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愛子様が将来の天皇陛下ではいけないわけ  1

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 去年一年で東宮家の「ひどさ」というのはかなり染み渡ったかなという気がします。

それでもマスコミ偏向報道のおかげで真実が捻じ曲げられたままなのは残念ですが。

今年はよりいっそう「東宮問題」が国民にとって身近な問題である事を伝えていかなくては

ならないと思います。

どんなにむごい真実があっても、人と言うのは「自分には関係ない」と思ってしまったら

終わりだからです。

納税者として、日本国民として皇室がより身近になり、そのあり方を考えるのはいい事。

しかしながら、「女系派」の言うように「男女平等云々」に取り込まれてはならない。

その為にも、よくよく相手方の言い分を聞かなくてはと思うのです。

 

1月1日、新年祝賀の為に参内する東宮一家。雅子妃の顔が・・・本当に絵に描いたような

悪役ぶりでむしろ笑えるというか。

これが本当の「わが世の春」なのかもしれませんね。

第二ティアラをつけているのですが、だんだん古ぼけているような気がして。

立派なものも立派に見えない困った一家です。

新年祝賀の儀。

毎年の事ですが、朝、あれだけ正装して参内しながら新年祝賀の儀には出ない。

皇后陛下だってティアラをつけずとも、首や足の痛みに耐えつつもご出席になっているのに。

皇太子妃の脳内では「ティアラをつけなくていい皇后がいるなら、新年祝賀の儀に出ない

皇太子妃や皇后がいてもいい筈。だって私は病気だもん」となっているんでしょう。

皇后陛下はなんだかんだいって、雅子妃に言い訳を与えています。

 

 一般参賀の為に参内する皇太子夫妻。

雅子妃は随分元気そう。これでも「病気」だから祝賀の義はご欠席なんですって。

同じ服に同じブローチ。ブローチはもうこれしかないんじゃないの?と。

 秋篠宮夫妻。にこやかな紀子妃と憂い顔の

秋篠宮。上記の皇太子の表情と比べていかがでしょう。

  輝かしい眞子内親王。

 一般参賀の皇太子夫妻。

 紀子妃と眞子様。

一般参賀には佳子様が一般人と一緒にいらっしゃったそうで。

来年の見学だそうです。気づいた人、いたかしら? 眞子様ウォッチャーも多かったとか。

向かって下手の皇太子夫妻側が空いてたとも。

紀子妃のドレスだって10年物なんですが、少しも古く見えません。その違いは何でしょうね。

クリーニングの仕方?補正の仕方?

 夕食会へ行く秋篠宮家。

眞子様の着物は紀子妃が婚約時に身に着けていたもの。

佳子様は御地赤と呼ばれる着物。愛子内親王もそうでしたが、彼女は上に何やら

羽織っていました 毎回、何で羽織るのか不思議でしょうがない。

そして、娘が着物でも回りが着物でも洋服を貫き通した雅子妃なのでした。

年末、会員雑誌「選択」1月号に

「日本のサンクチュアリシリーズ
東宮 皇室危うくする雅子妃 」として論文が載りました。

会員制雑誌で、本屋さんでは買えないので広まり度は大きくないかもしれませんが

財界人や政治家が多く購読する雑誌に載ったという事は、大きな一歩でした。

内容は・・・

   remmikki様のブログでご確認を(無断転用をお許し下さいっ

 

でもちょこっと気になった事。

 神戸市の追悼式典、同行が発表されたのは出発前日。

式典前の遺族代表との面談は、直前に式典終了後に変更。

ホテルオークラでの昼食会も災害防止対策センター視察も欠席。

兵庫県警や応援の他県警は数百人規模の配備変更に追われた。

 追悼式典で涙ぐんだ雅子妃に関係者は「余程体調がすぐれないのだろう」と受け止めた。

   ところが部屋で皇太子と合流、エレベーターで降りてきた雅子妃は上機嫌で

   ロビーに詰めかけた大勢の市民には目もくれず、

   皇太子と笑い合いながら元気な足取りで出口へ。

   関係者はキツネにつままれた思いだったという。

 東宮夫妻の裏表は今に始まった事ではありません。しかし、ネットを見ない人には新鮮だったかも。

 

 東宮御所内部も改修のたびに天皇皇后が住んでいた頃の内装はどんどん変えられた。

   改修工事で東宮が皇族共有殿東邸に一時引っ越した頃、  

   天皇が長年愛用した古い机が粗大ゴミとして捨てられそうになっているのに  

   秋篠宮家関係者が気付き、密かに宮邸に引き取ったという。

 ああ・・やっぱり。これが活字になった事は大きいです。

   愛子内親王が生まれた時、秋篠宮家からお下がりになったベビーベッドやベビーカーが

   捨てられたとのうわさがあったんですよね。

   現に、悠仁親王の時は新調されて。浩宮達が使った皇室愛用の品が捨てられたって・・・まさかと

  思っていたけど、この文章を見ると「やっぱり」と思わずにはいられませんでした。

 

 進言すればクビが飛び、機嫌を損ねれば遠ざけられる。

   移り気な皇太子夫妻の周囲はイエスマンばかりとなり、

   御所内部は組織崩壊が止まらない。このまま皇位を継承 して、

   天皇・皇后という重責を果たせるのか。

 まさに言いえて妙です。まるで北朝鮮です。

 

皇室について語る時、竹田恒泰氏のように「恐れ多くも庶民が口出すするものではない」と

切り捨てるのは簡単です。

「天皇陛下は不可侵の存在。ゆえに自浄作用があるから大丈夫」と思うのも簡単。

「皇太子殿下は即位さえすれば立派な天皇になられる」と思う事も簡単・・・じゃないけど

よくある論調。

現実に、過去2000年の歴史の中ではトンデモ天皇は一杯いましたよね。

(好色・精神病・遷都ばっかりするとか・大仏作るとか・・・)

藤原氏を代表とする「外戚」が権勢を振るう事も珍しくはありませんでした。

だけど、日本において天皇家は滅びる事はなかった・・・・いわゆる「天皇制反対運動」など

起きなかったわけで。

蘇我氏がーー藤原氏がーー信長がーとはいっても、「天皇を倒そう」とまでは思わなかった。

その大きな理由は

 天皇は神道を司る存在であったこと

 天皇の権威を守っていたのが時の権力者

そして

 実害をこうむる庶民がいなかった事

だと思うんですよね・・・・・

天皇が好色でも、それは内裏の内の話。精神病の天皇は外戚が隠すとか退位させるとか。

まあ、遷都を何度もされて、その度に移動させられたりして大変だったとは思います。

また、大仏建立の際には多くの人手がさかれて・・そりゃあ大変だったかなあ。

だけど、それは「実害」と呼べるものではなかった事。

そのくらいの事で天皇への敬愛を捨てる国民がいなかった事は素晴らしいでしょう。

近代において、はた迷惑な皇族は結構いたと思いますが、それでも「迷惑」の範囲は皇族とか

華族の間だけで、庶民の生活に踏み込んでは来なかった。

 

ところが。

現在の「東宮家」の問題は、皇太子妃の「適応障害」を錦の御旗にして

ディズニーランド貸切状態にしたあの日から「実害」が発生したという点にあるのです。

「選択」にも書かれていますが、今や皇太子夫妻の警備は両陛下を上回る程だと。

皇太子夫妻が動くたびに各地で渋滞が巻き起こる。駅では人が止められる。

遊園地を貸切、レストランには子連れで閉店後まで居座る。

内親王が国民に苛められたと「告発」し、皇太子妃当たり前の役割を求めただけで

「国民の雅子妃苛め」などと報道され、全て国民が悪者になっている。

皇太子は、創価学会に通じ、特アに繋がりを持ち国益を損なう行為を堂々とやっている。

これが「実害」と言わずして何といいましょうか。

 

被災地訪問一つとってみても、何度もドタキャンして国民を振り回し、行けば大名行列で

渋滞を引き起こし、会う人にランクをつける始末。

これが「実害」ではないと?

 

このように自国民を非難し、批判し、強制的に「温かい目で見ろ」などという皇族が

今までいたでしょうか?

125代見渡しても・・・・・・いなかったと思います。いませんでした。

ましてや「妃」がここまで国民に敵意をむき出しにするなどという事はかつてなかった事。

そしてそれを止める事もいさめる事も出来ない「皇室」が存在するという事も。

 

主権在民である日本の中で、主権者である国民を振り回したり、攻撃したりする皇族の存在。

それが一番の問題です。

ゆえに、「東宮家」の問題は日本人全ての問題なのです。

納税者であり、社会の主役である国民の税金で暮らしながら、「権力者」のように振る舞う

皇族の存在は「実害」そのものです。

皇室の財産は国家の財産です。それを勝手に売り払ったらそれは「実害」です。

皇族は日本の「顔」です。それが外国において、恥ずかしい格好や振舞をしたらそれは「実害」です。

少しでも要人に「不公平だ」と思わせたらそれは「実害」です。

公のものを私的に流用したらそれは「実害」です。

皇族が嘘をついたらそれは「実害」です。

竹田氏の言うように「庶民が口をはさむものではない」などというのんきなレベルじゃないし

両陛下も今や東宮家の言いなりで、宮内庁も手を出せないなら「自浄作用」なんて期待できず

「天皇になったらもっとも危険な公人」になってしまう。なんせ権威と権力だけは持っていますから

独裁者の誕生です。

ゆえに、私達は東宮問題を身近なものとしてとらえ、真剣に「これでいいのか」と考えなくては

なりません。皇室を大事に思う人も思わない人も無関係ではいられない。

それが今の東宮家問題なのです。

 

それを踏まえた上で、次回から

「愛子様が天皇であってはならない理由」を書いていきたいと思います。

 

 

 

 



 

 



 


冬ドラ 何を見る?

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 琵琶さまーー申し訳ありませんがメールアドレスを教えてくださいませ。

郷ひろみが双子のパパに? すごいなあーー 今度こそ男の子が欲しいだろうなと。

無事に生まれる事をお祈りしてます。

 冬ドラ 何を見る? 

一言でいうと「ぴんとこない」もんばっかりですが。

 

月曜日

 隠蔽捜査     1月13日 TBS 20時

主演・・・杉本哲太・古田新太

 いわゆる骨太な刑事ドラマなんだろうとは思うのですが、タイトルの「隠蔽」とは

   どういう意味なのかイマイチ理解できず。

   だって隠蔽しちゃったら捜査にならないしねえ。

   でも、演技派ばかり出そうなので見ようかなと思います。

 

 失恋ショコラティエ 1月13日 フジ 21時

主演・・・松本潤

 「きゃーー松潤好き」という人しかみないドラマ。

  相手役は石原さとみで、こっちは演技派だけど松潤は棒だしなあ。

  それに、確かイタリアンのシェフを目指すような話もやった事あるよね。

  恰好が似ているので。ついつい「またか」と思ってしまいます。

 

火曜日

 福家警部の挨拶 1月14日 フジ 21時

主演・・・檀れい・稲垣五郎

 檀ちゃんのイメージ変更がうまく行くか楽しみなドラマです。

  なんたって「お嬢様」風から、風変わりな刑事だから。

  演技力が試されるとは思うんですが

  それにしても・・・タイトルの意味がさっぱりわからん。

 

 チーム・バチスタ4 螺旋迷宮 1月7日 フジ 22時

主演・・・伊藤淳史・仲村トオル

 毎度の事ながらチーム・バチスタです。

  安定した面白さがあるので見ます。

 

水曜日

 明日、ママがいない 1月15日 日テレ 22時

主演・・・芦田愛菜・鈴木梨央

 養護施設の話なんだそうですが、誤解を招くような表現がなければいいなと思います。

  世の中には養護施設にも入れない、ひどい扱いを受けている子供が多いのですから。

  とはいえ、芦田・鈴木が主役で何で22時?

  大人しか見るな・・・・・と。

  これまたタイトルの意味がさっぱり・・・・ 日本語的に間違ってる。わざとだからなおわかりません。

 

 僕のいた時間 1月8日 フジ 22時

主演・・・三浦春馬・多部未華子

 いわゆる「余命いくばくもの」で。まあ、三浦君なら許してあげようかと。

  

木曜日

 緊急取調室 1月9日 テレ朝 21時

主演・・・天海祐希

 髪を切った天海。もっと短くてもいいのになあと思いつつ。

   多分、アメリカドラマの「クローザー」風の作品になるんだろなと。

   笑わない天海を見る事が出来るなら。

 

 Dr.DMAT  1月9日 TBS 20時54分

主演・・・大倉忠義

 前にそんなドラマがあったような。要するにトリーアージするお医者さんの話。

  何気に大倉ファンなので見ます。

 

金曜日

 三匹のおっさん 正義の味方見参 1月17日 19時58分 テレ東

主演・・・北大路欣也・泉谷しげる・志賀廣太郎

 個人的には一番楽しみなドラマです。私も歳かなあ。

  でも、定年後のおじさん達が頑張るドラマって見てて楽しそうじゃない?

 

 天誅 闇の仕置人 1月24日 フジ 19時50分

主演・・・泉ピン子・小野ゆり子

 これまたちょっと楽しみな?

   泉ピン子のいじわるっぷりが発揮されるか?どれとも「いい人」なのか。

   でもどう頑張っても昔の「仕事人」のようにはいかないだろうなあとは思います。

 

 夜のせんせい 1月17日 TBS 22時

主演・・・観月ありさ

 定時制高校の話。観月さんは何をやっても観月さんですが、それがすっきりしてて

  面白いので、今回もちょっと期待してます。

 

 私の嫌いな探偵 1月17日 テレ朝 23時15分

主演・・・玉木宏・剛力彩芽

 何で玉木君と剛力がコンビなのーーー とひとしきり・・・・

  見るかどうか迷っちゃう。どうせ視聴率が悪いだろうなと思うので。

 

土曜日

 戦力外捜査官 1月11日 日テレ 21時

主演・・・・TAKAHIRO 武井咲

 勝手にやってくれってなドラマな感じ。悪いけど主役二人が「ごり押し」じゃあ

  見る気にもなりませんって。

 

日曜日

 S−最後の警官 1月12日 TBS 21時

主演・・・向井理・綾野剛

 向井&綾野で視聴率が取れなかったら終わりですね。

  タイトルが意味深なわりに内容があるのか?って感じですが。

   とりあえず似たような二人の個性がどこまで出るか・・・かなあ。

 軍師官兵衛 1月5日 NHK 20時

主演・・・岡田准一

 今日から。

  とりあえず1回目は見るけど、あとはわかりません。

 

今日からBSプライムで始まる「花咲くあした」・・小池栄子&夏木マリのホームドラマ。

これは見応えがありそうなので、とりあえず1回は見ます。

火曜日からのBSプライムは「おふこうさん」・・・貫地谷しほり主演。これも面白そう。

タッキー主演の「鼠、江戸を疾る」はファンならたまらない一品なんでしょうね。

久々原田知世主演のNHK「紙の月」は原作付。地味な感じがするけど評価は高そう。

韓国史劇風小説「天皇の母」141(新年のフィクション)

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巷はクリスマス一色だった。

都会は派手なイルミネーションが輝き、街が歌を歌っているように見える。

テレビの画面に映し出されるそんな風景は、喪に服している皇室の中では

白々しい雰囲気をかもしていた。

「やっぱり外は寒いんだろうね」

天皇はひざかけをひっぱりあげた。

冷暖房完備の皇居ではあったが、天皇は常に節電を心がけ、暖房の温度も低めに設定している。

「寒うこざいますね」

皇后はなんの気なしにテレビを見ながらも、疲れたようにつぶやいた。

皇后の頭の中には、先日のマサコの「海外に行けない事になれるのに時間がいった」とのセリフが

頭から離れなかったのだ。

結婚して以来、海外にばかり行っていた皇后には、「いけない」苦しさなど考えた事がなかった。

むしろ、常に子供達の傍にいてやれたらと、そう思う事の方が多かった。

国内と海外と、どちらにやりがいを感じるとか、そんな風に優劣をつけた事はなかったけれど

海外へ出ると責任感が増し、緊張の度合いも強くなる。

自分達の頃は「先帝の名代」という立場ばかりだったので、いわば最高級のもてなしをうける

代わりに完璧な振る舞いを要求されていたのだった。

そういうものを、マサコはどんどんやりたかったとでもいうのだろうか。

確かに華やかさは海外の方があるだろう。

国内では式典は堅苦しいし、施設訪問が主だったけれど、海外では・・・

だけど、そんなに海外ばかり・・・・

「どうしたの?」

「いえ・・・皇太子妃はそんな海外に行きたかったのかと思うと」

「ああ・・あれね」

天皇もため息をついた。

「あれはいけないね。そんな不満を口にしてはいけない」

「帰国したら少し言わないといけないでしょうか」

「言ったらまた、予想外の行動をとって嫌な思いをするよ。東宮職に伝えてからの方がいいのではないか」

「それはそうですが。雑誌などは世継ぎ優先で皇太子妃が外国で活躍できなかったと

それは同情的に報道しております」

「世継ぎ優先なのは当たり前の事じゃないの」

「今時の若い人達はそうは考えないのです。仕事を優先して考えるようですね」

「子供を産む事も立派な女性の仕事だろう」

「女性の仕事・・・と言ってはいけないのです。それは差別になるんだそうですわ」

「・・・ミーは今時の若者について随分詳しいようだね」

「いえそんな。ただ、結婚と出産を別物として考える風潮はあるようでございます。皇太子妃は

私達と違って大学を卒業してから仕事をしていたので、キャリアウーマンになりたい思いが強く

だからあのような言葉が出たのかと」

「キャリアウーマンねえ。皇族は結婚してもしなくてもずっと仕事をしているよ」

「そうではありますが」

天皇には何を言ってもわからないのだろう。かつて自分達もそうだったと言っても。

皇后が若かりし頃は、女性が仕事につかず、学校を出たらすぐに結婚し、専業主婦になる事が

当たり前だった。むしろ、職業につくという事は褒められた事ではなかった。

ブルジョワジーの中で育った皇后もそうだったのだ。

けれど、もし、今、自分が若かったら国家公務員になったり、企業のキャリウーマンになったり。

そんな人生もあったかもしれないと思う。

皇后は、自分にも才能があると信じて生きて来た。

皇太子妃になったのも、「才能」を見出された部分が大きかったのではないかと思う事もある。

心のどこかに、この人生に挑戦してやろうという野心があったのだろう。

現実に結婚して以来、早々にヒロノミヤを産んでからは日本のファーストレディ、日本の女性の鏡、

ファッションリーダーとしての役割が大きかった。

一方で、理想の妻、母、嫁を完璧に演じる術も見につけた。

それらは全て自分の「才覚」によるものだと信じている。

そんな自分に比べたら、マサコなどは「へたれ」の部類である。

ちょっと注意すればすぐにふくれて出てこなくなるし、嘘はつくし、言葉の使い方を知らないし。

そんな嫁を正しく導くのも自分の役目であるし、そういう「才能」もあると信じてきた。

けれど、今になって思えば・・・・マサコの気持ちが中途半端にわかるだけに、なかなか物が言えなくなっている。

あのような言葉をテレビの画面の中で言われるなら、もっと海外に行かせるべきだったのではないかと。

そしたらもっと真剣に妊娠や出産に取り組んだかもしれない。

先日のオーストラリア・ニュージーランドへ行く時の、晴れやかな満面の笑顔を思い出すと

心の中がずきっと痛くなるのである。

あの時のマサコの表情はまるで子供のようだった。

飛行機に乗れるのが嬉しくて嬉しくて仕方がない。残していく子供の事など微塵も考えていない顔だった。

ここ数年、思い詰めたような、あるいは涙ぐんだ顔ばかり見て来たから、本当によかったと思ったのだが。

 

ドアがノックされて、女官が入ってきた。

「アキシノノミヤ妃殿下が参内されました」

皇后は立ち上がる。

入ってきたキコは鈍色のスーツを身に着けていた。 

天皇も立ち上がった。

「さあ、寒いだろう。こちらへ来て座りなさい」

キコは黙って椅子に座った。

「落ち着きましたか」

皇后が声をかけると、キコは伏し目がちに「はい。ありがとうございます」と小さく答えた。

皇太子夫妻が出国の日、キコの祖母であるイトコが亡くなったのだった。

95歳だった。

会津藩士、イケガミシロウの娘して、夫は内閣統計局長。子供達を学者にした女傑。

そしてキコの名前の元はこの祖母なのである。

キコがアヤノミヤと結婚する時にしたためた手紙

「謹みて御祝詞申し上げ参らせ候

おそれ多くもあなた様には礼宮殿下との御婚約御整わせられ御輿入れの御事

誠に御目出度く心より御祝詞申し上げ奉り候

御婚儀の暁には背の君にあたらせ給う礼宮殿下に御心も御身もお捧げ参らせ

温かに御仕え遊ばされ度く願い奉り候

かたじけなくも天皇、皇后両陛下御はじめ皇太后様、皇族方にも心優しくお仕え遊ばされ候よううち願い奉り候

申し上げ候もおそれ多い御事ながら内に慈悲の心を持ち風になびく如く

物柔らかの温かい御心を持たれ多くの御方々に御接し遊ばされ度くお願い申し上げ候

この様な御心お持ち遊ばされ候はば神の御声もおわしまし候御事と存じ奉り候

                            かしこ

「ひんがしのあかねの色に染められて 富士の白雪桃色に映ゆ」

これはキコの宝物だった。

この手紙に書かれたように「背の君に御心も御身も捧げ 温かに仕える」事を肝に銘じて入内したのだ。

キコの強情といえる気の強さと辛抱強さはこの祖母譲りだろうと思われる。

その祖母が亡くなったのだ。

アキシノノミヤ夫妻は急きょ、皇太子夫妻の見送りを中止、静かに喪の行事に入った。

本来なら参内してはいけないのだが、皇后がこっそりとキコを慰めようと思い立ち、非公式に呼んだのだ。

キコは多少やつれていた。目も涙でにじんだあとがあり、可哀想になる。

けれど、その瞳はどんな時にも一点の曇りもなく堂々と自分達を見つめる。

「カワシマのご両親も、悲しんでおいでだろう。大切にするように。よく慰めてあげて」

天皇はそっと声をかけるとキコは「恐れ入ります」と答えた。

「親というのはいつかは死ぬ存在だ。それはわかっていても、息子というのはね、母親だけは

死なないと思っているから」

先年、皇太后を亡くした天皇は遠い目をして言った。その瞳と父の瞳が重なってキコは

少し涙ぐんだようだった。

「あなたも疲れたでしょう。よく体を休めて下さい。マコちゃんやカコちゃんに変わりはありませんか」

「はい。私は丈夫なだけが取り柄ですし、マコもカコも幸いにして、まだ風邪をひいておりません」

「素晴らしいわ。そうはいっても、今年は寒いから」

会話が堂々巡りになりそうだった。

マコやカコの様子を聞くといっても、ついこの間も参内したばかりだった。

「両陛下には格別のお計らい、感謝申し上げます。カワシマの父も大層恐縮しておりました。

またお心を煩わせたこと、申し訳なく。皇太子殿下・妃殿下のお見送りも出来ず」

「いいのよ。いいのよ」

皇后はキコの口上を止めた。この子は・・・どんな時でも完璧だと思う。

決して感情を高ぶらせず、冷静に、どんな嫌な事があっても笑顔を忘れない。

その完璧さが時々、ちょっとうざったく思うのはなぜだろうか。

まるで自分に挑んでいるようで・・・・キコは皇后である自分のやり方を全て踏襲してくれている

完璧なコピーにすぎないのに。

いや、もしかしたら自分がこのように肩肘はった人生を送って来たとでもいうのだろうか。

まるで合わせ鏡のような自分とキコ。

だけど、マサコの気持ちの方が理解しやすいとも。

「そういえば両陛下も健康診断を受けられたとか」

「ああ、定例のね。やはり歳をとると色々あるね」

天皇は苦笑いをした。

その顔を見てキコはいぶかしげに皇后に視線を移した。

「何か・・・ございましたか」

こういう時のキコはめざとい。天皇はそんな嫁にまるっきり隠すそぶりもなく言った。

「実は健康診断で少し問題があったんだよ」

「何が・・あったのでございますか」

「うん・・よくわからないが、再検査の途中だよ。前立腺がどうとか」

キコは少し顔色を失う。

祖母が亡くなったばかりだというのに、またこのような患わせる事を。皇后は少し厳しい目で天皇を見た。

どうもこの方はキコの前では無防備になる。

「陛下。変にキコちゃんを心配させないでくださいな」

「ああ・・悪かったね。ついね」

「とにかく、気にせずに。私達も70近いのですよ。どこか悪い所が出来てもおかしくありません」

皇后は言葉を濁して笑った。

キコはただただ不安そうな目でこちらをみていた。

 

ちょうどそのころ、皇太子とマサコは久しぶりの海外旅行を楽しんでいた。

本来なら「公務」なので、楽しむ余裕はない筈なのだが、

皇太子夫妻のスケジュールはどこまでもゆるゆるで、観光が主な仕事のようだった。

ニュージーランドでマオリ族の歓迎を受け、非公式な総督主催の昼食会、献花など

そこそこ公務をこなす。

気候もよく、景色もきれいで、特にロード・オブ・ザリングの撮影所を訪れた時は胸がときめいた。

もっとも興奮したのは、夜にこっそりクイーンタウンカジノに繰り出した時だった。

ラスベガス程ではないにしても、カジノの雰囲気は一級品。

ただ見るだけではつまらないので、ついついいくらか賭けて負けた。

でも、一緒にいる皇太子は楽しそうだったし、カジノでVIP待遇で過ごす夜の格別さといったら。

まるで自分がアメリカのドラマの主役になった気分だった。

(やっぱり海外がいい。私に日本は小さすぎるんだわ。そして自由のない日本は大嫌い)

マサコはあらためてそう感じる。

 

オーストリアでは本物のコアラを抱っこして、その感触の柔らかさについ「ソーラフィ」とつぶやいた。

どこへ行っても笑顔のマサコに随行員もほっと一安心といった顔だ。

病院訪問時には、足が悪い男の子に「お子さんの写真を見せて」と言われて

気をよくしたマサコは、バッグの中ら、いつも持ち歩いているアイコの写真を取り出して見せた。

歩行器で歩く姿を見せて「LIKE YOU」と言ったが、他意はなかった。

その「LIKE YOU」にみな笑ったが、少年だけは笑うに笑えなかった。

マサコが何に対して「LIKE YOU」と言ったのか、同じサッカーのユニフォームを着ていて

同じように歩けない姿が同じと言ったのだろうか。

回りの無神経な笑い。

マサコのくったくのない笑顔。少年はそこで文句を言うわけにはいかなかったのだ。

 

そんなささやかな事件はあったものの、皇太子夫妻は無事に8日間の旅を終えたのだった。

 

その頃、皇居ではすでに大きな問題が起こっていた。
 

 

軍師 官兵衛

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 軍師 官兵衛 

 

まず、オープニングの曲なんですが、最初のフレーズ・・・どこかで聞いた事あるような?

色々考えて、あっ 「ロミジュリ」2幕目のジュリエットパパの歌だ と。

いやいやついついジュリエットパパの顔が頭に浮かんでしまいました。

そして、小さな官兵衛君が草原を走るシーンが、これまた

「平清盛」冒頭のシーンにそっくりで

多分、同じ場所でロケしてるから似るのはしょうがないのかな。

でもアングルまで同じだとどうも。 まあ、埃っぽくないだけいいっか。

 

官兵衛が矢を射かけられつつ、歩む姿は結構かっこよくて

(なんであたらないの?などと無粋な事は言わない)

魅せるドラマなのか?と思ったんだけど。

岡田准一は、立ち姿はなかなか綺麗だったけど、時代劇は未知数だよね。

とりあえず、可愛らしくて賢そうな子役を出して、柴田恭兵のような優しいパパと

戸田菜穂の綺麗なママという理想的な家庭に生まれた事はわかった。

尾藤イサオの若さとセリフ回しは安心できるし、それは竜雷太もそうなんだけど・・・わき役の話ばっかり。

 

竹中直人が秀吉というのはそりゃあもうガチでしょうけど、対して信長が江口洋介というのは

完璧にミスキャストでしょう。あんな陽気な信長は初めてだーーおもけに軽いのなんのって。

主従逆転現象がおきそうですね。

 

ネットではナレーションの藤村志保が聞き取りにくいと言われていましたが

独特のナレーションで、慣れるまでに時間がかかりそうなのは確かかも。

そうはいっても、それを言うなら「八重の桜」の草笛さんだってどっこいどっこいだけど。

 

今回の大河は「王道」だと言われています。

何をどうやって「王道」と呼ぶのかはわかりません。

なんせ主役は王道じゃないでしょう?

視聴率を稼ぎたかったのか、NHKさん、一日中宣伝放送やってませんでした?

何だか異常な程、力を入れていたような?

でも、何だかそういう方向性って違うと思うんですけど。

昔の大河を見なさいよ・・・と言いたいです。

 

 

ちょっとショック・・・東京宝塚の席料値上げ

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 いや、予測しなくちゃいけなかった事だとは思います。

ついつい100周年に浮かれて、チケット代の値上げにまで思いが及びませんでした。

まさかこのタイミングで。

いや、宝塚はそういう歌劇団だったって事。

それにしてもこのご時世に。このご時世だから?消費税上がるから?

 

 宝塚大劇場・・・・・SS席 11000円 → 12000円

               S席 8000円 → 8300円

 

 東京宝塚劇場・・・SS席 11000円 → 12000円

               S席 8500円 → 88000円

 

いつも思う。何で本拠地は安いのか?

田舎だから?でも、稼働率がいいのは東京よね。通常、稼働率が高ければ安くなるんじゃないの?

DVDとかビデオとか、出荷量が少ない程高いぞ。

っていうか、宝塚近辺に住んでいる人の方がよっぽど富裕な人達じゃないの・・・・・

東京に集まるのは貧乏人ばっかりなんだよ

東京を上げる分、本拠地から一杯とればいいじゃん と、ひがんでみたりする。

私はSS席や新人公演には縁がないので、直撃するとすれば8800円のS席。

たかが300円。されど300円。

二人だと600円 お花代はどうなる? 500円とすると9300円?なんて中途半端な。

 

消費税に影響を感じず、アベノミクスの恩恵を賜っているのは、元々の資産家。

最低時給で働く身は、消費税が上がるからって時給は上がらない。

(生活保護費は上がるみたいだけど)

ああ・・・ミュージカル見るのも命がけになってきたなあ。

歌舞伎やオペラに比べたらなんぼのもんだーーって言われるけど

無論、歌舞伎にしてもオペラやバレエにしても本当はもっと気安く見る事が出来る筈なんだけどな。

芸術鑑賞がどんどん高級品になって、贅沢な嗜好品になって。遠ざかるのね。

たった300円でここまで書くふぶきのケチケチ度をお許し下さいませ。

SMAP×SMAP オン 宝塚

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 なぜか我が家のヨンジュナが大ウケしてしまい、寝なさいというのに

大爆笑してしまった・・・・・

 

昨日の「SMAP×SMAP」の宝塚100人は結構面白かったですね。

蘭寿とむ・柚希礼音・凰稀かなめが並ぶと華やかだし、いかにも「宝塚」って感じで

 

まず柚希礼音先生 得意技が「高速回転リフト」?うそうそっ

大劇場公演でちっともリフトしてくれないじゃん

腰でも痛めているの?という程、リフトしてないのにーーー盛るなあ。

そりゃあダンスは素晴らしいですが、それは男役というより「バレエダンサー」としてだよね。

それはいいけど、くるくるって回る、回り方のかっこいいこと。

っていうか、何気に教え方が上手。 まさに「柚希先生っ」って感じで、私が組子だったら

毎日「礼音さーん」といって、質問攻めにして色々教えて貰いそう

回転・・・意外と草?君が上手だって事に、我が家の姫は驚いていたけど、元々草?君は

ダンスが上手なんだよーーとひとしきり。

 

蘭寿とむ先生 大階段で降りる・・・たったそれだけなのにかっこいい。

っていうか、何で蘭はなばっかりテレビに映る? テレビ的には可愛いのか?

夢咲が結構「濃い」感じで写ってたから、蘭はなくらいがちょうどよく可愛いのかな。

蘭寿に「かっこいいです。最高です」と言ったら、蘭寿先生は照れて笑ってたけど(そういう蘭とむ素敵

そのラブラブ感をなんぜ舞台に出せない?とひとしきり

隣の「すみれ乃麗」と双子?ってSMAPメンバーは驚いていたけど、そっか「何かあったら」って事なの?

 

「タカラジェンヌは余興でも本気で・・・・」というのは本当らしいです。

星組さんでは、本番より余興の練習に熱心だったとか言われてますし。

それにしても花組の天真みちるの「タンバリン芸人」は面白かったですね

全く知りませんでした。

後ろのトップさん達がウケにうけて、蘭とむは始まる前から笑っていたし、礼音君も爆笑しそうな勢い。

当然、我が家でも姫とヨンジュナが大爆笑

すごい、すごいぞ。天真みちるっ そのうち、この余興が大劇場でみられる日あるかも・・・あればいいなあ。

 

凰稀かなめ先生 あのかっこいい男役演技にSMAPメンバーは言葉が出なかったようですが

あれは舞台用だからねーーテレビとは違うのよ。

「御立腹」「マグノリアの花のような」「棒が無頼漢だから」なんて古風なセリフ、テレビじゃなかなか言えないって。

コートをかっこよく羽織るというのも技術の一つですよね。

この点、キムタクは「不得意な事をしない」で、肩にひっかけるだけにしたのは賢いかも。

キムタクというのは、何をやっても自分流の色を出す人。

それが宝塚とはまた違ったイメージで絵になるから、許そうって感じかな。

あくまで正統派ではないわけ。その点、草?君は正統派だけど非常に不器用で、即興が出来ないタイプよね。

「ヨボセヨ(もしもし)」「ウエンニリヤ(なに?なんで?)」かな?「ケサネジュセヨ」は「お会計」かなあ。

 

大階段でのダンス。これには言いたい事があります。

明日海りおっ あなた、振りを覚えていなかったでしょっ

隣のベニーに何でいつもワンテンポ遅れる?

しかも、何回も同じ振りやってるのに間違えるってどういう事?

一応、階段の上にいた真風涼帆と朝夏まなとは、そこそこ踊れる人です。

向かって左側の紅ゆずるは下手な部類。はっきりいって「ダンスは不得意」な人。

その不得意な人よりひどかった明日海りおっ

あなた、それでも次期トップスターかい・・・・・・

大劇場でも、足が悪いのか?という程踊れないのはわかっていたけど、テレビで見てもそうだったとは。

これはもうジェンヌっていうより素人の部類ではないかと。

一応、みんなまじめにやってるんだし。手抜きだったとしてもダメだよ。

 

娘役がテレビに映ったのはやっぱり蘭はなが一番多いんじゃないかなあ。

組長って寿つかさと高翔みず希だけが映ってたけど、星組の組長もいたよね?

柚長!!

 

我が家の姫は「みっきが(天寿光希)が一杯映ってた」と大喜びでした。

という事は、これ、永久保存版にしなくちゃいけないのね。わかった・・・・・

 

 

愛子様が将来の天皇ではいけないわけ 2

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私は小さい頃から日本史が好きで。

高校時代は毎日「日本の歴史」を読み漁っていて。

本当は史学部へ行きたかったけど、家庭の事情で叶わず。

だから私には学位もなければ歴史学を語る資格などありません。

そんな私がいっぱしに学者様の言葉にたてつこうというのですからきっと歯牙にもけかれぬ・・・事ですね。

今回、女系派の田中卓著「愛子様が天皇ではいけませんか」(幻冬舎)

を引用するにあたって、こんな前置きをしたのは、

この本の半分程が、保守派の方々の「揚げ足取り」だからです

三笠宮?仁親王に始まって、竹田恒泰、西尾幹二、新田均、保坂正康・山折哲雄等々の論文の文節を

事細かにちくちく「・・・ではない」という言い方で反論する。

それが正直、目障りで仕方ないのですが、お偉い学者様の書かれる文章なので、

やっぱりそれは正しいのだろうと思います。

ゆえに、私のような無名の素人が何をかいわんやって感じでしょうが、素人だからこそ

語れる部分もあるし、素直な疑問点も見えてきます。

以下、簡略ながら引用させて頂きます。

第一章 「女系天皇で問題ありません」−国民の常識に呼びかける。

 

いきなりの見出しにドキリとするのですが、ここで一番彼が言いたい事は

 皇祖神が天照大神である(女神)

 天照大神が「自分の子孫に皇位を継がせる」と「天壌無窮の神勅」がある限り、天皇が

  男であろうが女であろうが構わない。

という事なのです。

 天照大神は、いうまでもなく皇室の御祖神であり、女神である。

  また日本神話の中の圧巻は天照大神の弟のスサノオの尊が、ヨミの国に神去られた母神を

  下って泣き続けられる叙述である。

  生みの母を恋うのは神話に限らず、古今東西、人の子に共通の心情であろう。

  一方、古来より男性が外で働き、女性が内を守って、夫婦相和するというのは神の摂理であって

  心身ともにそのように生成されている。

 国家にせよ、家庭にせよ、場合や事情によっては、男に変わってーあるいは男と並んで

   女が表に立つ必要もあり、それがかえって望ましいことのある事も理解している。

   もともと男女に、知能の優劣や尊卑の差別等があるわけではないからである。

 冒頭からいきなりこれなんです。

 一応、過激な「男女平等論者ではない」としながらも、書いている事はジェンダーフリーそのもの。

  要するに「男系男子の皇位継承」は「男女平等」に反すると言いたい。

  いや、もっと厳しい言い方をすると「皇位継承」と「男女平等」を同等に論じている。

  私が最初に感じた違和感はここでした。

 

 女帝・女系反対派が、盛んに「神武天皇以来の万世一系の伝統ー男系男子」と

   強調し、それに共鳴して三笠宮?仁親王が同様な発言を繰り返されるのを見て、心中穏やかに

   苦笑を禁じ得ない。

   なぜなら、「神武天皇」は架空の人物だと言ったのは長老殿下だったから。

 安易に「万世一系」が唱和され、それが国体賛美の合言葉として独り歩きすると、一種の

  皇国美化史観になりかねないという危険性。 

  「万世一系」というのは、有数の歴代天皇の御徳望と、皇国護持に身命を捧げた

  忠臣義士の誠忠の賜物であって、危機や辛苦なしに自然に導かれた国体の精華ではない。

 最初に「天照大神は女神」と書いておきながら、「神武天皇」は架空の人物で、それ以来の

  「万世一系」というのはおかしいと ちょっと意味がわからなかった部分です。

  ?仁親王らがいう「神武天皇」は実在の天皇というより、「始めから」の意ですよね。

  なにせ今上は125代目なんだし。

 「万世一系」とは自然発生ではないと言いたいらしいのですが。

   「まして男系男子の高騰をつなぐために、一部の為政者が工夫をこらして皇統系譜の連続を

   図ったというような政略ではない」とありますので、男でも女でも「万世一系」と言いたいのかな?

 

 日本書紀神代巻「天孫降臨第一の書」

   天照大神が皇孫のニニギの尊を高天原から豊葦原中つ国に天降らせた時の神勅

  「皇孫に勅して曰く 、葦原の千五百秋の瑞穂の国は、是れ吾が子孫の王たるべき地なり。

  宣しく爾皇孫就きて治せ。行ませ。宝祚の隆えまさんこと、当に天壌と興に窮り無かるべし」

 これは天智天皇による有名な「不改の常典」と表裏一体をなす未来へのことあげだった。

 日本国体の原理が、女神によることあげにある事を明確にしておきたい。日本国体の原理も

   皇室の祖神も、天照大神という女神に基づいている事を忘れてはならない。

 ここでも天照大神は女性神である・・・と強調しているのですが、関裕二氏によると、天照大御神は

  元は男神だったのではないかと。

  伊勢の斎宮や斎王が女性である事。「神の花嫁」の意があるから・・・という事で。

  そう言われるとそうかもと思ってしまいます。

   じゃあ、いつから女神に?当然持統天皇の時代から。

   持統天皇の正当性の主張の為に天照大神は女性にされたとしたら?誰の手によって?

   藤原不比等。という事は、当時すでに持統天皇という「女帝」に対する反発があったという事ですよね。

   だって推古天皇や皇極天皇の時は、神話を使ってまで正当性を主張しなかったわけですから。

   重要なのは、この「神話」を作り出したのが藤原不比等だったという事

   古代における天皇家の最重要外戚の蘇我氏だってそんな事をしなかったのに。

   歴史の改ざんというか、神話を操作してまで女帝を認めさせた不比等。日本人じゃないなと。

   それは別として、この不比等の手に乗った田中氏は、利用されているのではないかと思う程です。

 

 かつては皇統を永続する為に計9人もの側室をもつ制度があった。

 これは古来の風習の一面と、シナの令制に倣うものだが、これだけの用意があっても、

   その結果は、歴史上の実例として、皇統の男子の役半数が皇后の嫡出意外の「皇庶子孫」である。

   (明治天皇の生母は中山慶子、大正天皇生母は柳原愛子)

 側室制度を廃止したのは昭和天皇。この時に旧典範の「女帝」も含めた改正をして

   おかなければならなかったのに、そのままに残され、その上に、新・旧典範でが皇族以外の「養子」も

   認められない規定の為、今や現実に、男子の皇胤が途絶えようとしているのである。

 この明白な現実を無視して、どこまでも「必ず男系男子」をと主張するのは、決して歴史の

   「伝統」でも「正統」でもなく、約五割の役割を果たした側室制に目をつぶった、守旧で観念的な、

   無理を承知の横車に近いだろう。

 近代において、側室を持たなかった天皇の最初は大正天皇です。これを忘れてはいけません。

   小説にも書きましたが、貞明皇后は天皇の身の回りの事まで行う事によって、側室を持たせまいとし

   その責任を果たして、4人もの男子を産んだのです。

 一方、昭憲皇太后は元々体が弱く、お子の誕生はそれほど望まれていたわけではなかったようです。

  つまり「皇后」の役割は「子を産む」事だけにあったわけではないのです。

 昭和天皇には3人の弟君がいたので、自分が側室を持たずともそれほどの危機感はなかったと

   思います。その代わり、きっちり2年ごとにお子様を産むという努力をされました。

   何かを変える時には必ず「責任」が発生します。

   「皇統」をつなげる為に側室を置きたくなければ自分で産むしかない・・・・という状況ですね。

   昭和天皇は女官制度を住み込みから通いにし、未亡人などを雇う政策を実施しましたが、それが

   すなわち「側室制度廃止」という大仰な意志があったかどうかは不明です。

   貞明皇后はご自分の女官制度は変えなかったので

 「一夫多妻はシナの真似」というのは女系派がよく言うセリフです。

   「シナの令制をなぜ日本が真似て伝統にするのか」というのが主な意見ですが

   この一夫多妻が定着した頃、「日本」「シナ」などという観念があったかどうか不明ではないかと。

   そんな事を言い出すと、天皇家自体、元々大和に住んでいた人達ではないから日本はシナのものと

   言い出せてしまうのでは?

 一夫多妻は、古代において子孫を残す為の最善の策であった事は確かです。

   そして「男系男子」であれば、母が誰でも構わないのです。

   父方の血筋を辿って全てが「天皇」に行きつけばいいのですから。

   ある意味、大らかな慣習ではなかったかと。

 確かに、現在の日本では側室制度は受け入れられません。でも、必ずしも「皇孫」を

   皇太子妃が産まなくてはならないという決まりはないのです。

   雅子妃問題の根幹は「自分で産まない(産めない)なら産める人に託すべきだったのに

   それすら否定し、自己中心な家族制度に固執した事」にあるのです。

   すなわち、雅子妃が子供を産まないからといって、産児制限された秋篠宮家の事を言っているのです。

   不妊治療している人が、子供を産みたい女性に対して「私が産めないのにあんたが産むわけ?

   信じられない。遠慮すべきじゃないの」とは言わないでしょ?

   よく「年賀状に子供の写真を使われると傷つく私」という投稿がありますが、それだって

   気持ちはわかるけど、だからといって「私の為に子供の写真を使うな」という権利はない筈です。

 

 もし、今後も「男系男子」に固執すれば、やがて皇后となられる皇太子妃は、どれほど

   優れたお方でも、その家系永続のためには、お子様が女子ではだめ、必ず男子を生まないと

   失格となるわけだから、男女にかかわらず、全くお子様が生まれなければ皇室典範に定められた

   継承順位に従い、次のお方に譲られるのは当然だが、そのような、人格と生理とを無視した

   非情ともいうべきリスクの大きいポストに、進んで自ら就任される覚悟のお妃選びは、

   おそらく指南となり、昔のように、親の権威で娘に結婚を強いる事も許されない現今、

   むしろこの点から「皇統断絶」の危機が生ずるであろう。

 正直、それで皇統が断絶するならそれは天命ではないかとすら思います。

  「世継ぎ」プレッシャーはあるだろうけど、それに挑みもしないでひたすら「子供産むマシーンじゃない」

  と言い続けたりするのは間違っているのではないかと。

 必ずしも皇太子妃が産まなくてはならないわけではなかった。

   もし、秋篠宮家に産児制限をかけなかったら、もしかしたらあと数人お子様が生まれて

   悠仁親王は長男じゃなかったかもしれなかった。

   皇太子妃だからといって「皇統」を断絶させてもいいわけではないのです。

 現在、悠仁親王という皇室典範に決められた皇位継承者がいるにも関わらず、

   それを奪って「皇太子の長女」が皇位を継ぐというのは理にかなっていません。

   愛子内親王が天皇になる道があるとすれば、それは悠仁親王に子供が出来なかった

   場合のみでしょう。

 

やしきたかじん氏死去

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早すぎます。

 

 やしきたかじん氏 死去 

 1月3日、やしきたかじん氏死去

 享年64歳

 食道がんいなってから、とにかく体調が悪いというのはわかっていたけど、早すぎました。

  若いからかなあ。64歳なんてまだまだ・・・・

 テレビでは「関西中心に活動し、トーク番組を持つ歌手」として紹介されていました。

   ゆえに、関東に住む私達になじみは薄いのですが。

   関東ではやらない「やしきたかじんのそこまでいって委員会」の情報は大型掲示板と

   YOU TUBEで。

   とにかく直球勝負で的確でしたよね。それも彼の報道に対するまっすぐな姿勢だったと思います。

 音楽でいえば「好きやねん」とか「東京」とか・・・っていいますが、東北にいた私ですら彼の名前を

   知るきっかけとなったのは機動戦士ガンダムの映画の主題歌「砂の十字架」を歌った事。

   あのイメージがずっとあったから、後にバラエティで活躍と聞いて驚いたものです。

 心からご冥福をお祈りします。

   


愛子様が将来の天皇ではいけないわけ 3

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 「初めに結論(女帝)ありきでなぜ悪い」

 原則は「男系男子」だから。

 

 男系論者は「有識者会議」の報告書に「初めに結論ありきだ」と批判する。

 その通りではないのか。「愛子女帝擁立」という結論が最初にあって、その為の皇室典範改正を

   しようとしていた筈。

 

 しかし、これも非難の為にする非難であって、危機的な現状のもとで「我が国の象徴である

  天皇の地位の安定的継承」を維持する為にまず「皇長子」である愛子内心王を念頭に、

  女帝の是非を検討するのが第一の課題(A)ではないか。

 (この時はまだ悠仁親王が生まれていない時)

   原則としての「男系の男子」として考えるなら、秋篠宮殿下を念頭に置き、その上で

   眞子内親王という女帝の是非を検討するのが第一の課題だと思います。

 

 臣籍降下された旧皇族の復帰まで議題にする(B)ことは、(A)すなわち女帝そのものが

   我が国の国体護持の上で不当ないし不可である場合においてその次に考えられることである。

 「女帝が」というより「女系天皇(父が天皇ではない)の存在が国体護持の上で不当ないし不可である

   と言えるのです。

   なぜならもし、女系天皇が誕生した場合、田中卓氏のような屁理屈をこねる人が現れて

   「女系天皇は雑系である」と言い出しかねないからです。

   天皇というのは、他の国の皇帝や王とは違って、その存在意義は「血筋」なのです。

 

 したがって(A)の女帝が、日本の歴史、伝統の立場から容認されると判断した有識者会議が

   (B)の課題に踏み込まなかった事は、むしろ当然の成り行きである。

 秋篠宮という皇位継承権第2位の方を無視する形で、何が何でも「長子相続」に拘るというのは

   有識者会議が初めから「愛子女帝」ありきで考えているからで、なぜそうでなければならないかと

   いえば、それにより得をする人がいるからと考えられます。

 

 戦後68年、なぜもっと早く旧皇族の復帰の首長や運動をしてこなかったのか。

 戦後68年と一口に言いますが、アメリカの占領時代を経て、独立しても常にアメリカの

   脅威に怯え、おもねる国の体制にあった事。

   戦後、一歩間違えば昭和天皇は死刑になったかもしれない。

   それを思えば、アメリカの機嫌を損ねるような事を進んでしようとする筈がなかったでしょう。

 また、昭和天皇の弟である三笠宮家には3人の男子がいて、さらに今上には2人の男子がいた。

   むりに波風を立てる必要はないと考えたのではないでしょうか?

   個人的には、昭和の末期頃から「ヒゲの殿下と高円宮家には女王しかいないし、これで皇太子に

   子どもが出来なかったらどうするんだろう」と思っていました。

   歴史的に見ても近代皇室における男子の出生率は非常に低かったし。

   当時、「女帝」論議がなかったわけではありませんでした。

   でも、必ずそれに対しては「女帝の婿の待遇・尊称」「外戚が女帝を操る事になりかねない」という理由で

   却下されていました。

   正直、「普通に男子の天皇でも外戚が権力を振るう事はあるんじゃないのか」と思いましたが、現在

   「皇太子妃の実家」である小和田家が権力を振るい、皇太子妃の好き勝手が許され、世論ですら

   操作されているのを見ると、まあ、天皇が男でも女でも配偶者とその実家の心持で違うものだと

   考えさせられますが

 昭和末期といえば、私はまだ社会に出たばかりだったし、ジェンダー思想にハマっていた時代ですから

   女帝でも構わないのではないかと思いました。

   過去に女帝はいたわけだし。

   けれど、その全ての女帝は独身もしくは「天皇の妻で皇族」であった事を考えると、もし内親王が即位したら

   一生独身を貫く事になるわけで。

   旧皇族・旧華族・民間人でも「女帝の婿」は存在した事がなかったので。

   それがなぜだったのかはずいぶんあとになって知りました。 

 最初からそうするつもりではなかったのかもしれませんが、天皇というのは「父方の血筋の正当性」を

   主張して125代続いて来たのです。

   127代目までは「父方の血筋の正当性」は守られても、内親王に一生独身を強いる事は出来ないだろうし

   確実に128代目は「父方は民間人」で遡って行く事になります。

   その時になって「初の女系天皇」にどれほどの権威があるでしょうか?

   その時、悠仁親王あるいはその後継男子が「127代まで続いた系統を引いている」事がはっきりしたら

   どうなるでしょうか。

   127代目ないし128代目は確実に秋篠宮家を滅ぼすかも

   かつての聖武・称徳の後ろに控えた藤原四兄弟が長屋王家を滅ぼしたように。

   なぜなら聖武天皇より長屋王の方が血筋がよかったからです。

   私は不比等・四兄弟が聖武天皇の他の皇子を無視して、安倍内親王を東宮に立て

   即位させた事は、今の小和田・女系派とすっかり同じ考え方だったと思っています。

   幸いにして称徳・孝謙天皇は結婚せず・・・・というか、子供が出来なかったという幸運が

   あっただけだと。 (仲麻呂とか道鏡の子なんかが生まれていたらと思うと怖いです)

  

 女帝は歴史上存在し、大宝令でも認めている。

 当たり前。当時、持統天皇がいたのですから。

   でも、その持統天皇だって何が何でも草壁皇子に皇位を譲りたくて大津皇子を殺し

   今度は孫を即位させる為に自分が天皇になったという野心ありきの人でした。

   当時、持統でなくても男系男子は他にも一杯いたのに・・・孫の外戚になる不比等に

   振り回されたか、利用したつもりが利用されて・・・という所。

   高市の皇子を無視する事は出来ず、太政大臣にしたのも頷けますよね。

   その高市の息子が長屋・・・・と考えると。

   

 過去の日本で、実際に皇統が「男系男子」を基本としていることは間違いない。

   しかし、その一方で例外もあり「女帝」が実際に存在された事(推古天皇かを始め後桜町天皇まで

   10代8方)も、迷惑は歴史上の事実である。

   また大宝令でも「女帝の存在を認めていて、次のように明記されている。

 およそ皇の兄弟皇子を皆親王と為よ。女帝の子もまた同じ。以外は並びに諸王と為よ。

   親王より五世は、王の名を得たりと誰も、皇親の限りにあらず。

 これによると、「女帝」の存在も、その「子」を親王と称することも認められている。

 ゆえに愛子内親王が女帝となっても何の支障もない。

 「女帝の子」というのは、あくまで「父親も天皇に繋がる血筋」である事が条件です。

 推古女帝 → 父が欽明天皇 夫が敏達天皇

 皇極・斉明天皇 → 父は茅渟王 夫は舒明天皇 → 息子・天智・天武天皇は男系男子

 持統天皇 → 父が天智天皇 夫が天武天皇 → 孫・文武天皇は男系男子

 元明天皇 → 父が天智天皇 夫が草壁皇子 → 孫・聖武天皇は男系男子

 元正天皇 → 父が草壁皇子 母が元明天皇 → 甥・聖武天皇は男系男子

 称徳・孝謙天皇 → 父が聖武天皇 

 明正天皇 → 父が後水尾天皇

 後桜町天皇 → 父は桜町天皇

 愛子内親王に境遇が似ているのは、前述した称徳・孝謙天皇。

   「女帝」が「天皇もしくは皇子の妃」でない場合、独身を貫く先例はここに出来たというべき?

   それなら愛子内親王も先例に従うべきでしょう。

   明正天皇はまさにその「先例」を利用して、徳川の血を天皇家に染み込ませない為に即位

   させられたのですから。

 愛子天皇 → 父は徳仁天皇・・・・で終わればいいですが、万が一「子は女系(父方が民間人)」となると

            2000年の歴史で初めて。これが皇統の正当性をなくすと言っているのです。

   悠仁親王 → 父は秋篠宮・伯父は徳仁天皇・・・「子は男系(父方が天皇)」

 ちなみに長屋王 → 父が高市皇子・母が吉備皇女(元明の娘で元正・文武の妹)

   つまり両親どちらも皇族であるわけで。父方も母方も男系に繋がるのです。

   そこらへん、臣下を母と妻に持った聖武天皇はどう思っていたか・・・何やら現皇太子に似てませんか?

 

  有識者会議を素人呼ばわりするのは失礼である。

 女帝反対論者が「有識者メンバー」を皇室史の素人ばかりと批判するが、むしろ、盛んに

  女帝反対を唱える論者こそ、それぞれの分野ではすぐれた業績のある人たちであろうけれども、

   これまで、国史を先行し、日本史学会で、皇室賢兄視野氏族系譜の研究で名の通る

   人はほとんどないのではないか。

   自らを顧みることなく、他を非難するのは、識者の慎むべき事である。

 メンバーにレフトの思想家が混じっていると問題すにする向きもあるが、別に非難に値しない。

 ここらへんは屁理屈と悪口だなと思いますが、レフトの思想・・・つまり、左翼的考え方を持っている

   人が混じっていても、色々な考え方があるからそれは問題ないと言っている事が問題だと思います。

   単に左翼といいますが、要するに「天皇制廃止」論者、そして反日でしょう?

   そのような考え方を容認するというのは、進んで天皇制を廃止に導こうとしているのかと。

 レフトの思想家は天皇制を廃止しようとしているので、あるいは天皇制の尊厳や権威を認めないので

  何とかしてそれを貶めようと画策します。

   そこで「女帝」です。

  つまりレフトの思想家は「天皇制廃止」の為に「女帝」を利用しようとしている事が、ここで明るみになった

  という風にか考えられないでしょうか?

 

 「皇族のご意見を」というなら、第一に天皇陛下の御叡慮こそ

 反対論者は、「有識者会議」に対して、「皇族の御意見をも聞かずに僭越不遜」とも非難し、

  三笠宮智仁親王殿下の「プライベート」な御発言を大々的に例示する。

  どうしても皇族の御意見を賜るというのであれば、何夜も天皇陛下の御叡慮をこそ、第一に尊重

  すべきではあるのにーもっとも陛下はこの問題で軽々しく御意向をもらされることはあるまいがー

 反対論者の中には、ある会合で講演し、参会者の中から

  「天皇陛下の御意向を承る必要があるのではありませんか」と質問が出た所

 「それは非町内。そのようなことをして、もし天皇陛下が将来は女帝でも差支えない、と

   申されたらどうするのか」と切り返したという話を仄聞している。

 確かにもっとも危惧するのは、今上が「女帝・女系を認める派」だった場合です。

  羽毛田元宮内庁長官がそうもらしたり、現在は皇后が「女性宮家」を後押ししているなど

  もしや・・・と思う節もなくはないのです。

 大型掲示板などでは「今上は悠仁親王が生まれた時、本当に心から喜んでいらした。だから男系派」

  というし、「天皇たるもの、軽々しく御心をあらわせない」というのもその通りだと思います。

  でも、自らの意思とは関係なく、「女帝容認」と報道されても黙っている事や、女性宮家云々を問われても

  黙っている事、そして東宮家への気遣いを見ていると、もしやもしやと思わざるを得ません。

 和船を漕いだから、参内しているから、一緒に静養しているから・・などと考えるのは希望的観測かも

  しれないと思います。

   もし、本当に今上がリベラルな立場で「女帝容認」を考えているのなら、それはもう皇室そのものが

  尊敬に値しない存在になったという事です。

 

 

 

 

愛子さまが将来の天皇ではいけないわけ 4

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 女帝と女系とを分ける不遜な妄想

 女帝反対論者も、ごく最近は、純粋な男系継承をつづけるということは非常に困難」であることを認め、

   それを成就するためには古来「庶子継承」と「傍系継承」の二つの安全装置があったという。

 庶子継承 → 天皇の側室が産んだ子による継承・・・125代のうち半分はこれ・・らしい。

             近代でいえば、明治天皇・大正天皇もそれにあたる。

   傍系継承 → 皇族の中から天皇を選ぶ。

             いわゆる、桃園天皇のあと閑院宮を父とする光格天皇。

 庶子継承も傍系継承も当たり前のようになされて来た事です。

   はっきり言って「正室が産んだ長子継承」でなければならないとなったのは戦後の話。

   21世紀の現在、庶民を見渡すと「嫡出子にも同等の相続権」が認められ、それが

   「時代の流れ」だと政治家ですら言い出しているわけで

   一夫一婦制の現在、公に「妾の子の相続」を嫡出子に認めるという事は、「後継ぎ」も同様なのでは?

   と、思ってしまいますが。

   戦前の民法はある意味民主的で21世紀的。

   なんせ、家父長制の元、お妾さんとその子供は認知したら「扶養義務」が課せられて、戸籍にも載る程ですし。

   皇族だけではなく華族も半分以上「側室の子」ではなかったでしょうか?

   昭憲皇太后も貞明皇后も側室腹です。

   何が言いたいかというと、戦前までは「側室」にも人権があったという事ですね。

 韓国史劇を見てて最初違和感を感じたのは、あちらでは王様の子といえども側室の子の場合は

   「下段」に置かれます。「トンイ」が産んだ英祖は自分が身分の低い側室の子である事を気にしていたとか。

   両班の場合、母が側室の場合、使用人と同じ扱いです。

   なぜ日本は?と思いますが、それこそ「父方の天皇の血筋」が絶対だったからではないでしょうか。

 

 しかし、さすがに「庶子継承」は、今の時代に無理と見て取り下げている。

   そして国民世論の支持率の高い敬宮愛子内親王を念頭に、このお方は「男系だから

    女帝として容認してもよいが、その後の継承が「女系」となると、それは日本の伝統に

   南すると、論旨を「女帝」と「女系」とにわけて論じ始めた。

   しかし、女帝が皇族以外の婿を迎えられれば、生まれた子は「女系」となるのであるから、

   結果的院は同じであって、これは愛子内親王だけを女帝と認めるための策にすぎない。

 そして、彼らの本心は、愛子内親王が女帝となることにも、実は反対なのである。

   そこで嫡出の子に男子がなければ、次の「安全装置」である傍系のお肩を迎えればよいとして、敗戦後に

   臣籍降下された旧宮家の方々の皇族復帰を盛んに提唱している。

   そしてその中から男子を選び出して、愛子内親王はその皇后になられたらよい、と、勝手な構想を

   描く者さえいる。

 国民の支持率が高い愛子内親王って誰?という感じですが。

  でもここはおっしゃる通りで、愛子内親王は「男系女子」(称徳・明正などと同じ)ですから即位しても

  構わない・・・でも、彼女が「婿」を取って子供が生まれたらそれは「女系」ですから例がありません。

  そして、確かに125代に至るまで「女系天皇」は認められていないのです。

 私は愛子内親王が旧皇族天皇の皇后になる事も反対です。

  

 女帝の男子であっても、後に即位せられて「天皇」となり、娶られた皇妃との間に

   「男の御子」が産まれて、そのお方が皇位につかれると、この系統は母方に当たる女帝の

   血をうけていられるので、古来からの皇族の継承とみて、

   皇統は再び「男系」にかえるとかんがえてもよい。

 天照大神が「吾が子孫の王たるべき地と神勅されている通り、「天照大神を母系とする子孫」であれば、 

   男でも女でも、皇位につかれて何の不都合もないのである。つまり、

   母系にせよ明瞭に皇統につながるお方が「即位」して三種神器を受け継がれ、

   さらに大嘗祭を経て「皇位」につかれれば「天皇」なのである。

 子どもは父母まら生まれるのであって。男系とか女系の差別より、父母で一家をなすというのが

   日本古来の考えだから、それを母系(または女帝」といっても男系といっても、差支えなく、

   問題とはならないのだ。

 この文章は意味不明です。

  「元をただせば男系にかえる」なんてこじつけとしか言いようがない。

  田中氏のような考え方を天皇家はしてこなかったからこそ、今があるのではないかと思いますが

 もし田中氏のような考え方がまかり通っていたら、かのエリザベス一世のように、次から次へと

   「婿」候補が現れては消える・・・という事が繰り返されていたのではないかと。

 男系は「シナ」古来のものと言いますが、オーストリアのハプスブルク家は基本的に男系継承です。

   マリア・テレジアは「女帝」と呼ばれていますが、皇帝になったのは夫のフランツ1一世。

   フランツ一世の姓は「ロートリンゲン」ですから、以後、ハプスブルク家は「ハプスブルク・ロートリンゲン家」

  になりました。

  そのたった一度の「女系」への転換がハプスブルク家を弱らせていった事実はあると思います。

  エリザベート皇后の夫であるフランツ・ヨーゼフ一世は、ルドルフ皇太子が亡くなると、その娘ではなく

  弟の子であるフランツ・フェルディナンドを皇太子に立て、さらに彼が亡くなると、フェルディナンドの弟の子が

  後を継ぎました。これすら「シナ」の考えをまねたものと言うのでしょうか。

 繰り返しになりますが天照大神が「女神」になった経緯には裏があります。当時、まさに女帝がいたからです。

  それだけ当時ですら「女帝」には疑問符がついていた証拠ではないかと。

  また天照大神は神であって天皇ではないという事。

  天皇の初代はあくまで神武天皇です。

 母系ではいけない。あくまで「父系」の天皇でなければ意味がないのです。

  力で権力を握って来た外国の王室とは違い、日本の「皇室」はいわば「和」の象徴です。

  もし、天皇という存在がなかったら日本も朝鮮半島のように部族同士が常に血で血を洗うような

  歴史を作っていたかもしれません。

  「祭祀王」「和合の象徴」としての「天皇」を支える「権威」それは「父系の血筋」に他ならないのです。

 子どもが父母の間に生まれるのであって父母で一家をなす・・・・というのは世界共通じゃないでしょうか?

  その「妻・母」が正室でも側室もいいよ・・・と言っているだけなのですが。

 

 

 

 

ドラマあれこれ

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 昨日お「笑っていいとも」見た人ーーー?

「宝塚オタク」が3人出て、「びっくり?常識」とかいうのを、クイズ形式でやってました。

草葉たつや氏は、完璧な宝塚オタクですが(なんせ45年・・・でも若い方が)

説明の仕方がイマイチ違うなと。

観劇歴20年の私では知らないことが多すぎた。

 「生きていけない」と言われたら「死ねばいい」と返す

 これはすぐにわかりました。「エリザベート」のセリフですね。

  本当は 「どうすればいいの・・・私、生きていけない」

       「死ねばいい」

  です。私はテンパるとよく使いますが誰も「死ねばいい」って言ってくれないので。

  それとよく姫をちゃかして「安産型だわっ!(ゾフィのセリフ)」も言います。

 ファンクラブ会員は「一般ファン」からトップスターを「ガード」する。

 そういえば「出待ち」を「ガード」って言いますよねーー

 スターとハイタッチすることを「おさわり」という。

 これ、知りませんでした。そんな風に言うの?じゃあ、うちの姫は「まっつ」とハイタッチしちゃった人なのか・・・

 もっとも好きなスターを「夫」としい、それほどでもない人を「愛人」と呼ぶ

 これも最近の言葉じゃない? 私は彩吹真央が「夫」で愛人はその他全部。

  彩吹が退団したいまは、まっつもだいもんも愛人だわーー

 ファンクラブに入ることを「婚姻届を出す」という

 これも最近、「ミロワール」へ行って知った言葉です。退団したら「未亡人」だったかな。

  基本、「離婚」はないけどね。

 「ラスト」や「グッバイ」がタイトルにつくとスターの退団を意識する。

 それって「ラストタイクーン」とか「ネバーセイグッバイ」とか?

   いやーー「旅立ち」の方が多いかもよ。

   主役が死んじゃう人とか、短い活躍の人とか・・・そういう時は「?」と感じますよね。

 「午後4時」になると様子がおかしくなると「ヅカファン」だなと思う

 これは宝塚HPの重大発表がされる時間とかで、いわゆる「退団発表」なんですよね。

   ごめんなさい。答えられませんでした。全く気にした事なかったなあ。

 チケットを譲ることを「嫁に出す」という

 ヅカオタクの方が「誰にでも譲っていいものじゃありませんので」って言ってたけど一般人から見たら

   何様?ですよね。

   でも、宝塚のチケットは座席番号が全部スタッフに記録され、どの生徒の席かわかる仕組みになっており、

   譲られた人が気まぐれを起こしてみなかった・・・となると、次からはチケットを回して貰えなくなるのです。

   だから、必ず見てくれる人じゃないとだめ。

 ファンレターを手渡ししてはいけない

 通常、出待ちでファンはレターを持ってて、スターさんに直接手渡ししますが、それ以外はだめってことですね。

 他にも「ファンクラブの序列はスターの序列」というのもあり・・・トップスターのファンクラブ員というか

 会長さんは偉そうだーーとかねーー

 もっというと、化粧前の色とか材質にも細かな決まりがあって 覚えるだけで大変よ。でもそれがしきたりなの。

  なんで?とか思っちゃいけないのよ。それが伝統なんだからーーって?

 

ヅカファンの女性二人が「誰が「夫」か」と聞かれて「月組の・・・・霧矢大夢さんです!」って答えていたけど

退団した人じゃないのーー もう二人とも未亡人だよーー

 

 チーム・バチスタ4 

最初はまったりかと思ったら後半はテンポほくて。

久しぶりに速水先生を見る事が出来たし。

相変わらずぐっちーと白鳥さんのコンビは楽しい。

でも、水野美紀と栗山千明って姉妹に見えないよねーー

まだ事件は見えてこないけど。

そうそう。白鳥さんの肩書ってすごいのね。

 

 相棒 

雛形あきこ・・・でしたっけ。

メイクがきつくて、それこそ真飛姉さんより宝塚っぽかったです。

陣川さんが出てくると面白いけど、今回は何だかよくわかりませんね。

雛形・・不倫相手が「裏切った」と何でああも簡単に信じるの?

あの教授は誠実そうな顔してたよ。

そこから理解できず。

ラストの右京さんの責めるような口ぶりも違うんじゃないの?と。かなり意地悪でしたよね。

 

 僕がいた時間 

重苦しい内容だなあと思いつつも、なぜか全部見ちゃった。

昔懐かしい青春ドラマのような印象。

三浦春馬のマフラーのまきかたが、ヨン様みたいで(笑)

っていうか、今時あんなふっとい毛糸のマフラーするんだねーー

バブリーな時代に若者だった私達はマフラーといえば「カシミヤ」でしたのに。

多部ちゃんとのラブラブシーン・・・・いつになったらキスするの?と。いかにも今時だなあ。

 

 花咲くあした 

とにかく夏木マリがすごくて。

舞台をみているような。そのセリフ回しが楽しい。

時々出てくるイタリア語もいいわーー

小池栄子も負けてないし。意外と存在感ない山田優って感じですか?

 

 おふこうさん 

最初に車が川に突っこむシーンから、その「ふこう」ぶりに爆笑

あまりにすごすぎるっ!!

次回が楽しみです。

 

愛子さまが将来の天皇ではいけないわけ 5

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 傍系の例証とされる継体天皇の場合。

 継体天皇の前、武烈天皇には子供がいなかったから、仕方なく継体天皇が即位。

   もし、娘でもいれば「婿入り」もあったかもしれない。

 傍系といっても応神天皇の「五世孫」であり、自身も王名を持っておられて、最後に地方豪族の

   隠然たる勢力があり、中央の政界においても、北陸地方でも周知のお方であったから、天皇となられても、

   国民にとってそれほどの不自然さはなかったのだ。

 武烈天皇には諸説あり。

   言える事は、仮に娘がいても「女帝」にしなかったろうということ。それこそ継体天皇の妃になったんじゃないかと。

 田中氏は継体天皇の即位の理由を「地方豪族の隠然たる勢力」があり、「北陸地方でも周知」だったからと

   言っているわけです。

   つまり、これは「血筋よりも後ろ盾」を認める記述ですね。

   「王の系統」であり、尚且つ後ろ盾があったから即位出来たというのは、天皇の正当性に入るのでしょうか?

   また、「国民にとってそれほどの不自然さはなかった」といいますが、当時の大和に「国民」意識が

   あったかどうか。

   大王なんて下々の者からすれば誰でもよかったんじゃないのでしょうか?

 秋篠宮文仁殿下は今上のお子。直系の子。悠仁親王はその子。今上の孫です。

   継体天皇よりずっと今上に近いですし、「親王」殿下ですし。

   ただ、確かに愛子内親王に比べたら外務省や創価などの後ろだてはありません

   だからこそふさわしいといえるでしょう。

 というか、継体天皇にまで話を遡って「傍系」を云々言っても仕方ないのではないかと。

   現実に今上はそこにいらっしゃって、皇室典範に定められた男系男子は皇太子、秋篠宮、悠仁親王の

   3人だけで、愛子内親王の入る隙はありません。

 

 現在、−将来、皇太子・同妃両殿下に男のお子様がお生まれにならないとした場合、

   最も大切なことは、先ず愛子内親王に、皇太子・女帝となって頂く事である。

   その場合、皇婿の候補として、傍系の旧皇族もその範囲に含めることはなんら差支えなく、

   その可能性もありえると思うが、その場合は当然「女系」となるー現在の皇太子殿下が

    天皇になられた次の皇位に、愛子内親王をさしおいて直ちに「傍系天皇」を迎えるという

   ことには無理があり、国民大方の同意も得られないと思う。

 ですから、秋篠宮殿下と悠仁親王は「傍系」ではありませんって・・・・・

    何度も書きますが、「天皇」が「皇太子の子」である必要はありません。また「皇太子妃の子」である

    必要はありません。

    「父方を遡って常に天皇に行きつく」ならいいのです。

 徳仁天皇が立った時、秋篠宮は内廷外皇族に留め置かれるでしょう。

   典範には「皇太弟」の規定はありませんから。

   それでも「皇太子の子」に拘るなら、秋篠宮が即位し、悠仁親王を皇太子にすればいいだけの話です。

   男系男子である二人の親王をさしおいて、直ちに「女帝」を迎える事には無理がありすぎ

   田中氏は不比等になったつもりか?

 

 女系でも養子でも家系は継承され得る。

 民間において「女系」養子はままある事。

   この点については、皇室と民間では異なるという反論もあろうが、その違いは皇位の尊厳、

   君臣の別に関してのことであって、人間生活における男女生誕の自然則を、皇室だけには適用

   しないというのでは、それこそ神がかりの論理で、無理というものだ。

 外国人が「男系の血統」を守っている事に感動しているというが、それが違う。

   従来から、外国人が皇室に対して敬意を表するのも、また日本人が皇室を誇りにするのも

   神武天皇の建国以来、皇族の席を有せられる一系の天子が、千数百年にわたって、

   一貫した統治者であり、外敵や他系の権力者が帝位を冒した例がないという、歴史の事実

  にあるのであって、皇統が「男系」とか「女系」という遺伝子のせいではない。

 養子・・・親王が形上「天皇の猶子」になる事は今までありましたし、大正天皇のように実際は

  昭憲皇太后の子でなくても「実子」にされるなどというのは普通の事でしたが「女系」はありません。

  何を持って田中氏は「女系」はあったというのでしょうか?

  女帝=女系と勘違いしているのではないかとさえ思いますが。

 田中氏は平沼赳夫氏を例にとって「平沼氏は女系の子」なのに「女帝反対を言うのは変だ」と

   おっしゃっていますが、民間では「血筋」よりも「名前」である事は、武家社会の名残でしょうか。

   私自身、女であるし養子で、ふぶき家とは血が繋がっておりませんが「名」を残す事が大事であると

   両親は考えたのです。

   公家社会と武家社会では根底が違うでしょう。

   さらに、関西の商人の家系はボンクラ息子より賢い娘婿に後を継がせる方が利にかなって

   いたりする・・・その役割によって継承の在り方はそれぞれです。

   天皇の場合は「男系の血」が全てなのです。

 外国人・・・・王族をとって考えてみると、日本の皇室が「素晴らしい」と思われているのは

   やはり「男系」を貫いているからではありませんか?

   ヨーロッパではブルボン家もハプスブルク家も消えてしまったし・・・ロシアなんてエカテリーナの

   時代から血筋がどうでもよくなっているし、おまけにロマノフ王朝も滅びてしまいました。

   血がまじりあっている事がいいのか悪いのか。でもダイアナ妃が皇太子妃になった時、イギリスの

   国民はおお喜びしたのです。「イギリス人のお妃だ」と。

   でも、オランダはどうでしょう?二代続けて妃がナチスに関わりある家で・・・

   そういう意味では一点のシミもない天皇家の血筋は尊い」と思われてしかるべきでは?

 ヨーロッパは「女王」が多いから男女平等だとか「男系の血筋」に拘らない「開かれた」ものだとか

   いう理論がありますが、それは間違っています。

   実は「女王」ばかり立つ国は一段下に見られている事・・・これは口には出さないけど現実にありますよね。

   スウェーデンは王子がいるにも関わらず「長子相続」が決まりましたが、それは一種の「王室崩壊」への

   道筋だと言われています。

   イギリスも、ジョージ王子が生まれなかったらどうなったか。

   我が国の皇太子妃が好きなオランダも、ウイレム国王の誕生に国民は喜んだのです。(でも次はまた女王だけど)

   これは「男女差別」とかいうものではなく・・・・人間のDNAに組み込まれた「意識」の差ではないかと。

   どんなに平等意識があっても男に子供は産めないし、女に喉仏は出来ないのです。

 

 もし、女帝反対論者のように、皇統に関して神武天皇子孫男系だけを問題にするならば

   「新撰姓氏録」を見たまえ。それによると、「皇別」の数は、神武天皇以降で三三四氏をかぞえる。

 氏人の男系派、源氏・平氏を含めて、数えきれない数となる。それらが全て、天皇御子孫の男系と

  いう理由で、天皇候補になり得るわけではないであろう。

 一方で男系男子の後胤の中には、蘇我氏や平将門、足利氏など、皇位を冒そうとした人物の

   いた事を忘れてはならない。

   問題は男系・女系ではなく、皇統を継ぐお方の自覚と徳望である。

 思わず「なんだこの屁理屈」とのたまってしまいました。学者がこんな事を書くなんて

  どこかの国のことわざにありますね。

   「私達は王様の子孫である」と。

   「藤」が付く人はみな「藤原」に繋がるし・・・・というのと同じ理屈ですよね?

 突如蘇我氏や将門を出して何が言いたいのかとも思います。

   もし「皇統を継ぐお方の自覚と徳望」が全てなら、現皇太子はもっともふさわしくないのでは?

   なにせ「皇室の権威に傷つけた」人なんですから。

 

 神宮祭祀という日本の優れて重要な伝統の中でも次代の変遷と要請に伴い、天皇より

   御差遣の斎王・祭主が女性(未婚)→男性→女性(既婚)と、変化しているという事実である。

   伝統というものは、本質的な精神に関していうことであって、男・女の性別や制度や形式については

   時代とともに変化の生ずるのがむしろ歴史の常であって、何ら異とするべきものではない。

 これって民間でいう所の「神主」さんと「禰宜」「巫女」さんをごっちゃにしているという意味なんでしょうか?

   伊勢の祭主が男だったり女だったりするのだから、天皇も男であっても女でもあってもいい筈だ・・って

   かなり無理な理論です。

   屁理屈には屁理屈を?

   お父さんをお母さんと呼んでいいし、お母さんをお父さんと呼んでもいい・・・みたいな?

ふぶきと姫のご日常

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 今年も大変な一年になりそう

 

 内容が濃いジュニアの里帰り

姫の成人式の前撮りの時「お正月には帰る」と約束した通り、元旦・・・夜中にジュニアは帰って来ました

帰って来るなりぐーぐー

それを午前7時に無理やり起こして、近くの神社にお参りに行き、帰ってきたらまたグーグー

なんてまったり。親子で半日ぐーぐー

大盤振る舞いのダディは夕方から「スーパー銭湯へ行こう」と言い出し、久しぶりにジュニアを連れて銭湯へ。

そこで、彼が保育園からの友達に会い、またまた久しぶりに「ちっちゃいジュニア」に逆戻り。

2日はスーツを買いに近くの「青山」へ行き、さらにお昼も外食。

外食に連れ出したダディがお金がないので、私が払う事に。

そしたらジュニアったらレシートひったくって「これくらいならいいよ。払う」と言い出し

でもでもでも5000円以上あるんだよーー

かっこよく万札をだし、おつりをくれました いつもすまないねえ・・・げほげほっ

ヨンジュナにはお年玉を3000円くれて。

随分大人になったもんだと。

それに、たった1晩でもジュニアがいると、ヨンジュナに手がかからなくなくていいわあ

一日中面倒みてくれるし(といっても一緒にゲームやってお風呂入って寝るだけだけど)

 

姫はお正月早々お仕事で、なかなかお兄ちゃんとはふれあえなかったけど、でも

「会話した」と嬉しそうに話していました。

 

去年の同じころに書いたブログを読むと、1年前のジュニアはほとんど笑いもしなかった事がありあり。

帰って来たのも1日の夕方だったし。

(私、具合悪かったんだった・・・・・・・)

それに比べると今年は。31日はお友達と飲んで騒いでその勢いで帰って来たようで。

とりあえず明るいからいいっか。

 

 姫ちゃん、スカートをはく

「絶対にスカートはかないっ

「足が太いんだもん 見せたくないもん」と言い続け

どんなにお願いをしてもスカートをはいてくれなかった姫がついに

自分から「スカート・・・・買う」と。

何でも、夏ならともかく冬ならタイツで足がかくれるから・・・との理由。

そんなのどうでもいいから、気が変わらないうちに駅ビルのブティックへ。

たとえ姫ちゃんに「ママ、ママのお給料が入ったら買ってくれるって約束したよね」と

全く身に覚えのない事を言われても、とにかく気が変わらないうちに

姫ちゃんはお店でお気に入りのがすでにあったらしく、まっすぐそこへ。

流行がない、クラシカルなチェックのワンピース。しかも色はワイン系。

それを着た姫ちゃんの・・・・可愛い事っ いやあ きっとダディ・・デレデレ?

ついでにベージュのミニ丈スカートにモヘアのセーター。

ま・・まるで・・・お姉さんみたい え?お姉さん?そう。少なくとも20歳に見える。

(いつもは中学生か?)

非情に若そうな店員さんに「高校生ですか?」と言われ、苦笑いしながら

「いえいえ社会人」と答えたのですが、その店員さんは26歳で何と3人の子持ちだった

20歳にで結婚して6歳を頭に3人。

「だから同年代の人を見ると羨ましくて」とおっしゃってましたが。

「子育てが早く終わる方がいいわよ」と言いました(間違って40歳で4番目を産まなければ

今時偉いなあ。働くママ。しかも若いぞっ!私にもあんな時代があったのだっ

暫く、その若いママさんとママ友トーク。

その間、姫ちゃんはせっせと着せ替え人形のように試着しまくっていたのでした。

 

さて。

家に帰ってダディに着て見せると・・・・・・?

ダディは何も言わずニヤニヤ(もうっ こればっかり)

そりゃあ20歳の私と比べたらねえ でも娘だしきっと心の中では

(嫁にはやらん!)だろうなあ。自分はさっさと嫁にしたくせにね。

 

 肩こりがひどすぎっ

11月から仕事を始めたのですが、デスクワークでお昼ですら自分の机で食べる環境。

決して忙しくもなく・・・むしろ暇。でもパソコンの目の前にはいなくちゃいけない。

隣にはお局様が監視。帰りも駅まで一緒・・・なんていうので。

数日で両肩がガチガチに 本当にガチガチなの。整形外科いっても「鉄板のような」と言われ

電気治療しても何も感じない。

毎日通えるわけもなく。シップと飲み薬でしのぐ毎日。

でも、年末まで我慢すればと頑張ったのですが、

正月明け、仕事はじめでまだ数日しかたってないのにすでに肩がガンガン痛い。

こんなんでGWまで持つのか?

肩を温めようとホットなシップも買ってみたけど一時しのぎだよね。

おまけに労働時間のわりには半端じゃなく疲れる。

やっぱり歳のせい?っていうか、家に帰っても休む暇がないのよーー

息切れしながら家の中で作業している自分が悲しい。

おまけに毎朝、職場の階段を3階まで登っているんですが、これまたきつくて。

降りる時は、ちょっとジェンヌ的にやってみたりするけど (ひそかな楽しみ)

でも生活費の為、頑張ります。

 

 

 

まさかの明日海トートに龍パック

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 驚きより「意外」としか。

 

 月組・・・・ミュージカル 「PUCK」 (小池修一郎作・演出)

         Crystal TAKARAZUKAーイメージの結晶ー」(中村暁作・演出)

  主演 → 龍真咲・愛希れいか

  宝塚大劇場・・・9月26日ー11月3日

  東京宝塚劇場・・・11月21日ー12月27日

 

 花組・・・「エリザベート」(小池修一郎潤色・演出)

   主演 → 明日海りお・蘭乃はな

   宝塚大劇場・・・8月22日ー9月22日

   東京宝塚劇場・・・10月11日ー11月10日

 小池先生の植田化。

  この際だから何でも「小池作品」を上演しちゃえば客が入る・・・みたいな?

 「PUCK」は見た事ないけど、涼風真世さんの代表作である事は知ってます。

  スカステで見た時は「可愛い」の一言で。しかも歌が上手。

  そんな役を・・・・何で龍真咲が?

  ビジュアルだけなら明日海じゃないの?

 「エリザベート」・・・・昨日、「男前体操」(BY天真みちる)を見て爆笑したついでに

  礼真琴のカラオケで96点だした、すごい「私だけに」を聞いちゃった後で・・・・蘭乃はなのエリザ?

  いやーーそりゃ違うでしょ。みりおのトートも違うけど。

  これって、彩輝直&瀬奈じゅん以来のトンデモコンビか?

  正直、蘭乃がエリザベート出来るなら映美くららだって、彩乃かなみだって出来た筈。

  蘭乃はダンスが売りなんだし、一人「タランテラ」でいいって。一人「堕天使の涙」とか。

  明日海は小柄なのに・・・・トートなの?

  大門がフランツ?それとも華形?

  楽しみより不安が募るラインナップなのでありました。

 

皇室ウイークリー

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ご日程

両陛下

12月27日・・・両陛下 → 侍従長・女官長らから挨拶をうける

                 長官・参与らと夕食

12月29日・・・両陛下 → 佳子内親王から挨拶をうける

12月31日・・・天皇陛下 → 節折の儀

 

皇太子同妃両殿下

1月1日・・・皇太子殿下 → 歳旦祭の儀

       両殿下・愛子内親王→ 新年祝賀

1月2日・・・両殿下 → 一般参賀

1月3日・・・皇太子殿下 → 元始祭の儀

1月7日・・・皇太子殿下 → 昭和天皇例祭(皇霊殿・御神楽の儀)

 

秋篠宮家

12月27日・・・佳子内親王 → 誕生日の為参内

12月31日・・・秋篠宮殿下 → 大祓の儀

1月1日・・・両殿下・眞子内親王 → 新年祝賀の儀

       佳子内親王・悠仁親王 → 参内して挨拶

1月2日・・・両殿下・眞子内親王 → 一般参賀

1月3日・・・両殿下・眞子内親王 → 元始祭の儀

1月6日・・・秋篠宮殿下 → 山階鳥類研究所会議

1月7日・・・両殿下 → 昭和天皇例祭奉幣の儀(武蔵野陵)

       眞子内親王 → 昭和天皇例祭(皇霊殿)

1月8日・・・両殿下 → 平等院鳳凰堂平成修理完成記念 天上の舞 飛天の美鑑賞

       紀子妃殿下 → 母子愛育会から挨拶を受ける

       秋篠宮殿下 → 東大総合研究博物館研究会出席

1月9日・・・秋篠宮殿下 → 日本動物園水族館協会会長らに会う

       紀子妃殿下 → 結核予防会評議員会長らに会う

 

 皇太子妃は相変わらず正月はほぼ欠席。祭祀と名がつくのは全部嫌。

  「合理性を求める性格だから」って女系派は言うけど、それはそれ、これはこれなんじゃなのかと。

  「合理性を求める」から「祭祀欠席は当然」とか「神様は信じられない」とか・・そんあ言い訳が通じるなら

  皇族やめなさいって感じですね。

 愛子内親王はお友達と4日ー7日まで奥志賀でスキーでした。

   正月からスキーに行く皇族は今までいませんでしたね。しかも友人と一緒って・・・・

   ホテル代の請求はどこに?

   去年も行ったし、またこれが「常」となるんでしょう。

   「スキーくらいいいじゃない」って思うかもしれませんが、回りは中学受験で大変な筈だけどなあ。

   ご優秀だから何をやってもいいわけですね。

 今年の新年祝賀の儀でも皇后陛下はティアラをつけられず。

   首の事を思えばお気の毒で仕方がないと思うものの・・・・皇后がティアラをつけず、回りの妃殿下方が

   つけているのは、見ててどうにも居心地が悪いというか。それって違うんじゃ?と。

   もし、皇后がつけないなら妃殿下方も全員つけるべきではないし・・・

   ティアラってただの飾じゃないですよね。

   その女性の身分とか権威などを表す象徴じゃないですか。それをつけないというのは・・日本ではあまり

   違和感がないかもしれないけど、世界的にどうなの?と。ティアラ自体は西洋のものだし、これはやっぱり

   静養を基準に考えるべきかもと。

   というか、はっきりいって、ティアラをつけられない程の体調でしたらお出にならずともいいのにと。

   段を上がる時も大変そうで。いちいち天皇陛下がエスコートしているし

   杖をつかうとか女官に補佐させるとか。全部でなくてもいいよね。

   だけど、そういう事をしたら必ず雅子妃擁護派が「皇后にティアラをつける義務はないから雅子様も

   おつけにならないのです」とか「皇后が儀式に出る義務はないので皇后様もお出になりませんでした。

   だから雅子様が儀式に出られなくても皇后失格ではない」などと言われる。

   それが嫌だから無理にでも出る。まるで屁理屈の迷宮にはまってしまった。

   正直、香淳皇后ならそんな事を言われる事はなかったと思います。

   そこが「民間出身妃」の弱みなんだろうなあと   

   そもそも美智子さまご自身が何でも「理屈」で通してきた経緯があります。

   皇太子妃になったのも、「当時の皇太子が恋をした」以上に「成績優秀で裕福で美人で賢い」条件が

   「お妃候補」になったわけでしょう?

  そういう「外づけ」条件を納得させた事で、何でも「見かけ」が大事な世の中になったんじゃないかなあ。

   現在、愛子内親王が「ご優秀」だと自慢されるのも同じ理屈。

   本来、内親王に成績は必要ないのです。大事なのは品格。育ちの品格なのです。

 成績とかお金とか、数字で見える価値観は合理的そのもの。皇后は雅子妃を責められないのです。

  その合理的なものの考え方が今、皇后を休めない状態にし、皇室を貶めている原因なのかもしれません。

 

10日に行われた講書始めの儀。ここにも皇太子妃の姿はありません。

お勉強は好きなんじゃないの?と思うけど、興味のない事は絶対に嫌な性格なんでしょうね。

ちなみに

 

皇太子妃はこれだけ行事を欠席しているのですが。

去年から「本格復帰」とか言われつつ、相変わらず何も変わらないじゃないのーーと。

一般参賀のようなマスコミが入り「皇太子妃」として丁重にもてなされる場には出たがる。

年に1度か二度、自分の「権威」をみせつければそれで十分だという事ですね。

これを見ると確かに2003年以降、第一ティアラは見えませんね。

しかもドレスが同じものばかり・・・・・

 

昨日発売の「文芸春秋」は保坂正康氏の「20年後の雅子妃」についての考察がありましたが

「グローバル」「被災地に心を寄せる」がキーワードらしい。

保坂氏は魂を売ったか脅されたか・・・・・ 保守派はこうやって沈黙していくんですね。

面白かったのは辛酸なめ子の「愛子さまが結婚するお相手は」で。褒め殺しの皮肉たっぷりで

大笑いしました。

なんせ「ご優秀」な愛子様の結婚相手は理系がいいとか、無理に結婚しなくても瀬戸内寂聴さんのように

仏門に入ればいいとか・・・・優秀なんだから何でも出来る的な。

よく書いてくれたーーって感じです。

 


韓国史劇風小説「天皇の母」142 (フィクションの殿堂)

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「え?」

ノリノミヤは思わず言葉を失った。

エアコンが丁度良く効き、明るい色調でまとめられている部屋はいつもと変わりなく

暖かで、調度品も飾ってある花ですら平和で落ち着いた雰囲気をかもしだしている。

にも関わらず、皇后はうっすら涙ぐんでおり、天皇はつとめて平静を装いつつも

明らかに動揺している風だった。

「前立腺ガンだそうだよ」

数日前の定期健診で見つかったのだ。

「まだ初期だから・・・来月手術と言われたね」

「・・・・」

ノリノミヤは言葉を失い、頭の中がぐるぐるとまわるのを感じた。

先帝が崩御されたのもガンだった。

あれから15年近く。やっと今上自身の世の中になってきた・・・・ところだった。

「私のせいですわ。私がもっと気をつけていれば」

皇后が弱気な事を言い出す。

「私の精進が足りずにこんなことに」

「ミー」

天皇は皇后をたしなめる。

「そんな事を言っても仕方ないよ。自覚症状なんて何もなかったんだから。

何がどうしてガンになるか、なんて誰にもわからないんだからね」

「でも・・・でも・・・」

皇后の弱気な態度を見るのは初めて・・・というようにノリノミヤは思った。

思えば結婚していらい「夫の愛」に支えられ、それだけを頼りに皇室で生きてきた人なのだ。

今ここで、「もし」などという事があったら皇后はその「柱」を失う事になる。

皇族でもなく華族でもなかった皇后にとって、天皇はたった一つのよりどころ。皇室にいる「理由」そのものだった。

「おたあさま。今はそんな事をおっしゃっている場合ではなくてよ。ドンマーインです」

宮は仕切るように元気に言う。

「この事を東宮のお兄様方にお話になるのでしょう?手術の日程はまだお決まりではないの?」

「年末年始は行事が多いからね。年明けの16日という事になりそうだよ」

「本当は今すぐでもと思っているけど、陛下がご承知にならないの」

「天皇にとって年始の祭祀は重要なのだよ。ミーもそれはわかるだろう」

「そうはおっしゃっても」

「手術は宮内庁病院で?」

ノリノミヤはとりとめのない老人二人の会話をばっさり切り落とし、次へ話を進めた。

皇后は頷く。

「そう・・・そうよ。宮内庁病院」

「マスコミへの発表は」

「そうだったね。すぐに侍従長を呼ばなくては。我ながら動揺しているようだ」

天皇はすぐさま侍従長ら側近を呼び、話を進める。

侍従長らは無論、この事を知っていたし、だからといって容易に外に漏らすものでもない。

表情はどこまでも「無」に徹して事務的である事が今はありがたかった。

ノリノミヤは、天皇病状は今すぐどうのうこうのではないという事、手術は内視鏡を使って行われる事。

術後は半月ばかり入院しなくてはならないこと。主治医は東大の専門医があたる事などを

確認すると、それを東宮とアキシノノミヤ家に伝えさせた。 

 

アキシノノミヤ家はすぐにかけつけたが、驚いたのは東宮家の無関心ぶりだった。

侍従を通して病気を伝えたのだが、駆けつけるどころか「わかりました」の一言で

ノリノミヤは思わず「ひどいわ」と叫びそうになった。

しかし、そんなことで怒っている暇はない。

宮はこの時、あらためて自分の両親が年老いており、助けになるのは自分しかいないのだと

確信した。人は誰でも自分の親だけは死なないと思う。いつも元気だと思う。

今まで何度も手術をしたり倒れたりした皇后でさえ、本当の事をいえばそこまで大仰には

考えていなかった。

でも、普段は本当に健康そのもので、側近も細心の注意を払っている筈の天皇ががんになるとは。

この事のショックは図りしれない。

「何でもお手伝いするから一人でかかえこまないように」

とキコに慰められ、ノリノミヤは自分を奮い立たせたのだった。

 

家でテレビを見ていたヒサシは、その報道を聞くなり複雑な顔をしてユミコを呼んだ。

「陛下がガンだそうだ」

ユミコは今しがた電話をしていたようで、「まあ、あなたも気をつけなきゃね」と言いつつも

上の空だった。

「わしは大丈夫だよ。毎朝、お題目を唱えているじゃないか」

「そんな事言ったって」

ユミコはそれほど信心深くはないようだった。

「どうしたんだ?誰からの電話だったんだ?」

「まーちゃんよ」

「陛下のガンの事は話していたか?」

「いいえ。全然」

「全く、なんて奴だ。こういう時こそ駆けつけて点数稼ぎでもしとけばいいのに」

「まーちゃん、それどころじゃないのよ」

「天皇の病気以上に「どれどころじゃないもの」とは何だ?え?」

ヒサシはちょっとイラついて言った。

天皇は自分より一歳年下だった。同年代の病気というのは、非情に堪える。

明日は我が身とも思うし、人生の下り坂を歩んでいるのだと実感するからだ。

「お題目を唱えているから」などとうそぶいてみても、内心ははらはらしている。

天皇は毎日、きちんとした食事をしているし、医者がつききりの筈ではないか。

やっぱりガンの家系というのはあるのだろうか。

そんな思いがよぎっている所に、娘の無関心はカチンときたのだ。

「アイちゃんがね。変だっていうの」

「は?何が?」

「ほら、この間、一歳児検診を受けたでしょう?その時に多少ひっかかったらしいのよ」

「何か身体的な欠陥があるのか?」

ヒサシは身を乗り出した。トシノミヤはヒサシにとっても初孫である。

男子でなかったのは残念だが「皇族の孫がいる」事に変わりはない。

一種の箔にはなる筈だった。

「言葉が遅いとか歩き出すのが遅いとか言ってたでしょう?アイちゃん、どうも内反足らしくて

やっぱり装具をつけなくちゃいけないらしいの」

「装具?」

「ええ。寝る時だけ足を矯正するのよ。それで治らないと手術なんですって」

「治るならいいじゃないか。偏平足なんていくらでもいるだろ」

ヒサシは偏平足と内反足をごっちゃにしている。

「それだけじゃないの。もう1歳なのに、ほとんど言葉が出てこなくて・・・もしかしたら」

ユミコはちょっと言葉を切った。

「もしかしたら何だっていうんだ?」

「ううん・・・まだわからないものね。でもまーちゃんはひどく心配しているのよ。それで私に

まーちゃんの時はどうだったかって聞くから、別に問題はなかったって言ったの。

まーちゃんも多少言葉が遅かったけど、そんな心配する程の事ではねえ・・・・」

「言葉が遅い方が頭がいいというぞ」

ヒサシは言った。

「毎日、英語のCDをきかせればそのうち英語で会話するようになるさ。これからの人間は

外国で活躍しないといけないんだ。日本語より英語だよ。日本人は英語が苦手で困る。

だから国際的に活躍できないんだ。こればかりはどうもなあ・・・・」

「英語より日本語より、情緒的な問題ではないかって」

ユミコは楽観的には考えられないようだった。

「とにかく東宮御所にもう一度連絡して、すぐに参内しろと伝えろ。実際に行かなくてもいい。

そういうパフォーマンスを見せる事が大事なんだと。ああ、この歳になっても娘に煩わされるとは。

来年はオランダへいくというのに」

 

そうだった。ヒサシはついに国際司法裁判所の判事としてオランダへの赴任が

決まったのだった。

ヒサシにとって人生はどこまで階段を駆け上がれるかの持久走のようなもの。

その一番上には「勲章」が待っている。

半島系の名もなき自分が、いつか国民の最上級に駆け上がる事。それが夢なのだ。

娘を皇室に嫁がせたのもその一つ。

しかし、てっきり国連大使になれると思ったのに「皇太子妃の父がそのような仕事につくのはいかがなものか」

と言われ、長い間無聊をかこってきた。

外務省ではからさまに

「普通は、娘を嫁がせた段階で引退するのものでは?ショウダ家は引き際が良かった」

などと陰口をたたかれる始末。

ヒサシはそんな事を言われてもお構いなしだった。政治的に利用できないものなど

この世に存在してはならないからだ。

どんな悪口も陰口も怖くはない。

いつか自分が最上段にたって、総理大臣や天皇ですら陰から操れるような人間になれば。

だから、しつこくしつこく、本当にしつこくポストを与えろと運動して来た結果。

やっと国際司法裁判所に行ける事になったのだった。

オランダへ行けばしばらくは帰国出来ない。

その間にアイコが少しでも大きくなり、「女帝」への道が開かれればそれでよかった。

もしかしたら天皇も長くないかもしれない。

同世代としては不安になる「がん」がもしかしたら今の自分達には幸運の女神になるかもしれない。

皇太子がわりと早く皇位につけば、自分は天皇の義父であり、アイコが皇太子になれば

「将来の天皇の祖父」だ。

そう思うと自然に笑みがこぼれてくる。

「まあいいか」

ヒサシは何のきなしにそういってふふっと笑った。

 

年があけ、全ての新年行事が終わった16日、天皇は入院した。

付き添ったのは皇后とノリノミヤだった。

車窓にうつる皇后の厳しい顔とノリノミヤの冷静な表情は対になって見えた。

ノリノミヤはどうしても病院に泊まるという皇后に

「わかったわ。でもおたあさままで倒れたら大変ですもの。お気をつけ遊ばして」と

励ましの声をかけた。

手術当日も手術室の前で見守ったのは皇后とノリノミヤ。

「おもうさま、お祈りしているわね」

「あまり大げさに考えないように。ミーを頼むよ」

「大丈夫。ドンマーインだわ。私に任せて」

天皇は娘の頼もしい言葉に送られて手術室に入ったのだった。

ノリノミヤは天皇皇后不在の皇居において、全てをとりしきり、的確な指示を与え

その一方で宮家方の見舞いのスケジュールを調整したり、また付き添っている

皇后にひざ掛けや本などを差し入れたり、天皇には孫達の写真を送るなど

献身的に影となり尽くした。

そのノリノミヤの顔には一種の「覚悟」のようなものも見え、今までの人生、大方は

自分の為ではなく皇室の為に生きて来たようなものだが、今後は尚一層そうしようと

心に決めたかのようだった。

そんな妹の姿に、アキシノノミヤは心を痛めた。

今まで、どてほどこの妹に甘えて来たことか。

こちらは内廷外皇族で、全てにおいて制約があり、積極的に動こうとしない東宮にさらに

遠慮を強いられて身動きがとれない。また日々の公務の忙しさもある。

そんな中で、ついつい天皇と皇后の問題はノリノミヤに丸投げしてきたのだ。

これからも、それでいいというのだろうか。

この3歳年下の妹が今後も皇族として、不惜身命の人生を生きるにはあまりにも不憫だ。

日本中が天皇の病状を心配し、支える皇后に同情している時、兄は妹の幸せを

心から願っていた。

 

 

成人式の姫へ

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 本当に疲れたーーたかが付添なのに 歳なのか何なのか。自分の体力の衰えに怯えてます。

 

さて。

本日は姫ちゃん、成人式でございました。

朝の8時半に美容室に入りました。

デパート内の美容室。警備員さんに「本日はおめでとうございます」と言われて

職員用裏口からさらに案内がついて美容室へ・・・会う人会う人に「おめでとうございます」

なんていい言葉なんだろうと思いつつ。

併設の写真館はすでに百花繚乱 うわあ きれい 可愛い・・・・

自分が主役だった頃には、まるっきり他人を見る余裕がなかったけど、今日は好きなだけみてられる・・・・

早速姫は美容室へ。

前回とは違った髪型になりました。

それがこれ

一番違ったのは前髪で

この編みこみが可愛い。

ちなみに全部地毛です。

今年はわりと黒髪が多いし、着物の色も明るくなったように思いました。

現代的な薔薇などに交じって、我が家の姫の・・・30年前はちょっと現代っぽい古典柄。

それに目立つのはやっぱり総絞りかなあ。

 今回、一番お金がかかったショールです。やっぱりショールって大事かも。

さて。

近くの成人式の会場へ行きました。

実は私と旦那様は、大雪で・・・着付けして写真とったらすでに夕方だったというありさまだったのです。

なのでいわゆる本当の「成人式」の風景を見るのは今回が初めてという事で、

姫より興奮しちゃいました

うんうん。確かにひところよりは黒髪が目立つし着物もピンク系が多いかな。

へえ・・・と思ったのは男子の着物姿が多かったことです。

私達の時代はたいてい背広で(就活・卒業式・入社式にこれ一着)したのに、今日は羽織袴が一杯。

喜ばしい事ですよね。

赤ちゃん連れも一人や二人じゃなかった まるっきり気にしなーい風潮?親(祖父母)も含めて

「おめでたムード」時代は変わったものですね。

 

今回、姫が着物を脱ぐ時に手伝ったのですが、つくづく感じた事。それは

 帯の締め方が芸術そのもの

だという事です。世界中を見まわしても一本の帯をここまで美しく形作る国があるでしょうか?

その為に沢山のゴムを使い、幾重にも結んでいくその技術といったら!!

その手のこみようにあらためて

日本人は器用な民族なんだなあと思いました。

髪型一つにしても、編みこみんで巻いてあげて結って・・・それをちゃちゃっとやってしまうんですから

やっぱりすごいです。

着物文化というのは、日本の誇りなんだとあらためて思いました。

このような素晴らしい民族衣装が嫌いな皇族がいるという事にむしろ驚きを覚えますね。

 

姫へ

20年前にわが家の姫として誕生してくれてありがとう。

神様に感謝します。

女の子の親というのは、一生に何度かは「女の子でよかった」と思う事があると思います。

なぜなら、女の子を持っていないと経験出来ない事が多々あるからです。

今日の女の子の母はみな、スターさんの御付のごとく、大きな荷物を持って右往左往しながら

娘が出来上がるのを待ち、それから写真をバチバチとって、成人式に送り出す。

あるいはお迎えに行って、着物を脱がせてひと段落つくまで・・その疲労感といったらありません。

でも。

何だかとっても幸せなのは事実です。

今日、成人式の会場でママががっちりガードしちゃったから、姫は誰にも声をかけられなかったし

お友達にも会えなくてちょっとがっかりだったけど、ママは得意満面でした。

だってどうみたって姫が一番可愛かったもの。

生まれた時の純粋さをまだ失わない、青い檸檬のような姫。

世俗にまみれず、気高くて近寄りがたい我が家の姫。

いつかその檸檬がさわやかな香りを放つまで、ママは見守り続けるでしょう。

 

生まれた時から「節約」世代。

携帯やDVDデッキ、パソコンなど文明の機器に囲まれながら、本当の豊かさを知らない可哀想な世代。

その節約ぶりが時にはTPOをわきまえない行動に走る事も。

ママ達があなた達に教えてあげられるのは、古き良き文化、本物を見極める目。

身は質素にしていようとも、心だけは贅沢に生きて欲しい。

そうしていれば、やがて本当の「贅沢」に向き合った時、間違いなく対処できるでしょう。

心豊かな人生を送って下さい。

風潮に流される事無く、言葉に騙される事無く、自分の目で見て判断して、一歩一歩歩いて下さい。

あなた方の世代は、本当は可哀想なんかじゃない。

堅実でしっかりとした「古き良き日本人」の姿への回帰である事を願います。

2000年、3000年を超えて今に至るまで、永遠にDNAの中に組み込まれた

誠実さ、堅実さ、賢さ、器用さ、そして工夫。そういったものをしっかりと受け継いで

形にしながら生きて行ってほしいと思います。

いつの日か、迷う時が来るでしょう。

「自分は何者なのか」と。

その時は。原点に帰ればいい。

成人おめでとう。

愛子様が将来の天皇ではいけないわけ 6

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 古代・上代における女帝・皇后の御活躍

 日本の危機や転換期に際して、女帝や皇后の御活躍は目覚ましかった。

  神功皇后や斉明天皇が、任那や百済救済のため率先して半島に大出兵されたのは周知の事実。

 ことに斉明天皇は北九州の陣営で崩御されている。

   また斉明天皇朝に整備された事業の偉大さは、最近の考古学の発掘調査によって実証され

   驚嘆の的となっている。

 推古天皇は、髄への国書に「日出ずる処の天子」と自称して国威を発揚された。

 持統天皇は、伊勢神宮の二十年式年遷宮の制や大宝律令の基礎を制定し、最初の都城制である

  藤原京を造営された。

 光明皇后も、天平文化の輝かしい歴史を担うおひとりである。

 神武天皇は実在ではないと田中氏は書きました。神功皇后も実在してはいなかったのでは・・・・というのは

   定説ではないかと。

   仮に存在していたとしても、彼女は「天皇の子ではない」息子を天皇にした人じゃなかった?

 斉明天皇が・・・というより中大兄の皇子が・・・でしょう?

 推古天皇が・・・というより聖徳太子が・・・でしょう?

 持統天皇が・・・といいうより不比等と高市皇子でしょう?

 光明皇后の「慈悲」伝説はどこまで本当かわかりません。むしろ、父や兄など実家の為に働いた人で

   天皇家にとって必ずしも「益」になったかといえばわかりません。仲麻呂との一件もあるし。

   もし、光明皇后が田中氏のように素晴らしい人だったら、娘を皇太子にはしなかったでしょう。

   聖武天皇には他に男系男子がいたのですから。

 

 

 有識者会議への要望

 1 皇位は、大宝律令以降の慣例とされてきた男子・男系が常識的に容認されようが、国の歴史には

     非常事態があり、その国歌非常の場合にも対応できるように法制化しておくのが政府の責務である。

     それゆえ、、側室制度のない一夫一婦制の今日、皇太子妃に男子の生まれない可能性があり、−現にその通り

    その場合に備えて、女性天皇や皇位の女系継承も、想定しておくのは当然のことである。

   2 占領政策による皇族の臣籍降下については、やはりその特殊事情を考慮して

     何等かの対策をとることが望ましい。

   3 現在の天皇・皇族の嫡男系嫡出の子孫を「永世皇族」とすることは、将来、その人数の

     規模が多大となり、経済的問題もあるが、何よりも君臣のけじめが曖昧になる恐れが 

     あるので、やはり昔の令制に準じて、天皇の四世孫程度にとどめ、場合によっては五世孫までの

    特例を認めてもよいであろう。

   4 四世孫までの方々には新しく「殿下」の尊称を。ただし経済支援を認めない。

   5 「皇親」(四世・五世孫)の範囲内では相互の「養子」を認める。

   6 「女帝」の場合は「摂政」を認める事も検討する事

   7 長子優先はそのままでよい。ただし、長子に兄弟姉妹がおありの場合はその長子の立太子の挙式

     以前に、必ず勅書による皇室会議が開かれ、御健康状態その他を勘案し、天皇・皇后両陛下の

     大御心と、長子の御意志を尊重して最終決定とする。

   8 将来の長寿社会に対応するため「譲位」のことも検討すること。

 現皇室への要望

    今上陛下には皇太子と秋篠宮という二人の男系男子がいた。「男系男子」の誕生は、基本的に

     この二人からしか生まれないという事になった。

     にも関わらず皇太子夫妻は「世継ぎ」問題に真剣ではなかった。

     皇太子妃は、一度も妊娠しなかった時期においてさ「子産みマシーンではない」と言い放ち、出産よりも

     海外旅行を大切に考える女性であった。

     しかも、「私が産まないのに義理の妹が産んだら私が傷つく」として産児制限をかけた。

     愛子内親王誕生後は早々に「第二子」を断念。

     しかし、それでも秋篠宮へ「お願いします」の一言もなかった。

     意を決した秋篠宮夫妻が高齢出産のリスクをへて悠仁親王を誕生させた。

     しかし、皇太子夫妻はこの親王を公に認める事無く「長子相続」という理屈を持ち出して

     娘に皇位を譲ろうとしている。これを「皇位簒奪」といわずして何といおうか。

     ゆえに、今上陛下は早々に皇室会議を開き、皇室の倫理を正しく統一すべきである。

      今上は「憲法順守」を常に掲げていらっしゃる。ならば「皇室典範」をこそ順守すべき。

      皇位簒奪の輩が闊歩している以上、言葉に出して「私の後は悠仁が」とおっしゃる必要性がある。

    皇太子夫妻がかように「将来の天皇としての役割・自覚」にかけた行動を起こした責任の一端は

     両陛下にもある。それゆえ長年の感情は別として、今こそ旧皇族の協力をあおぎ、宮家復帰に

     力を尽くすべき。

    「皇族が増えすぎる」という心配は今はしなくてもよい。むしろ、適齢期の女性皇族(女王方)を

      早く降嫁させる方法をとるべき。

    高円宮妃・承子女王のように「皇族にふさわしくない振舞」をした場合は、今上が直々に処罰すべきである。

 田中氏の言うように「長子優先」でもいいけど、兄弟がいるなら皇室会議を開けというなら

   立太子した後ではあるが、今こそその時ではないかと思います。

   皇太子の思想、皇太子妃の思想、健康問題を吟味し、国民の支持を得られなければ早々に

   秋篠宮家に譲位を。

 

     

ドラマあれこれ

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 何やら都知事選で盛り上がっているような?

でも、都内に住んでいないのであまり興味が

あっ 細川元総理が立候補するって話にはびっくりしましたけど。

何で76歳にもなって・・・殿さまーーいい加減にしやっ 隠居してどれくらいになるとおもうてんねん。

人生には引き際っちゅうもんが大事や。

今さら若いもんの足を引っ張るなんてなあ 一体誰の血を引いてそこまで往生際が悪いのや?

いや・・この場合、突如ユンケル飲んで生き返ったーーってとこかい?

「脱原発」をかかげて都知事選なんて。主旨が違うんやないか?

誰でもわかる事や。わからへん殿さん達。ボケたんか?石原元都知事よりひどいわ。

隣の席のお局様が「やっぱり舛添さんかなあ・・・」とかいうので、ほっときゃいいのに

「いいえっ田母神閣下ですわ(きりっ)」って言ったら

「何で?どうして?田母神さんって自衛隊で問題起こしただけの人じゃないの?」って。

ががーーん いや・・あの・・・一般人の方ってそういうイメージ?

知名度低いのか? 舛添さんのあれやこれやの問題も知らないって事でOK?

とはいうものの。

もっと若い人がいいんじゃないの? 悪いけど7年後生きてるかどうかの人を選んでもね。

その間に「老人特有」の症状が出るかもしれないし。それこそ「体調の波」にさらされる事も。

ほんと、昭和10年代の人っていつまでも現役気分が抜けなくて困るわーー

息子や娘世代の足を引っ張ってばかり。

「高度経済成長は俺たちが作った。必死にまじめにコツコツと働いて来た。働けば働くほど

夢がかなう世の中よ、もう一度!」みたいなノリじゃないのかな。

 

さて。

仕事を始めてゆっくりテレビを見る暇もなく。だからじっくり味わう暇はもっとなく。

「軍師官兵衛」は録画を忘れ・・・・「緊急取り調べ室」はわけわかんないストーリーで。

「なぞの転校生」も意味不明だーー 岩田君のパパが高野浩之って?気づかなかったよーー

「戦力外なんちゃら」は見逃し。

「失恋ショコラティエ」ははなから無視。「隠蔽捜査」は・・・何、舞台の脚本みたいな説明セリフやってんの?

でも笑うわけにいかず。

「Sー最後の警官」だけ?面白かったの。

何がって。ありえないドンパチに爆笑しちゃったから。

視聴率も18%でダントツ?  イケメン二人が出てて視聴率悪かったら困るけど。

でも、綾野君が仮面ライダー見える。

「福家警部補の挨拶」は「相棒」と「古畑」と「コロンボ」をごっちゃにしたような印象。

ヒロインの性格は右京さんと古畑を混ぜた感じ。

稲垣君といい、檀ちゃんといい、誰もにこりともしない、不機嫌な登場人物だらけで。

何だかイマイチ・・・・でも続けてみるかなあ。

 

 

って事は、今のところぱっとしないって事ね。

 

 

深読み歌会始め

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 さすがに寒い 職場が寒い。

2月1日のオフ会。まだ人数に余裕がありますので、予定がつく方は「メッセージ」を下さいね。

さて、今年もやって来ました 恒例「歌会始め」もとい、ふぶきの部屋流「深読み歌会始め」いきまーーす。

今年のお題は「静」

 

天皇陛下 御製

慰霊碑の 先に広がる水俣の 海青くして静かなりけり

 ネットではちょっとした大騒ぎでした。

   なんせ「天皇陛下が水俣を詠んだ!」のですから

   確かに、皇太子妃入内以来20年の時を経て、陛下は満を持して詠まれた歌とも言えるでしょう。

   慰霊碑の先に広がる水俣の海は青くて静か・・・・同じ「海の静か」を詠っても、雅子妃の「釜石の海」は

   なんと空々しい事か。

 とはいうものの、20年も経てば、ご本人ですら「自分はチッソ会長の孫」だという事も忘れているのでは

   ないかと。むしろ、この歌によって「皇太子妃と水俣」はタブーでもなんでもなく「過去」になってしまったとも

   言えるのではないでしょうか。

   誰かがこそっと皇太子妃に「ねえねえ、水俣ってあなたのおじいさまが会長だった会社が起こした

   前代未聞の公害病の事でしょう?」とご注進でもしない限り、「別に」といったところなのでは。

   そう思うと、ちょっと悔しい。

 

皇后陛下 御歌

み遷りの 近き宮居に仕ふると 瞳静かに娘は言ひて発つ

 伊勢の遷宮に旅立つ黒田清子さんを詠ったもの。

   「遷宮が近いので伊勢へ参ります」と臨時祭主の娘は挨拶して出発した・・・・・

   深読みすれば「内親王のあるべき道」を説いたものではないかと。

   「天皇の娘」は天皇になるのではなく、「伊勢の祭主」になられるが道であると。

 

皇太子殿下

御社の 静けき中に聞え来る 歌声ゆかし新嘗の祭

 毎年、出席している新嘗祭の「新嘉殿の儀」を詠ったもの。

   だから何?って感じですが、深読みすれば「自分だけが天皇のそばで聞く事が出来る」神楽。

   つまり「自分は次代の天皇である」と宣言しているようなもの。

   大嘗祭はまだかなーーというのは深読みしすぎです。

 皇太子のあまりの得意満面の顔にげげっとなりました。

 

皇太子妃殿下

悲しみも 包みこむごと釜石の 海は静かに水たたへたり

 とってつけたような被災地訪問時の歌。ご本人は今年もご欠席。

   「体調の波」でもなく、もう出席しない事が決まっている・・・・出るつもりはさらさらないという事でしょうか。

 さて、釜石の海が静かだった・・・と言われて、ちょっと違和感?

  リアス式の釜石の海は静かに水をたたえているだろうか。むしろ、荒波が打ち寄せるのではないかと。

  この歌は陛下がお詠みになった

  津波来(こ)し時の岸辺は如何なりしと 見下ろす海は青く静まる のパクリではないかと言われています。

  確かに、とても妃殿下の作られた歌とは思えません。

 

秋篠宮殿下

数多なる 人ら集ひし遷御の儀 静けさの中御列は進む

 沢山の人が集っている式年遷宮の儀で、神様は静かに進む・・・という意味ですが

  去年の式年遷宮はいつになく国民の関心が高かった。

  殿下はゆえに「数多なる人ら」と詠んだのでしょう。

 皇后陛下の「皇女が祭主として奉仕する式年遷宮」の歌。そして呼応するかのように

  妹君を見守られた秋篠宮殿下のご体験。静けさの中に阿吽の呼吸が見えます。

 

秋篠宮妃殿下

いくつもの ボビンを子らは繰りながら

              静かにイドリアレースを編めり

 これは去年、秋篠宮夫妻が行かれたスロベニアのイドリアの街で見た「レース編み」ですね。

  でも、実はイドリアという町は水銀鉱山の町で水俣とは姉妹都市。

  つまり陛下の水俣の歌と対になっているのです。

 

眞子内親王

新雪の降りし英国の朝の道静けさ響くごとくありけり

 エジンバラ大学へ留学していた時の歌ですね。苦心の作といった感じ

 

常陸宮被妃殿下

秋祭 君の挨拶を聞かむとし 子供神輿の子らは静まる

 宮邸に毎年近所の御神輿がやってくるそうです。子供達はわいわい言いながら宮邸に来るけど

  宮様のご挨拶が始まると静かに聞いている・・・なんとも微笑ましい風景です。

 

三笠宮妃殿下

思ひきや 白寿の君と共にありて かくも静けき日々送るとは

 妃殿下・・・本当に静かな日々でしょうか。白寿をお迎えになり、何ともめでたい筈の年。

  けれど両殿下の前にはいつも「死」の影が静かに。そう思うと心が痛みます。

 

?仁親王妃殿下

わが君と 過ごせし日々を想ひつつ 静かにながるるときありがたき

 生きていた時は、顔を合わせるのもお嫌だった?仁殿下をこのように偲ばれるとは。

   全てを時が解決してくれたかのようです。

 

彬子女王

夏の夜に子らと集ひし大社静寂の中に鈴の音聞きぬ

 彬子女王は子供達と一緒に出雲大社へ行かれました。その時の歌です。

   そういえば出雲大社も遷宮の年でした。

   伊勢が陽なら出雲は陰。陰陽が出そろったわけです。

 

高円宮妃殿下

灯籠の あかりともれる回廊を 心静かに我すすみゆく

 ・・・だから何?な歌ですが。何だかここまで単なる情景を詠うというのは、どこぞの皇太子妃と

  すっかり同じメンタリティですね。

 

承子女王

静けさを やぶる神社の鳥の声 日の落ちてよりいづる三日月

 日没と同時に三日月が上る・・・・何だか不吉な予感がするんですけど。

   だって静けさを呼ぶって鳥が鳴いているんですよ。怖いっ。ホラーだ。

 

典子女王

かすみゆく 草原に立ち眺むれば いとど身に沁む静けさのあり

 一体、どこの風景を詠まれたのでしょうか。この歌だけ解説がないのです。

  つまり「どこでもない」ところを詠んだ?

  典子女王は外国にも行ってないし、日本には「草原」はないし。想像力豊かですねといったところ?

 ただ孤独感は伝わってきますよね。

   御姉妹の中でもとりわけひきこもり」な印象の方ですし。

 

 選者の歌

 続かない 話題と話題のすきまには 君との距離が静かにあつた

 15歳の少年の歌です。携帯を持ち始めてメールをしている時、ふと会話が途切れた・・・というような?

   「距離」を静かに感じる。なんともナイーブな少年ですね。

 

 二人分 焼いてしまつた食パンと 静かな朝の濃いコロンビア

 女子大生の歌。ネットでは「同棲コロンビアの歌」と言われて話題になってます。

  こんな歌を選ぶなんて、どういう倫理感を持っているんだーと。

  確かにね。カレシと別れてひとりで過ごす朝に二人分、お安を焼いちゃった・・・・ですものね。

  これは「想像」だとアナウンサーは言ってたけど、想像で歌えるもんじゃないでしょ。

 

 静けさを 大事にできる君となら 何でもできる気がした真夏

 歌詠みに目覚め、毎日詠んでいるという大学生の歌。

  これは小学校の臨海学校の時、一人で海を見つめていた少女を詠ったもの。

  5年生で「何でもできる気がした」というからすごい。おませな初恋だったんでしょうね。

 

 嫁ぐ日の 朝に母は賑やかに 父は静かに食卓囲む

 デパートに勤めて30年の女性。28年前、お姉さまが嫁ぐ日の朝を詠ったもの。

 これは「秋篠宮殿下が涙ぐんでいらした」と話題に。そう思ってじっと録画ビデオを見つめたのですが

  確かにうっすらと?眞子様や佳子様の事に思いを寄せられたか、24年前の自分達を感じたか。

  24年前、秋篠宮殿下は笑顔一杯で「結婚の儀」に向かわれました。

  見送る両陛下も皇太子も紀宮も笑顔笑顔。 

  一方で、嫁いでこられた紀子様はこんな朝をお迎えになったろうと思うと、涙が・・・なのかなあ。

 

 閖上のまち全体がさら地となり潮風静かに来る季のなし

 被災地を詠うならこうでなくちゃと思います。

  閖上のまち。大昔はサイクリングに行ったり釣りや海水浴をしたまち。

  それが更地になって潮風が静かに吹く。やっぱり東北の海は「静か」ではないんですよね。

本日の妃殿下方です。

驚いたのは彬子女王の痩せっぷり。

ドレスの首回りがだぶだぶになっているではありませんか。今にも折れそうなお体と拝察します。

紀子妃もかなり細くていらっしゃるけど、さらに痩せておられて。心配ですね。

典子女王は眠そうに顔を横に向けていらっしゃいました。

男性皇族は皇太子と秋篠宮殿下のみ。

皇太子の歌が始まった時、秋篠宮がちょっと顔をそむけたというか、伏せたような感じがあって。

もともとにこやかにする場ではないとは思いつつ、厳しい表情に胸がつかれました。

 

次世代の事をああdこうだというべきではないのですが。

皇后が不在で、でも「きさいの宮の御歌」と詠まれ、全員起立して頭を下げる風景を想像してごらんなさい。

その挙句に「娘はこんなに大きくなった」歌が詠まれたら・・・・そして皇太子・・いえ、その頃は天皇ですね。

天皇が得意そうな顔でにこにこ笑っていたら。

これぞホラーです。

列席する皇族は秋篠宮妃と眞子・佳子内親王のみ。

20歳をとうに超えても歌会始めには出ない愛子内親王。歌は別人が作ってるとネットであれこれ言われる皇女。

それよりも、出席せずとも「ひつぎのひめみこの歌」と詠まれたらそれこそ・・・

「まこのひめみこ」「かこのひめみこ」「ひさひとのみこ」の次に「ひつぎのひめみこ」が来たら怒り心頭になりそう。

 

 

 

 

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