姫が働きだして以来、家族が揃って旅行というのはありえなくなりました。
大体はヨンジュナだけ連れての親子3人旅。
姫の仕事は今がかきいれ時なので、定休以外は休めず・・・という事で、今回は旦那が姫の休みに
合わせて夏休みをとり、日帰りで中禅寺湖へ
振り返ると、我が家と日光の付き合いは20年になります。
まだジュニアが1歳くらいの時に、奥日光へ行って以来、毎年のように夏休みは日光へ。
一時10年程中断していましたが、また復活。
何で日光・中禅寺?と言われると困るけど・・・・ただ単に私が好きだから
真夏でも涼しい気候、男体山という馬鹿でかい山と、大きな湖。
日光といえば江戸村と東照宮、さる軍団ですが、中禅寺湖の観光は?というと・・・華厳の滝くらいしか
戦場ヶ原を歩き、湯滝、竜頭の滝、観音滝、とハイキングや釣りには持って来いだしキャンプもいいよーー
秋は紅葉が綺麗だし?
でも、私のようなインドア派は歩くのも、めぐるも苦手
なのになぜ毎年行くのかという話ですよね。
やっぱり、単に湖と山が好きだから・・・・・としか
華厳の滝のしぶきに濡れていると真冬でも落ち着くし、湖の風景はいつまで見てても飽きず・・・・
本当は長いドレスに日傘さして本を片手に散歩したいような感じですけど、ようは本当の意味での「静養」をしたいのよ。
温泉入って本読んで、時々湖畔を散歩して夕食はゆっくり。あちこち回るんじゃなくて、ひっそりと。
それが「静養」ってもんでしょ?
でも、子供がいるとそうはいかないので
今回の旅の目的は「立木観音」
姫が酉年で不動明王を祀る立木観音は酉年の守り主。そこでおととしの厄年に入る頃から
毎年祈祷をお願いしているのです。
ゆえに、毎年お札を納めにいくわけで 当の本人は「めんどう」といいつつも、無理無理引っ張っていく状態。
今回も、朝9時ごろ立木観音についたんですが、あぶがぶんぶん飛んでおりまして。
中禅寺湖はあぶが多いんです 本当に多い。おまけに今はとんぼがぶんぶん。
虫嫌いの姫が、あぶに追われて「きゃあっ!もう嫌っ!刺されたら私、死ぬから!」と大騒ぎして泣く羽目に。
拝観料受付のおばさまには不愉快なされるし。
なので、しっかりと「どうか姫を落ち着かせて下さいませ」とお祈り。
ついでに愛染明王が祭られている所に。
ここは縁結びの神様で、あの「愛染かつら」の舞台。今は2代目の木が立っています。
そこでも「めんどう」という姫を無理無理引っ張ってお祈り。
「どうか上原謙のようなカレシに恵まれますように」と
今、笑ったでしょ? でも何気にすごいのよ。家柄よし金持ちで見目麗しい戦前のスターですもんね。
若大将なんて足元にも及ばないって
だから・・若大将ではなく、あくまで上原謙で。そういえば姫は田中絹代に似てるかも?(褒め言葉じゃなく)
それから湯滝へ行き、水遊び
今年は雨が少ないのか華厳の滝の水量も多くはないような。
いつも湯滝の下の川は水が一杯なのに、今年はちょっと少な目。なのでじゃぶじゃぶ川に入って遊びました。
旦那はヨンジュナに笹舟の作り方を教え、一緒に流したり 私もちょっと水に入ってぱしゃぱしゃ。
涼しい顔で遠くから眺める姫をどうやって水にひっぱりこもうかと考えたり。
竜頭の滝ではヨンジュナと旦那は車に残ってちょい休み。
私と姫は、茶屋で優雅にコーヒーを飲みながらおしゃべり
近くを歩いている外国人のお兄ちゃんに「YOUは何しに日本へ?」と聞きたい気分になった・・・けどやめて。
ゴージャスだったのはレストランかなあ
芸能人ががんがん来る所に偶然入ってしまい・・・・それで万札が飛び・・・「もうお金ない」と旦那に愚痴られ。
それでも頑張って遊覧船乗ったら爆睡し、「何の為に乗ったの」と言われ。(だって遊覧船ってよく眠れるのよ)
一刀彫のお店に寄り、お気に入りの茶器を見つけたけど高すぎて・・・でも、その代わり木彫りの素敵な小箱を買い。
夕方、湖畔の喫茶店で優雅にビール・・・が一番染み渡ったわけですが。
その喫茶店の目の前には「恋人橋」が。
縁結びの橋なんだそうです。何でも明治天皇が行啓された折に・・・云々。
ぼやーーっと湖を眺める幸せ。
ころころ変わる天気、空が明るくなったり真っ暗になったり、雲が降りてきたり霧がかかったり。
そんな景色を見ながら飲むビール(本当はワインの方がいいのかな)
やっぱ、来年も来ようと思った次第でした。