秋篠宮殿下 お誕生日おめでとうございます
これからもお健やかに
秋篠宮殿下 47歳に 記者会見全文
今年一年の感想
殿 下; 今,お話がありましたように,今年はロンドンで行われたオリンピックで多くの日本の選手が活躍をし,
また,10月には山中教授のノーベル賞(受賞が)決定したと,とても明るいニュースが多くありましたが,一方で,
豪雨による災害があったり,また,東日本大震災から1年8か月がたってもまだ完全に復興するには相当な時間が
掛かるという現在の状況があります。
そのような中で,私のこの1年で印象に残ったことを挙げますと,
例えばこれは春だったと思います。
3月でしたか,東日本大震災の被災地の宮城県から100名以上,小さいお子さんから高齢の人たちが,
今まで支援してきた人に対して,「ありがとう」との意を伝えたいということでミュージカルを上演してくれました。
私たちも,(妃殿下を振り向かれて,確認されるように)佳子もでしたか,その催物を鑑賞しに行ってまいりましたけれども,
被災者の人たちが元気に歌って踊って,ミュージカルを演じてくださった姿を見て,とてもうれしく思いました。
そしてそのことが強く印象に残りました。また,同じく震災に関連することでありますけれども,これも春ですが,
東北地方で被災した文化財を展示する会があり,私たちも,(妃殿下を振り向かれて,確認されるように)眞子も行ってきましたね,
行ってまいりました。
それぞれの地域の宝である文化財が多く失われたわけですけれども,幸いに救出された物をできる限り前の状況に
戻すべく様々な機関が作業に当たっているわけです。
私がおります山階鳥類研究所も,救出された鳥の標本ですね,鳥類標本の修復のお手伝いをいたしました。
これは私にとりましても,鳥類研究所にとっても,そのようなお手伝いをすることができたことは大変良いことだなと思っております。
また,今年は海外の訪問としてはアフリカのウガンダに二人で行ってまいりました。
アフリカを二人で訪問するのは(妃殿下をご覧になって)初めてになります。
外交関係樹立50周年の機会でありましたけれども,現地においてムセベニ大統領始め多くの人たちに
温かく迎えていただいたことを大変うれしく思いますとともに,例えば,稲の栽培技術であるとか,品種の開発など,
また,(ウガンダが)独立したのが50年前ですけども,それから早々に現地で創業した(日本)人たち,
その他様々な日本人が関わっているということを改めて認識しました。
そのことは大変強く印象に残っておりますし,またナイル川の源流を訪れたり,期間は短かったのですけれども,
ウガンダの自然に触れる機会を得ることができたことは大変良い思い出となりました。
両陛下始め皇族との交流という話がありましたけれども,本年も私たちの長男がいつ頃からですか,
(妃殿下を振り向かれて)初夏ぐらいからですか,夏ですか,御所に行ったのは。
妃殿下; (殿下を振り向かれて)初夏でしょうか。 殿 下; 初夏ぐらいからですか,相変わらず虫取りが好きなものですから頻繁に御所の方に出掛けまして,その時は私たちも一緒に行くことが多かったわけですけれども,そこで両陛下と私たち3人,
かなり多くの時間を過ごせました。(妃殿下を振り向かれて)あと葉山もありましたね。
妃殿下; (殿下を振り向かれて,うなずかれながら)そうでございましたね。いつだったでしょうか。 殿 下; (妃殿下を振り向かれて)9月でしょうかね。一方,皇族同士の交流ということも今,質問の中にありましたけれども,確かに行事などがあるときに待ち時間とかに話をする機会はありますし,また,
この赤坂御苑の中を散策しているときにそこで会って立ち話的なことをすることはあるわけですけれども,
全般的に言うと交流という意味では私はそれほど多くないと思います。(妃殿下を振り向かれて)でしょうね。
妃殿下; (殿下を振り向かれて)はい。ふだんのお務めもございますし,時間的にも限られておりますのでしょうから。 震災に関するお話が出てきた事は素晴らしいと思います。両殿下はいまだ、被災地に心を寄せておられ、またそのエピソードが具体的に出てくる所がどこかの宮とは違うという事でしょうか。
両陛下とのエピソードは具体的に出てくるけど、他の皇族との交流はそれほど多くない・・・・これは暗に東宮家
との事を言っているのだなとお察しします。兄弟でも「立ち話」程度。これはもう完全に諦めたなーーという印象です。
記者団も東宮家との交流についてはしつこく聞いていませんし。
静かにスルー?
お子様方について
殿 下; 長女の眞子は,今,スコットランドの方に行っており,それほど頻繁に連絡を取っているわけではありませんので, 向こうでどういう生活をしているのか,私はそれほどよく知っておりません。何か連絡があるときだけ 簡単なメールを打つくらいで,簡単な返事が来るくらいですけれども,恐らく現地にて楽しく有意義な時間を過ごして くれているのだろうと思います。 先月,21歳の誕生日であったわけですけれども,娘からもらった連絡では,その機会に,誕生日の前後でしょうか, 何回かあったみたいですけれども,お友達が誕生パーティーのようなことをしてくれたと言って喜んでおりました。また,次女の佳子ですけれども,今,高校3年生です。どの高校3年生も忙しい時期だと思います。
そういう忙しい時期ではありますけれども,その中で,例えば,秋などは,あれは学園祭と言うのですかね。
(妃殿下を振り向かれる。)
妃殿下; (殿下を振り向かれて,うなずかれながら)学園祭・・・。 殿 下; 学園祭とか,幾つかの行事があって,それに(妃殿下を振り向かれて)何と言うんでしょうね。 妃殿下; (殿下を振り向かれて)参加する・・・。 殿 下; それに参加することをとても楽しみにしておりましたし,恐らく彼女も有意義な高校生活, 最後の高校生活を過ごしているのではないかと思いますけれども,私は余り子どもの学校のことをふだん 聞くことはないので,(妃殿下を振り向かれて)どうでしょうね。 妃殿下; そうでございますね。(とお考えになる。)先に長女の眞子の方からお話をさせていただきます。
宮様と同じように,私も連絡を頻繁に取っておりませんが,この夏からエディンバラ大学に短期留学をしておりますが,
エディンバラに着きましたのは8月の下旬でございまして,その時はちょうどエディンバラ・フェスティバルが
開催されており,音楽や舞踊などの芸術を鑑賞する機会に恵まれました。
その後9月から大学が始まり,長い歴史と多様な文化を持つこのエディンバラの街で友人らと有意義な
大学生活を送っているようで,うれしく思います。
殿 下; (妃殿下をご覧になって)余り細かいところは分からないですね。何といってもね。 妃殿下; (殿下にお尋ねになって)ふり返りますと,いかがでしょう。宮様が留学されていたとき, いろいろと大学でのご講義やその他のご活動がございましたでしょうか。 殿 下; (妃殿下をご覧になって)ありましたね。 妃殿下; (大学での様々なご活動で)時間の余裕がなくなってくることもございますでしょうが,これから迎える冬, そして春の季節を元気に過ごしてくれればと願っております。また,次女の佳子についてでございますが,高校3年生で,この秋も高校最後の運動会,そして文化祭に参加しました。
最終学年も半分が過ぎましたけれども,友人らと共に充実した日々を過ごしていると思います。
娘二人の中学,高校,合わせて9年間,学校の行事を参観してきましたが,
学校で娘たちの様子を見ることができ,
また,私自身が同じ学校に通っておりましたので,その頃のことを懐かしく思い出す機会にもなり,
こういう機会もあともう少しと思いますと,時の流れを強く感じます。
今年の夏は次女の佳子は私たちと一緒に全国高等学校総合文化祭で富山県を訪れ,高校生の文化活動を
見せていただきました。
また,宮邸ではパラグアイやブラジルから長時間かけて訪日された生徒,学生の皆様とお会いし
,親しく交流いたしました。このような経験を始め,進路のことなど,将来に向けて自分の考えをまとめる機会として
大切に過ごしてほしいと思っております。
殿 下; もう一つ,今後の公的な活動についてというお話がありましたけれども,やはり以前にもお話をしましたけれども, 私としましては,これは娘たちにもよく言っていることですが,せっかくそういう機会を頂いているわけですので, 一つ一つを大切に思いながら務めてほしいと申しております。(妃殿下を振り向かれる。) 妃殿下; 私も,長女は大学生,次女は高校生として学業を大切にしながら,また,様々な経験を通して広い視野に立って 考えられるよう,そして与えられた務めをしっかりと果たせるようになることを願っております。 殿 下; 長男の悠仁の様子ですけれども,先ほどもお話ししましたように,昆虫好きは今でも続いていて, 休みの日などにはよく捕虫網を持って虫取りに出掛けています。 一方で,最近は折り紙にも関心を示しています。(妃殿下を振り向かれて)動物ですか。 妃殿下; (殿下を振り向かれて)様々な動物に挑戦しています。 殿 下; (妃殿下をご覧になって)そのほか何かありますかね。 妃殿下; そうですね。折り紙の中で。(とお考えになる。) 殿 下; 折り紙のほかにも。あとあれですね。(妃殿下を振り向かれて)あれはどういう物なんですか。 クラフトみたいな感じですね。(妃殿下うなずかれる。)例えば切って組み立てると恐竜が出来上がるというようなものも ありますけれども,そういうのも関心を持って,手を使って作るということが今非常に興味があるような感じがいたします。 妃殿下; ほかに興味があることを今,考えておりましたが,最近は自転車に乗ることが多くなりました。 主にこの御用地内になりますでしょうか。私たちも自転車に乗って一緒に出掛けることもありますし, 次女は高校3年生なので余り余裕はございませんけれども,悠仁が「行かない?」と誘って,ちょっと運動がてら 自分の姉と一緒にサイクリングをしていることもございます。今はヘルメットをかぶりまして, そしてここの(秋篠宮邸の)玄関を出ますとすぐ坂道がございまして,その急な坂道を上り,ちょうど今の季節は ムベの実が実っている道を通り,また砂利道を走り,自転車の小さな旅を楽しんでおります。屋外だけではなく,部屋の中でも乗り物遊びをしております。
外出したときによく見かける道路標識や車,歩行者の信号などに関心を持ちまして,家に戻りましてからそれを
紙に描き,そして立体的に作ってそれをいろいろな所に置いたり貼ったりしながら,
子ども用の小さな車で両足でけりながらハンドルを動かして,時には勢いよく動きまわっております。
このような遊びも今年,新しく加わりました。
また,幼稚園のことになりますが,11月には約2週間にわたる幼稚園の秋のお休みがございまして,それが終わり,
今は木々の葉が綺麗に色づく園庭で友達と元気に遊んでおります。
幼稚園の年少,年中のときは組単位で過ごすことが多くありましたが,今年の春から年長組になりまして,
二つある組が混ざって幾つかのグループやチームを作り,遠足などの園の活動をするようになりました。
幼稚園最後の運動会では年長組が六つのチームに分かれまして綱引き,お遊戯,リレーなどに参加しました。
リレーでは走っている自分と同じチームの仲間を応援したり,また応援されたりしましたけれども,
組を越えて同じチームの仲間と思いを共有する大変良い機会になりました。
(殿下を振り向かれて)後はほかに・・・。(とお考えになる。)
殿 下; 私も運動会だけは見に行くのですけれども,年少組,つまり一番最初のときと年長組になった今年,その3年間で 随分子どもというのは大きくなるというか成長するものだなという印象を持ちました。 妃殿下; (殿下をご覧になって,お考えになりながら)そうでございますね。 年少のときは,運動会はどういうものかわからずに参加しておりましたが,年中になりだいぶ 運動会の様子がわかりまして,年長組では年少,年中の競技も楽しみながら,また保護者の参加する競技もありましたけれども, それも楽しみながら幼稚園最後の運動会を過ごしていたと思います。 殿 下; (妃殿下をご覧になって)よろしいですね。 妃殿下; (殿下を振り向かれて,うなずかれながら)楽しい1日(運動会)でございました。 殿 下; 質問の最後の方もう一度言っていただけますか。 幹 事; ご公務の話はしていただきましたけれども,結婚についてどのようなお話をされているのか, そしてまた悠仁さまについてはお歳の近い愛子さまとのふれ合いも含めてお願いいたしますという質問です。 殿 下; 結婚については,これはもう本人次第でこちらが何か言うということは今の段階ではありません。(妃殿下を振り向かれて)ですね。 妃殿下; (殿下を振り向かれて)はい。特に結婚について特に具体的にお話しすることはございません。 殿 下; (妃殿下をご覧になって)後,愛子さまとのお話。 妃殿下; 敬宮さまと悠仁のふれ合いでしたでしょうか。敬宮さまとご一緒するときは, 悠仁のほかに佳子が一緒のことが多うございます。眞子は今,留学しておりますので,敬宮さま,そして佳子, 悠仁の3人で楽しく過ごすことがあります。 来月に敬宮さまは11歳のお誕生日をお迎えになられますが,年齢が上がられますにつれて, 敬宮さまは,佳子とお話をされていることが多くなっているように思います。恐らく二人とも十代であり, そのような女の子同士のお話を楽しんでいるのではないかと思います。まず、眞子様の留学生活についてあまり細かい事はわからないとおっしゃってますが、それは当然ですよね。
一緒に行ってるわけじゃないんですから。ご夫妻の眞子様に対しての信頼の証なんだと思います。
ご自身の留学中の話・・・・これは思わず「殿下・・・イギリスにいても心は紀子ちゃん」だったんじゃないの?と
突っ込みを入れたくなりそうな。多分、一瞬、殿下の頭をよぎったと思います。
ご自分が早い恋をして結婚に至ったわけですから、本来は娘の結婚については何も言えないのですが、それでも
「考えておりません」というしかない・・・・悲しき父心が微笑ましい
佳子様に関しては、本当に面倒見のいい姫宮なんだなあと。悠様に「自転車乗って」って言われたら断れませんよね。
弟君に夢中な姫様が浮かぶようです。愛子内親王にとっても理想のお姉様なんでしょう。
進学の話が具体的に出なかった所を見ると、学習院を選んだのかもしれませんね。
両殿下ともに学習院出身である事で、学習院の行事は経験済み。それをお子様方と共有してきたわけですが
何となく「これが最後」的な言い回しで、「学習院とは縁を切るのかしら」と思いました。
悠仁殿下は将来に渡っても学習院には戻らないのかもしれませんね。
両殿下の場合、運動会エピ一つとっても具体的に成長の過程を分析しつつお話されて、お二人がいかにお子様方をよく
観察しているかがわかります。また周りとの調和を大切にされていて(これって当たり前なんですけど、東宮家の特別扱いが
すっかり当たり前に見えちゃって)幼稚園の行事等にも積極的に参加されている様子がうかがえます。
殿下は愛子内親王及び東宮家とのふれあいは「妻に任せて」状態なのか・・・・語りたくないのか。
透けて見えるものがありますよね。っていうか、紀子妃の方がよっぽど愛子内親王の母的なコメントを出してますよね。
東宮夫妻からは「漢字が・・・英語が・・」何々が出来るエピばかりですが、普通の10代の女の子の変化が具体的にわかる
エピが何もないっていうのが不思議です。