。でもこれが底じゃないかもって所が恐ろしいんです。
思えば平成からこのかた、私達は様々な歴史の一証人として生きて来ました。
これでもかっと来る災厄を黙って受け止め、あるいは涙を流し。その間、アレラの方々は笑顔で一杯でしたもんね 正直、トランプと英語で話したからって何だっていうんだよ!って感じです。今更ながら。
さて、10万円給付の申請書が配られたり、役所に置いてある申請書をお持ちになったり、様々なことをされてるでしょう。
今週になって突如増えたのが、「マイナンバーカードの更新」「暗証番号再設定」です。
マイナンバーカードをお持ちの方はわかると思うんですけど、このカードは基本10年間有効。だけど、作る時に暗証番号4ケタと6桁以上のものを設定したと思うのですが、その6桁以上、つまり「電子証明の暗証番号」の有効期間は5年で、これが近づいた人達はみな、国から「更新してね」のお手紙が届くのです。
マイナンバーカードの有効期間は10年(20歳未満は5年)
電子証明(6桁以上の暗証番号)の有効期間は5年
では、この電子証明の暗証番号は何に使うのでしょうか?
・・・はっきり言って、マイナンバーカードを作る時に説明されても、多くの人はチンプンカンプンだったと思います。私が働く地域は老人が多いので特に言われた通りに書いて設定してというような事で精一杯。
それで「終わった」と思っている人が沢山います。
だけど、マイナンバーカードは身分証明だけに使うのではなく、4ケタの暗証番号をコンビニで使う事によって印鑑証明や住民票、一部戸籍までとることが出来る、大変便利な機能がついているんです。
しかも転出の時は転出証明書がいらないという便利さもあります。
そして6桁以上の方は、マイナポータルで確定申告する時に使います。
この機能は後々、保険証やポイントと紐づけする為に国としてはぜひとも設定して欲しい暗証番号なんですね。
なので、カードの申請書には、本当は「電子証明はいりません」とチェックする所があるんですけど、そこは突っ込みがない限り特別説明しないわけ。
勿論、交付の時に「電子証明なんかいらない」っていう人もいたのです。
でもそれでも当時は一旦設定して、5年経過したら自動的に消えますみたいに言ったり、あるいは引っ越しすると消えちゃうので再設定するかどうか聞いて「いらない」と言われればそれまでなんですよ。
でも、とにかく5年後の今、「更新」お手紙が来て大慌てで役所に駆け込んでくる人が絶えないのです。
有効期間は10年じゃなかったの?電子証明って何?設定した覚えないし。みんなそんな事をおっしゃるわけですが、いやいや書いたでしょ。6桁の暗証番号。書いたけどそんなの覚えてるわけないじゃないの・・・と言われる事もしばしばで。
公務員とその家族がマイナンバーカードを作ることをほぼ強制されており、そして更新もありってことで、結構忙しい。
それに加えて「10万円給付申請」ですよ。
10万円給付申請書は世帯ごとに書く
世帯主の本人確認できるもの(免許証・保険証・年金手帳・パスポート等)のコピー
世帯主の口座のコピー
これを封筒に入れて切手貼って投函するか、お役所に直接持って行くか。
ただそれだけなんです。
なのに、マスコミがとんでもないミスリードをしたせいで、窓口はカスハラ増加状態に。
何が起きたの?と思ったら、みなさん「マイナンバーカードがないと申請出来ない」と思っているみたいなんです。
それで「暗証番号がわからなくなった」「電子証明を更新しろ」って殺到した結果、全国的にサーバーがダウンしちゃった。
「今日しかこれないから来てやってんだろがっ!さっさと更新しろ!こんな手紙を送りつけやがって」
概ね、このような事をみなさんおっしゃり・・・平謝りで説明しても聞く耳持たず。
そりゃあ、普段、確定申告をマイナポータルでやってる人はオンライン申請をやりたいと思うでしょう。しかし、暗証番号を何度も間違えてロックされちゃった。そういう人も多いのです。
マスコミは言います。
役所の窓口がオンライン申請の人で密に本末転倒か
と。いやいや、10万円給付はオンライン申請でと言ってるのはマスコミじゃないの。そりゃオンラインの方が早いかもしれないけど、給付の期間にそれ程差があるとは思えないのね。
それに、普段マイナポータルを使っている人はともかく、家にパソコンがない人もいるでしょう。役所ではマイナポータル機器を貸してくれるところもあるので、それで人が殺到しているという部分もあるんじゃないかと思います。
また、
IT後進国の日本は今時紙の申請書を書く
と。でもパソコンやスマホからしか申請出来ないとしたらそれはそれでマスコミは「個人情報がーー」っていうんじゃないの?
何をどうしても国を悪く言いたい人達がいる。だから相手にしても仕方ないと思うけど、間違った情報に振り回されて「オンラインじゃないとダメなの?」
「マイナンバーカード持ってない」等々、しなくていい質問の為に役所に来る人も多いんですよ。密にしているのはマスコミではないかと私は思います。
確かに、配られている申請書の説明書もちょっと不足点があり、お年寄りなどは「保険証に免許証に年金手帳もないと申請出来ないの?」と聞いて来たりする。でも何より勘違いしやすいのは「マイナンバーカード」って書いてあるからなんですよね。
絶対にマイナンバーカードがないといけないわけでもないし、暗証番号が必要なわけでもありません。要は顔写真がついている部分をコピーして貼り付ければそれでいいのです。
一日に同じ説明を何度したかわからない程、役所から来る紙は説明不足の点が多々あります。そして窓口で、口下手な職員にあたってしまったら、それこそ何を説明されているんだかわからないことも。
使いこなせば便利なマイナンバーカードなんですけどねーーでも、人って人生の中で住民票や戸籍や印鑑証明をとる必要性がある時期ってそうそうないじゃないですか。いらない人にはいらないのです。
私などもインターネットバンキングに手を染めて(?)以来、ありとあらゆる所で暗証番号が必要になっています。
携帯一つとってみても、IDと暗証番号は必須ですよね。
今時は英数字合わせて6桁以上が普通ですし、だから新しいのが増える度に記録して持っている事にしています。
70代以上の人にそれをやれとは言わないけど、せめて自分が作ったマイナンバーカードの暗証番号程度は覚えておいて下さいな。
窓口に来て「暗証番号教えて」と言われても教えられるわけないでしょう・・
結果的に再設定する為、あれこれ「紙」に書いて貰わなくちゃいけなくなるんですものね。
そうそう、学生に給付金10万という話題も出ていますが、彼らの本人確認は保険証だけで大丈夫なんですよね?なんせ学生証を貰ってない人が多いので。でも学生という証拠は学生証でしょう?
年金の免除申請のように期間限定で「後で学生証のコピーを送って」って話になるんでしょうかね。そこらへん、国はどう考えているんでしょう。
うちのルドルフも生徒手帳貰ったけど写真がないから可哀想に・・・