雑談の日もあってもいいよね。書きたいこと書いちゃうから。
マスクが重荷
世間では「マスク警察」なる者が幅を利かせているらしい。マスクしてないだけで怒鳴ったり追い出したり。かえって飛沫が飛ぶんじゃないかと思います。
「お前のような奴がいるから病気が流行った」とか言うんでしょう。
私、直接言われてはいないけど、ここ数日あまりに暑くて息苦しいので外ではマスクを外していたら白い視線を感じてうんざりしてしまいました。
1月くらいからずっとぜんそくが治らず、咳をしないように頑張って薬飲んで吸入しての生活なんですけど、暑くなったらとにかく息苦しい。気道が狭くなっているからマスクをすると苦しいんだなと。それでも職場では一日中しているし、バスの中でもつけています。だけど、自宅からバス停までの僅か数分だけは・・・と思って外していると白い視線を感じるんですよね
我が家の姫などは几帳面なので「ママ、マスク外さないで。頑張れ」っていうけど、空気が欲しい、酸素がーー状態になる事もあるんですよ。
だから都内には出ていないし、自宅と職場の往復だけだけど、それでもこんなに「圧」を感じながら生活しないといけないなんて。
べらべら喋ってるわけじゃないし、叫んでもいないんだけどなあ。
バスなんかもエアコンつけつつ窓開けてるから、雨が降りこんで来たりするし。それも我慢しなくちゃいけないのかしら。
「ハケンの品格」&「BG身辺警護人」「由利麟太郎」
やっと始まった春ドラって感じですけど、
「ハケンの品格」・・・14%なんですって。初回が。で、賛否両論だそうで。何でも13年前と全く見た目が変わらない大前春子に驚きと称賛。だけど「ちょっと違うかも」って思うらしい。その気持ち、わかる。
ハケンを取り巻く環境が13年前と随分変わっています。大前春子は13年前も今も独身だから3ヶ月しか会社にいなくてすむ。その「変わらなさ」が理解出来ないって事ですよね。13年前には何をやっても「すごい」だったけど、もし、大前春子が結婚して子供がいたりしてシングルマザーだったら同じことが出来たか?と思ったりするわけ。
「お時給」も当時は高かったけど今はどうなの?とか。
一番気になったのが、彼女のコート。
バブル時代のような厚手のポンチョ風コート。バーバリーかしら?って思ったわ。ああいうの好きだったけど40過ぎの女性には重くて硬くて着づらいんじゃないか?と。そう、13年経てば誰でも歳をとるって事が描かれていないのですね。
「BG-身辺警護人」はキムタクがおじさん化する事で17%を叩き出したと言われていますが、その通りかも。
息子に「えー?退職ってどうするんだよ!」と叱られ、決してヒーローじゃなくてとりあえず一人で頑張るしかないって姿がいいのかなあ。石原裕次郎化しているキムタクですが、本当にこの人はいるだけでスターだなあと思います。
個人的に注目しているのが「探偵・由利麟太郎」で吉川晃司&志尊淳のコンビを堪能させて頂いてます。
横溝正史原作のこのドラマは、背景がレトロで実に私好み。
ストーリーはそんなに小難しくないけど、全体的な様式美がいいなと思いました。
手越祐也の退所には寂しさを感じるかな
ついに手越祐也がジャニーズを退所してしまって。ファンじゃないけど残念。
あのめちゃくちゃ明るい髪と顔は画面で見ててほっとするんだよね。
ド生意気で俺様風で女好きで・・・って、それが彼の真の姿だとしてもそれがなんだ?って感じです。確かに自粛期間中にあれこれやっちゃったのは悪いかもしれないけど、週刊誌の言いなりに事務所が判断を下した。つまり、実はグルだったんじゃないか?と、私は思ってます。
いいリストラ対象だったんでしょうね。
あっさり「イッテQ」も降板ですけど、手越が画面から消えたら寂しいと思う。共演者は「ざまあみろ」って思ってるかもしれないけどね。
国策っぽいなーーと思う中国ドラマ
どなたかのコメントに「中国に礼儀なんかない」とあり、そうだとは思います。でもそれはあくまで「中国共産党」には礼儀がないのであって、清から遡って行くごとに「お辞儀の仕方」や「序列」まではっきりと「礼儀」があったことがわかります。
現日本人の方がお辞儀の仕方がわからなくて朝鮮風になってしまったりしてますけど。
そもそも中国大陸の各王朝の「礼儀」というのは「相手に礼を尽くす」というものと、「きつい体勢を取らせることで相手を服従させる」という意味があったようです。
地面に頭をすりつけてお辞儀したり、スクワットみたいなお辞儀もありますしね。
満州族の女性なんて頭に大きなかつらをのっけて歩くから、常に女官の手を借りないと立ったり座ったり出来ません。
面倒なことをやってたのねーーと思いつつ、それくらい着飾らないと後宮では生きていけない。その点、日本の皇室には「装飾品」というものがなく、儀式のとき以外は自然体ですから随分楽です。
奈良時代までは「唐」にならった服装だった日本が平安時代になると「国風」に変わる。
椅子に座る生活から「座る」文化への移行は大きいことだったんだなと思います。
元々、中国史劇には「ドラマという形を借りて政府への批判をする」という歴史があります。
「陳情令」や「霜花の姫」などに出てくる「何が正義なのか」「悪と呼ばれているものが本当に悪と言えるのか?」というメッセージはおのずと人々の心に突き刺さっていると思うんですけどね。
また、「これって国策っぽい」と思うドラマもあります。
まだ途中なんですけど、WOWOWで放送されている「大明皇妃」というドラマです。
これは民の永楽帝の時代の話。永楽帝って結構残酷な人で‥云々。それはいいんですけど、彼が園遊会を開き、そこに世界中から人が集まって来るというシーンがありました。
インドや朝鮮、そして日本(笑っちゃう)そして、何と日本の武士が永楽帝に朝貢しているんですね。「足利尊氏にこちらに来て話をせよと伝えよ」なんてセリフがあって。
おいおい、それはあまりに違うでしょ。
また、モンゴル系の部族などが「元々領土だった所を割譲して」と要求するのを突っぱねたり。見てて「ああ、これって一帯一路を正当化する為のシーンなのか」と思い、ちょい不愉快に。臣下扱いされている日本を見るのも嫌でしたが、普通に着物着せれば日本ってそれはあんまりじゃないか?と。
もう一つが「大唐見聞録」(前にも書きましたね)
主人公が現代から唐の時代にタイムスリップして、自分の先祖になっちゃった。ただの発掘チームの青年だったのに、唐に行った途端、輸血はするわ、塩をつくるわ。まあ、ぶっちゃけファンタジーとして面白いのですが。
ここで、唐と突厥が一触即発の事態になり、山東地方は飢饉で大変なことに。通常は「戦をせずに何とかしよう」とストーリーを作りそうですけど、この主人公はわざわざじゃがいもを作って山東の飢饉を救いながら、競売で戦争資金を集めるんですね。
山東貴族のおじいさんが、自分の領地の為に「戦を強行しようとする皇帝は暗愚」と言って責めるのですが、なんとこの主人公は堂々と「戦争には賛成」って言ってしまうのです。日本人であればたとえタイムスリップしても絶対に言わないセリフですが、こんなドラマでさらりと言えてしまう程、今の中国は「強い」という自負があり、尚且つ、他部族はみな「中国のもの」と言えてしまう。
世界の覇者たらんとする中国の「本音」が透けて見えます。
検閲を突破するには「国」として強さをアピールしないとダメなんでしょうね。
中国ドラマで勉強になったことー花の名前とか漢詩とか
前回も書いた「宮廷の諍い女」ですが、このドラマには漢詩が沢山出てきて、皇帝と妃が漢詩を使って会話するというシーンが出てきます。
日本も平安時代、和歌を使い会話していましたよね。中宮定子と一条天皇は漢詩が得意で、二人で作り合って楽しんでいたとか。そういう教養ある会話って憧れなんですけど、今じゃなかなか出来ません。
で、このドラマには花の名前が結構出てきます。
その中でも印象的だった花の名前。
・紫微・・・「しび」と読みます。まさに光明皇后の為に作られた紫微中台の紫微なんです。学校では暗記の一つとして習う言葉ですが、いわゆる皇后の為の政治・軍事機関として藤原仲麻呂が設置したものです。紫微の意味は「天帝の住む場所」という意味があります。何だかぞっとしませんか?民間出身の皇后の為に「天帝の住む場所」と呼ばれる機関を作ったんですから。
それはいいとして、これは花の名前でもあり、百日紅(さるすべり)のことなんですね。
夏に鮮やかな色で咲くこの花は、私も大好きなんです。夏の女王って感じがします。
それが中国では「紫微」と読むんですね。
・合歓・・・「ごうかん」と読みます。ドラマの中では「男女が会って喜びを共にするという意味がある」ということで象徴的な花ですが、日本でいうところの「ねむの木」なんです。
すでにご存じの方がいたらごめんなさい。
それと、あのドラマでは「夕顔」も大きな役割をしてまして。
「源氏物語」で夕顔の君は市井に住む謎の美女でしたね。
つまり、あまり位の高い花ではないようです。ドラマの中で夕顔の花をあしらった服を「こんなもの」っていう妃がいたりしますが、夕方から咲いて翌朝にはしぼむ夕顔のはかなさが、遊女のように見えたのかなと。
「花」がこんなにドラマの中で意味を持つものだなんて思ってなかったなあ。いつの間にか風流を忘れちゃったかも。