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NHK逆転勝訴

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 意味がわからない判決です。

 2009年にNHKで放送された「JAPANデビュー」という番組の台湾編。

 放送直後から「偏向放送」と指摘があった。

 特に番組に出演した台湾人。1910年の日英博覧会で先住民族の写真が

  「人間動物園」として展示された・・・・として名誉棄損で訴えを起こす。

 一審・・・訴えを棄却

   2審・・・・訴えを認めて100万円の損害賠償

   上告・・・NHK逆転勝訴。

 理由 → 「一般の視聴者は、日本が先住民族を差別的に取り扱ったという事実を提示した番組と

           理解するのが通常だ。

           原告の父親が動物園の動物と同じように扱われるべき者とは受け止めないので、

           名誉毀損は成立しない」

 

参考の為に

    

 

「人間動物園」という言葉は番組の冒頭に出てきます。

あまりに内容がむごいため、最後までは見られませんでした。

 日本は明治以後、列強の植民地にされたくないので、自分達が植民地を持てばいいと思った。

 真っ先に手に入れたのが台湾。

 しかし台湾人は漢民族としての誇りが強く、日本と戦った。戦場が血に染まった。

 日本統治下の台湾は、日本人と同じように言葉を覚え、天皇の臣下となった。

 イギリスのインド統治の方が民主的。

番組の中では確かに「人間動物園」として展示した・・・・とあります。

先住民として差別された・・・と報道されたことに対して怒って訴訟を起こしているのに

この判決は違うんじゃないの?

裁判官は日本語がわからないの?

 

戦前、台湾人は日本軍に強制的に入れられた・・・などとナレーションがありますが

強制的に入れられた人たちが楽しそうに軍歌を歌うでしょうか。

先日、池上さんの番組で、ちょっとだけいい事が報道されました。

それは台湾人がなぜ親日なのか・・・・という事にたいして

 日本人は台湾人を差別せず、自国民として扱ってくれたから。

という理由が一番大きかったのです。

要するに先住民族は中国人から差別されていたという事です。

日本は統治下において、言葉や文字を教え、平等に教育した・・・

だからこそ「身は台湾人。でも心は日本人」というお年寄りが沢山いるんですよ。

台湾人が悲しかったのは、戦争に負けた日本があっさり台湾を手放したことでしょう。

特にダム建設における日本人役人の上下のない扱いは本当に嬉しかったと。

確かに、韓ドラ見ても中国ドラマ見ても「役人」は命令するばかりで自分では動かない。

同等な植民地なんてありますか?ないでしょ?意味が違うのよ。

 

そんな日本が先住民の写真を「人間動物園」として紹介するなんてありえない事なんです。

 

NHKはどうしたって日本が「悪」だという先入観があるから、

「強制的」だの「植民地化」などという言葉を連発しているけど、

それは時代を知らない人達の嘘ではありませんか?

この裁判、もうどうにもならないんでしょうか?

 

 

 


眞子さま、レスター大学院修了式に

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 眞子さまは21日。レスター大学院修了式にご出席されました。

「アキシノノミヤマコ」と呼ばれ、壇上に上がられました。

 なんと美しい

東洋の美そのものですわ。

眞子さまはマントスタイルがよくお似合い。ついでにいえば、黒赤とかの

配色もよくお似合い。

もし、眞子さまがかつてのおばあさまのような恰好をされたら、きっとめちゃくちゃ

かっこいいと思います。

ま、ありえないけど。

後ろの女の子はブーツをはいているんですね。

立ち姿からして違うなと。

 

 修士になられました。

 

眞子さまは25日まで英国滞在。

きっと王室の方々ともお会いになるのではないでしょうか・・・(近重風に)

本当に寒い

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 講演会にいらっしゃる方は「はさみ・のり・セロテープ」&筆記用具を

お忘れなく。寒いのに本当にありがとうございます

温かい講演会にします。

身も心もさむくなりますよね。

この情報が氾濫している中で、一体何を信じたらいいのかわからなくなります。

 

SMAPの元マネージャーの飯島氏が辞表を提出したとか。

芸能界からは身をひき「ゆっくりしたい」そうです。

でもIT関連企業に再就職の噂もあります。

だけど、あれだけ引っ張って辞める・・・と言ったSMAP4人を事務所に残したままで

いいんですか あなたの為に辞めると言ったのに。

「キムタクが悪い」の一言で、飯島さんと4人は世間の同情を集め・・・だけど

結果的に飯島さんは責任をとってないよ

これが表向きの「引退」で、裏で動いているというなら評価はするけど。

 

21日に小和田家御用達の「富麗華」で開かれたジャニーズの食事会。

最初はキムタクが言い出しっぺと言われていたのに、どういうわけか

「集合させたのはマッチだった」と。

どっちが本当なのか マッチじゃないかとは思うけど。

私からすると、今まで嵐などと共演がなかったのは「特別扱い」ではなく

「村八分」だと思ってきましたけど?

今後、事務所の人達と共演があるならそれはそれで・・・と思ったけど

後輩より下に置かれるなら意味がないよね

そんなにファンは解散してほしくなかったの?私はあんな顔で謝罪会見をするくらいなら

あっさり解散でよかったと思いますよ?

干されても、絶対に浮上する人達だと思うから。

今、リアルにテレビを見ている若い世代はもうマスコミなど信用してない。

今、ワイドショーなどの視聴率がとれているのは、高齢者たちのおかげと思うしかない。

それを「支持されている」とテレビ局が思っているなら勘違いだと思います。

 

ベッキー問題もいまだにくすぶっておりますが。

LINEの投稿があっちこっちに流出する方がおかしいのでは?

そもそもがヤクザな芸能界において「見た目清純でも中身は・・・」なんて人は

多々いるでしょうに、どうして徹底的に叩かれてしまうのか。

ゲスの極み乙女さんの川谷とかいう人は無問題で音楽活動やってるんでしょ?

おかしいじゃない?

絶対におかしい

この程度のスキャンダルは昭和の頃はたくさんあったけど、みんなが「正妻の味方」では

なかったと思います。

「不倫なんか絶対に許せない。ふぶきさんが妻の立場で許せるのか」と

問う人もいるけど、でも不倫って女だけで出来ることじゃないのよ。

カレシが浮気すると、相手の女を呼びつけて

「この泥棒猫!」とか起こる妻がいるけど・・・・・責めるなら最初に夫じゃないのですか?

その川谷って人は「妻と別れる」って言ってたんでしょ?

言ってたよね?

じゃあ、悪いのはどっちよ。

男が「ベッキーとの事は完全に誤解で、妻がいる自分を誘惑したのは彼女だ」と

言ったなら悪者はベッキーかもしれないけど。

ネットであれやこれやいいすぎてスポンサーが怒りだして・・・ってあんまりだと思います。

スポンサーの方々、今回のSMAP問題の方が大きいですよ。

ジャニーズ事務所のブラックぶりの方が大事。

気にするならこっち。

叩くならメリー喜多川です

皇室ウイークリー

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ご日程

両陛下

1月15日・・・両陛下 → フィリピン主席随員と会う

                 フィリピン主席随員と昼食

      天皇陛下 → 通常業務

1月16日・・・皇后陛下 → コカリナ20周年記念コンサート「歓喜(よろこび)の歌」

1月17日・・・両陛下 → 阪神大震災の日につき黙とう

1月18日・・・両陛下 → フィリピン戦没者遺族と懇談

                駐日フィリピン大使夫妻と昼食

1月19日・・・天皇陛下 → 通常業務

1月20日・・・両陛下 → 国際稲研究所(IRRI)関係者と懇談

                農林水産祭天皇杯受賞者に会う。業績を見る

1月21日・・・両陛下 → 勤労奉仕団に会釈

                フィリピン訪問について説明を受ける

 

皇太子同妃両殿下

1月15日・・・両殿下 → 国立オリンピック記念青少年総合センター開所50周年及び

                 国立青少年教育振興機構発足10周年記念式典)

1月18日・・・両殿下 → 福島県知事から進講を受ける

1月20日・・・皇太子殿下 → 勤労奉仕団に会釈

                  平成27年度次世代グローバルリーダー事業

                  「シップ・フォー・ワールド・ユース・リーダーズ」参加青年代表)に会う

 

秋篠宮家

1月15日・・・両殿下 → 「第56回交通安全国民運動中央大会出席

      秋篠宮殿下 → 生き物文化誌学会理事会・評議員会・賛助会員の集い出席

1月18日・・・眞子内親王 → 賢所参拝

        紀子妃殿下 → 第38回聴覚障害児を育てたお母さんをたたえる会」第1部式典及び第2部発表会

                 出席及び懇談

1月19-25日・・・眞子内親王 → イギリス訪問

1月20日・・・秋篠宮殿下 → 愛知県訪問

 ・ 愛知県済生会リハビリテーション病院訪問

 ・ 愛知県青い鳥医療福祉センター訪問

 ・ 山階鳥類研究所 中部地区賛助会員の集い出席

1月21日・・・紀子妃殿下 → 第15回東京国際キルトフェスティバル~布と針と糸の祭典~」

                    ガールスカウト日本連盟の活動状況について説明を受ける

        秋篠宮殿下 → 研究会出席

 

   皇后陛下は安定のグレー。目元がちょっと変になって。お疲れですか?

    農林水産祭では手をちまちま。

 眞子さまのレスター大学院修了式の模様はイギリスでもニュースになってるし

  結構大きく報道されているようですね。

 雅子妃も安定のおさぼりで、「叱られた」なんてあった筈ないというような態度。

  誰がどういっても自分を変えないし、自分は絶対と思っている人には何も通じません。

  ある意味、心が強い。メリー喜多川と一緒です。

 

天皇陛下はフィリピン戦没者の遺族と懇談し、その後、日本遺族会の会長から

説明を受け

「やはり戦争のことを正しく語り継いでいくことが平和につながるのですね」と

おっしゃったといいます。

しかし「正しく語り継ぐ」とはどういう意味なんでしょうか

戦争を正しく語り継ぐ・・・・正しくないとどういう話になるんでしょうか?

今回の慰霊の旅はフィリピンへの「謝罪」であると私達は思っています。

「日本は悪い国」という一貫した価値観が両陛下にあり、

「私達が国民を代表して謝らないといけない」と本気で考えているようです。

その為に海上保安庁のヘリも借りて戦地へ行くんでしょう?

70年前のあれやこれやは現地の人にとっては過去の話。

日々の生活が大変な人達は、そんな昔のことを言われても・・・という気分でしょうし

仮に、フィリピン人の戦争体験者の話を聞いても、彼らはあったことを

淡々と語るだけで、別に他意はないと思います。

だけど、「ここを爆弾が・・・」なんて言おうものなら

「悲惨な体験をされたんですね。よく生きていて下さって・・・ありがとう」なんて話になります。

「ご両親を失って。苦労されたんですね」とかね。

本当に戦争を正しく語るなら、日本が戦前にやっていた素晴らしい事も

同時に語らないと公平ではないですよね。

そもそも「戦犯」などという人は日本にはいないのだし。戦勝国の価値観を鵜呑みにして

日本の戦争を語る事が正しいとは言えません。今更80を超えた両陛下の価値観を

変える事は出来ませんが、しかし国益を損なうことだけはしないで頂きたい。

 

 

 

〇〇年ぶりの・・・・・観測史上初の

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 講演会に参加された方々

お疲れさまでした

部屋に入るなり資料を渡されてハサミで切って貼って・・・なんて驚いたでしょう?

その方が退屈しないかなーーなんて思ったんですけど、今後も

そんなやり方をやっていこうかなと思っています。

難しい話もしたかもしれません。みんな戸惑ってしまう部分があったかも。

それでも、こうやってみんなで話し合っていくことが有益で、勉強になる筈・・・・と

信じています。

今後は定期的に「ふぶきゼミ」として開催していく予定です。

より多くの方々にご参加いただければ幸いです

そうそう、昨日は「初めて」の方々だけだったんですけど、全然怖い集まりじゃ

なかったでしょう?

ふぶきなどは「髪が短いキャリアウーマン風」と思われていたのに、実際はふにゃっと

してて意外だったとか、ジュゴン様の美しさに「おおっ!」っておっしゃってました。

私達も、皆さまのあまりの若さに驚いてしまいました

今度はぜひその若さの秘訣をお伺いしたいと思います。

沖縄に初めて「みぞれ雪」が降って、鹿児島に100年以上ぶりに雪が降って

「ありえないこと」がありえてしまった奇跡に驚いています。

関東はこんなに晴れ渡っていて、ただ寒いだけなのに、九州や沖縄が大荒れで

雪が降るなんて誰が考えるでしょう。

世の中さかさまって証拠でしょうか?

それでもやっぱり「起こりえないことが起るのが世の中でしょうか」

 

そして相撲界では10年ぶりに日本人力士の琴奨菊が優勝

インタビューでまっとうな日本語を聞く嬉しさ、わかる?

発音がおかしくないんだよ?文法がおかしくないんだよ?

普通の・・・・本当に普通の日本語なんだよ?

この喜びったらないですよ。おめでとうございます

奥さん、美人だねーー賢そうだし。いいわいいわーー

 

宜野湾市の市長選でも翁長知事推薦の新人が敗れたようで。

これまためでたいです。

沖縄の人がみんながみんな中国の属国になりたいわけじゃないのよーー

ももんがさま

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メール、届いていますか?

2度ほど差し上げたのですが。

韓国史劇風小説「天皇の母」201 (バッシングフィクション)

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キコはだるさに耐えていた。

懐妊して以来というもの、前2回に比べて体が言う事をきかないのだ。

「妃殿下。正直、これは高齢出産でございますから。ご自分の体力を過信せず

十分にお休みにならなければいけません」

医師からはそう言われているので、多少は公務を休む事はある。

皇太子の誕生日食事会も休んだ。

というか「懐妊中のキコが食事会に来ては、マサコが傷つく」という

東宮からの暗黙の圧力があったため、遠慮したというのが現状だ。

宮邸ではすでに春が来たかのような明るい風が吹いている。

マコもカコも「赤ちゃんが生まれるの?」と言って大はしゃぎ。

カコはちょっとだけ「お姉さまになったら甘えられないわね」と愚痴を言ったが

「私に甘えていいわよ」というマコの言葉にすぐ笑顔になった。

「じゃあ、赤ちゃんのお世話は私がするわ。私、得意よ。きっと」とカコは早速

あれこれ計画を立てようとする。

ベビー服はどんなのを着せたらいいかとか、オムツはどうしようとか。

まるで人形遊びの延長のようだったが、それでも家族はみな笑いさんざめきあった。

 

元々は丈夫なたちのキコである。

つわりに悩まされることもあまりなかったし、むくんだりもしなかった。

今までは。

でも今回は何となく体が重い。毎日すっきりしないし、食欲もあまりない。

眠いし気分は落ち込むし。

どうにもならなかった。

「今時は40代で産む方はたくさんいますけどね。昔と違ってみなさん、若いというか。

でもそれでも20代で産むのとはわけが違う。運動は大事です。しかし余計なストレスは

極力避けて、ゆったりとお過ごし下さい」

と医師は言うのだが。

 

懐妊を報告した時、天皇は素直に喜びの表情を見せてくれた。

「孫が3人では寂しいと思っていたんだよ。この歳でもう一人恵まれるとは」と。

皇后も「おめでとう。体を大事に」と労わってくれた。

「今回の事は本当に喜ばしい事ね。思いがけない慶事に

歓びもひとしおでしょうね。でも、世の中にはそうではない人達も沢山いるのだから

自慢気な顔をしたり誇らしげに歩いたりはしないように。

キコちゃん。私は心配なのよ。

いまだに信じられないわ。

私達の若い頃には考えられない事でしたものね。

高齢出産という事はリスクも覚悟しておかなくてはね」

「無論、どのような子供も受け入れます」

それに答えたのは宮だった。

「せっかく両陛下からお許しを頂いたので」

天皇はうんうんと頷いて笑っていたが、皇后の方はやはりうかない顔で

キコをみつめていた。

「サーヤにもこんな慶事があったら」

呟くような一言が、かなりキコの胸に突き刺さった。

 

マコを懐妊した時は、誰もが手放しで喜んだものだった。

マコを見つめる世間の目はやさしさにあふれていた。

だが、カコを懐妊した時は、それが皇太子妃ではなかったという事で

随分とバッシングされた。

あの時は皇后に泣いて訴えたこともある。

「宮家に子供が増える事の何がいけないのでしょうか」と。

皇后は優しく慰めつつも、「東宮妃も気の毒なの」とおっしゃった。

皇太子妃が入内してからというもの、「ご懐妊」の話題は常に妃に集中しており

誰も宮家の事など考えていなかったのだ。

先を越した形になったキコに対する風当たりは強かった。

皇后はそれを「気の毒な皇太子妃の為に我慢してね」と言った。

悪い事をしたわけではないのだが・・・・マコの時とは違う空気に戸惑いつつも

キコはただただ母としての歓びを享受しようとした。

生まれたのが内親王であった事が、刺々しい空気を変えてくれたのだったが。

「そういえば、夏にマコちゃんがホームステイをするんですって?」

「はい」

「オーストリアでしたか?」

「はい。私の古い友人がおりまして。そこに滞在させようと思っています」

「そう。キコちゃんは長い事オーストリアに住んでいたのだったわね。

よろしいわね。広い交友関係があるというのは」

「ありがとうございます」

「サーヤにも留学を勧めたかったけれど、本人は行きたくないというし

当時は皇位継承権のない内親王が留学することに意味がないと思われていた

から。サーヤも今10代だったら」

「なるべく目立たぬように行かせますので」

「マコちゃんは幸せね」

皇后の何気ない言葉にとげがあると感じるのは、きっと自分が今妊娠中で

ホルモンバランスが崩れているせいなのだ。

 

キコは気持ちをふるいたたせた。

今はお腹の子を大事に産むことが最優先だ。

何を言われても何をされても耐えるしかない。

とはいえ、懐妊発覚直後から始まった雑誌のバッシングには

さすがのキコも傷つかずにはいられなかった。

「キコさま満願の懐妊と皇太子妃マサコさまの心情」

「そこまでして男子」

「時期が時期だけに素直に喜べません」

「きっと皇室典範改正もキコさまの出産まで延びますよね。

いろんな思惑が交錯して嫌な感じ」

「何だか釈然としません。マサコさまの心情を考えると素直に喜べない。

結局女は「後継ぎを産んでなんぼ」なんでしょうか」

「素直に喜べません「作為的な何か」を感じるから」

「女は生まれちゃいけないんですか?がっかりされるんですか?」

「皇太子殿下はアイコ様に聞こえないようにそっとマサコさまにキコさまの

ご懐妊をお話になったそうです。マサコさまは「え」と一言おっしゃって

大変驚かれたそうです」

「皇太子と宮 壬申の乱は起こるのか」

妊娠が明らかになってたった一月や二月でこのような見出しや記事が踊り

まるでキコの妊娠が

「作為的」で「わざわざ仕組んで」「男子を産むことに必死」

「時代錯誤な女性蔑視」というようなムードであった。

東宮が何もしなくても、マサコが何も言わなくても、世間の同情は

「男子を得られなかった事によって「長男の嫁」の役割を果たせない可哀想な

嫁の立場であるマサコさま」に集まってしまった。

元より覚悟していた筈なのに、心が次第にささくれだっていくのを

止められずにいる。

このお腹の中にいる子が女であるか男であるか・・・それが皇室の未来を

変えることになるのだ。

 

「雑誌や新聞は読まない方がいい」

すっと宮が新聞を取り上げた。

「目に悪い。僕も最近は目が近くてね」

「殿下、お帰りでしたか。研究会はいかがでした?」

「うん。君の懐妊をお祝いされたよ」

「そうですか。嬉しいですわ」

と言いつつ、涙が頬を伝うのを感じて、キコは慌てて顔をそむけた。

どうして不意にこんな事が起こるのだろうか。

自分では決して泣くつもりなどないのに。

「今、お茶を・・・・」

立ち上がろうとしたキコを宮はそっととめた。

「いい。自分で呼ぶから」

宮は侍女にお茶をいいつけると、キコの目の前に座った。

「体の調子はどうだい」

「ええ。大丈夫です。まだ目立ちませんもの」

「男の僕にはどんな風に体が変わっていくかわからないけどね。

きっと辛いだろうね。わかってあげられずに申し訳ないと思ってるよ」

「そんな事は・・・・」

「今年は弟のシュウ君の結婚式が夏にある。マコのホームステイも夏だ。

今より大変だろうなと思うけど」

「大丈夫です。私、丈夫なのが取り柄なので」

「・・・・思えば、結婚してから苦労ばかりだね」

「そんな事」

「また泣かせた」

「泣いてなんかいません」

「泣いてるよ」

宮はそっとキコを抱きしめた。

「今回の事は何も間違ってない。絶対に間違っていないから。

だから何をどういわれても我慢するしかない」

「はい。わかっております」

キコは宮の広い胸に顔をうずめた。

ぶっきらぼうで粋な言葉が出てこない・・・こんな宮を私は好きなのだ。

だからこそ、今の自分があるのだ。

キコは心が少し明るくなるのを感じた。

春はそこまで来ているのだった。

 

 

 

両陛下 フィリピンへ1

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26日。両陛下がフィリピンへ出発されました。

式典に皇太子妃の姿はありませんでした。

安倍総理 「今回のご訪問は戦争により亡くなられた人々を慰霊し、平和を祈念するとともに、

        わが国とフィリピン国との友好親善関係のうえで、誠に意義深いものと存じます」

天皇陛下 「フィリピンでは、先の戦争において、フィリピン人、米国人、日本人の多くの命が失われました。

        中でもマニラの市街戦においては、膨大な数に及ぶ無辜(むこ)の

        フィリピン市民が犠牲になりました。

        私どもは、このことを常に心に置き、この度の訪問を果たしていきたいと思っています」

 うーん・・・複雑な気分です。

   日本のせいで犠牲者が出たかのような・・っていうか、そう思ってるんだろうなあ。

   総理大臣の言葉はちょこっとチクりかなあと。

 

 

紺なんですねー写真によっては黒づくめにみえて。

どこのお葬式に行くのか?と思ってしまいましたよ。

腕を組んで楽しそうですね。

この帽子、やめた方が・・・色が濃いと一段と山伏っぽくて。

白い罰点は仕付け糸・・・じゃなくて、止めているんですよね。リボンを。

後ろの雅子妃の顔が怖すぎて。

どうにも一人ではお歩きになれない様子。

 皇后陛下の足が・・・見事に女優足。

いつもこんな構図ですけど。私達、ずっとこの構図を不思議に思わなかったんですね。

何でも両陛下はフィリピンの次はロシアや韓国に行くことをお考えとか。

北方にも目をむけなければというのが皇后陛下の思し召し。

とはいえ、「私達が日本人を代表して謝る事によって友好関係が築ける」と

考えるのは間違いではないでしょうか?

雅子妃はどうして式典に顔を出さないのか。

何が「ご負担」なのかさっぱりわかりません。皇太子と腕を組んででも出てくるべき。

結果的に「特別扱い」は変わらずです。

雅子妃のロイヤルブルーが目立つというか浮くというか。

コートがこれしかないのかしら?

っていうか、このアングルだと雅子妃は妊娠しているように見えますよね?

コートを着てもここまでお腹が目立つのってちょっと不思議。

ホッカイロでも入れているんでしょうか?

紀子様と眞子さまはお揃いのグレー。

筆頭宮家なんだしもうちょっと豪華でもいいんじゃないの?

隣の信子妃の方が筆頭宮妃みたいです。

瑤子女王の右足。どうしたんでしょうね?

秋篠宮殿下の心配そうな顔。

心なしか紀子様も不安顔。

紀子様の薔薇のブローチが素敵です。

全身ロイヤルブルーでばしっと決めてみました。

なんたって次代の皇后陛下ですから。

勝利の笑顔ははじけています。

紀子様のコート、暖かそうでよかった。

それぞれ胸中にはどんな思いが・・・というお見送りの図でした。

 

 

 

 

 


両陛下 フィリピンへ  2

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両陛下はフィリピンに到着されました。

テレビ報道によると、大統領が自らお出迎え。

その理由は、今回の訪問が「慰霊の旅」だから。

暑いフィリピン・・・大統領のラフスタイルに真っ黒けな恰好の両陛下。

何だか本当に「謝罪の旅」みたいで。

 皇后陛下の帽子の位置が前すぎるんですね。

額を隠したいならツバ広の帽子になさればいいのに。

それにしても。パラオの時はラフなスタイルだった陛下が今回はジャケット付。

やっぱり前回、不評だったんでしょうか?

54年前には忙しくて見られなかったという夕日。

陛下が「綺麗だね」とおっしゃり、皇后陛下は前を向いたまま頷きあそばした。

皇后陛下の上が黒で下がスカート?そこまで黒にこだわらなくても。

 

 

 

お帰りゼロ戦

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27日。

太平洋戦争後、パプアニューギニアで回収され、アメリカで復元された

ゼロ戦が自衛隊の鹿屋基地に里帰り飛行。

お帰りなさい。

鹿屋・・・そうですか。鹿屋かあ(涙)

知らなかったけど「ゼロ戦里帰りプロジェクト」なるものがあったんですね。

戦後、自力で飛行機を作る事が許されなくなった日本ではありますけど

戦前の技術は世界最高。

やっと国産のジェット機も飛べるようになったし。

先人が作り上げた遺産を守るのは国民の役目ですね。

両陛下が日本にいない時でよかったんでしょうねーーー

もし、両陛下が目の前でゼロ戦の里帰りを見たら無言で顔をしかめた

かもしれません。

「あさが来た」をみてまして。

久しぶりのお初とあさちゃんの再会にほっこりしていました。

そしたらおもむろに初が

「徴兵制」の話を。

「男の子を育てるのもなかなか大変なのよ。藍乃助も兵隊に・・・」

「なんでそないなもん、あるんやろな」

という会話。

終いには初が

「子供のいない農家に養子に出したら徴兵を免れると聞いて、そうしようと

思ったんやけどな」

という。

それを聞いて、思わず「いやーーそれを言っちゃダメでしょう」と呟いたら

姫が「ママだってお兄ちゃんが徴兵されたら嫌じゃん」

というので、

「そうだけど、この頃の日本は一丸となって強い国になろうと頑張っていた時代。

(じゃないと植民地にされちゃう・・・とまでは言わないけど)

そんな国の政策に異議を唱える行為はいけないんじゃないかと思う」と

答えました。

多分、「あさが来た」のこの時代の徴兵制は、具体的にすぐに戦争へ行くというよりは

徴兵検査をして軍隊としての形式を整える方が先だったと思います。

あさが目指した大阪の商業を建て直すことも国策であるなら、軍もまたそうだったと思うんですね。

「戦争にはやりたくない。でも国を守る事は大事な事だから、そこまでして

徴兵のがれをさせようとは思わない」と言ったら姫は不審な顔をしておりましたが。

ドラマの時代、日本にはなかった「徴兵制」というものがスタートし

「貧しい農家の次男や三男は家にいるよりもいいもの食べられるから兵隊に行く」

とかいうセリフもありましたよね。

徴兵逃れが続出し、一揆まで起こった事実があるようですから、みんな初さん

のような意識だったのかもしれませんけど、NHKさんがやるとどうにも

反日の匂いがして嫌だなと思いました。

3月1日に・・・どこで上映されるかわからないけど

「サクラ花ー桜花最後の特攻」とかいう映画をやるんだそうです。

ゼロ戦の話だそうで。

制作の意図は「平和」だそうです。

雄姿よりも最後の燃料も素材もなくした形だけの特攻機を描くことで

戦争の悲惨さを描くんですかね。 

両陛下 フィリピンへ3

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27日の両陛下です。

皇后陛下は袖が妙に長いスーツをお召。そのわりにはストッキングが濃すぎるような?

無名戦士の慰霊碑に2分間黙とう。

これが最大の目的・・・・・まだあったっけ。戦場を見ること。

反省して謝罪して頂きありがとうございます。

 象徴的な皇后陛下の立ち姿。陛下を見下ろしているように

見えますが、こういう時って皇后陛下はどう立つのが正しいんでしょうか?

晩さん会。皇后陛下は金のぼかしが入ったドレス。

背景の花、胡蝶蘭、全てが白。

 

天皇陛下

「昨年私どもは、先の大戦が終わって70年の年を迎えました。

この戦争においては、貴国の国内において日米両国間の熾烈な戦闘が行われ、

このことにより貴国の多くの人が命を失い、傷つきました。

このことは、私ども日本人が決して忘れてはならないことであり、この度の訪問においても、

私どもはこのことを深く心に置き、旅の日々を過ごすつもりでいます。

 貴国は今、閣下の英邁(えいまい)な御指導のもと、アジアの重要な核を成す一国として、

堅実な発展を続けています。過ぐる年の初夏、閣下を国賓として我が国にお迎えできたことは、

今も皇后と私の、うれしく楽しい思い出になっています。

 この度の私どもの訪問が、両国国民の相互理解と友好の絆を一層強めることに資することを深く願い、

ここに大統領閣下並びに御姉上の御健勝と、フィリピン国民の幸せを祈り、杯を挙げたいと思います」

 まるで1945年からタイムスリッピしてきた人みたい。

  こうやって永遠に日本の国民に罪悪感を植え付けるおつもりなんでしょうか。

  ごめんなさい。ちょっと・・・いえ、かなりうざいです。

  いい加減にして頂きたいと本当に心から思います。

  戦後、日本がフィリピンにどれ程尽くしてきたと思ってるんですか?

  今だってフィリピンから日本に働きに来ている女性の多い事。そして生活保護受給者も

  大変多いのですよ

  何で外国人に日本人の税金から生活保護費が・・・って思うけど、それは制度上しょうがないわけで。

  70年の間、日本がフィリピンに尽くしてきたことなどお構いなしなんですね。

 

大統領

「今をさかのぼること数十年、1962年に天皇皇后両陛下は初めて我が国にお越しくださいました。

両陛下は、フィリピン国民が過去に経験した痛みを思うと自身をどのように迎えてくれるのか不安であった、

と私にお話しくださいました。

ところが、当時のディオスダド・マカパガル大統領や多くの国民が歓迎する姿を目の当たりにされ、

こうしたご不安は杞憂(きゆう)に終わったのです。

数十年前のこのご訪問の際に数多くの心温まる思い出を持ち帰られたように、

今回ご帰国の途に就かれる際にも、フィリピン国民の抱く敬愛の念と歓迎の心に再度触れられ、

前回にも勝るほどのよい思い出を携えていただきたい、これが我が国民一同の願いです。

貴国は堅実で有能かつ信頼できるパートナーとして、

今日まで我が国民の発展を後押ししてくださっています。

ここでその一端をご紹介したいと存じます。

2014年、貴国は我が国にとって最大の貿易相手国であり、

この年に実施された我が国への政府開発援助

最大供与国でもあって、さらには我が国投資促進機関認可ベースの

対内直接投資額においても

1位の座を占めています。

貴国はまた、ミンダナオの和平プロセスや開発に加え、

我が国の海上能力や災害管理能力の強化をも支える重要なパートナーであり、

アジアにおける法の支配を推進する力強い同盟国でもあります。

ここに挙げたものだけでなく、貴国から受けたすべての恩恵に対し、

フィリピン国民を代表して、貴国の言葉で「どうもありがとうございます」と申し上げます。

 天皇皇后両陛下、今回のご訪問は、両陛下の人生のこの時点で我が国にお越しくださるご選択を

なされたことを思うと、いっそう意義深いものとなります。

1960年代にお越しいただいた際には、旅の所要時間は今回より長かったかもしれませんが、

両陛下のお身体(からだ)へのご負担は今回よりも軽かったのではないかと存じます。

今宵(こよい)、あまねく平和を実現する敬愛の象徴たる両陛下にご臨席たまわったことを

心から名誉に思うとともに、これは全出席者の総意でもあると申し添えます」

 この未来志向のスピーチが当たり前です。

  大統領は日本が過去を忘れずにきちんとフィリピンにやすべきことをやってきた

  事実をご存知です。しかも感謝して下さっています。

  あれから70年ですよ。

  日本人だって傷ついたけど誰のせいにもせず頑張って国を復興させてきたでは

  ありませんか。

  あまたの東南アジア諸国からは日本は目指す国でもあります。

  両陛下はその事に対して誇りを持たないのでしょうか?

 今になって昭和天皇を全否定するような事はなさらないで頂きたい。

  あの当時は、ああするしかなかったのだと。

  いつまでもいつまでも「あの時、こうしなかったら今も平和で」なんてありえない。 

  遅かれ早かれ日本は戦争に突き進んでいったと思います。

 何だか本当に複雑なフィリピン旅ですよね。

 

余談

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両陛下が「あきつしま」を駆り出している時に、中国船が尖閣沖で領海侵犯。

そして北朝鮮はミサイル発射準備?

これが偶然かどうか

意外とあっちの方がよく知っているのかもね。

難民には優しかったはずのヨーロッパが、どんどん厳しい政策をとるように

なりました。

どんなに優しくしても、犯罪率が上がったりしたら困るものね。

自国の利益を最優先に考える事についてフェミニストたちは「冷たい」とか

「右翼」とかいうけど、そもそも「国」というのはそういうものじゃないのでしょうか?

だから「国」なんだし

国を持てなくなった難民たちは気の毒。罪もない子供達が放浪し飢えて生活の場を

なくす・・・本当に可哀想だと思います。

しかしながら何万もの難民が出るという事は、その原因があるわけで。

基本的に「国」には国民を守る義務があると思うんですよね。

今、平和な国もいつそうなるかわからないわけで。

何気なく日本人やってますけど、平和な国に感謝しなくてはならないんだなあと。

何でそんなことを考えたかというと

「戸籍時評」の1月号を読んでいたら、気になる文章がありまして。

(職場でちょこっと暇になるとつい読んでしまうんです)

 集団的自衛権の行使を考える上での憲法改正論議について

 「現憲法はアメリカから押し付けられた憲法だから改定していく必要がある」

  という「保守派」の意見について

  「現憲法はその発布の時に、昭和天皇が「喜んでこれを発布する」と言った。

  当時の主権者が自発的に選んだ憲法を変えるというのは非国民じゃないのか?

 武力行使にならないために外交があり、それは非常に大きな力がある。

 1 現政権がなくなり変わっても主権者は残る

   2 日本国が消滅する

 2のような事が起きたら万事休すだけれど、仮に日本国が消えても日本人がいれば

  国は継続していくんだからいいじゃないか。武力で解決する必要はない。

というのが、いわゆる法律家さんの意見らしいです

私の意見としては

 押し付けられた憲法を容認せざるを得なかったのが昭和天皇である。

 「喜び」を言葉通り受け取るのは間違い。

 押し付けられた憲法だからこそ「改定」しても構わない(あくまで構わないであって

  必要とはいってない)

 日本国がなくなったら日本人もいなくなる。

国を持たない民族はその拠り所として特定の「宗教」に頼ったり、特定の思想にはまったりします。

心の中にあるのは、今、いる国への忠誠ではなく、いつか「自国」に帰りたいという思いです。

多民族国家程「国への忠誠」には厳しいのではないかと思います。

「話し合いで解決できる」国が意味もないのにミサイル発射を予定するか、領海侵犯しますか?

仮に中国や韓国や北朝鮮によって日本が乗っ取られ、国の名前が変わっても

そこに生きている人がいればいいじゃないか・・・・って言えますか?

このあたり、もうちょっときちんと引用出来ればいいんですが。(そのうち・・・・)

 

それと。夫婦別姓問題についても

 夫婦別姓により、女性が自己のアイデンティティを無くす

という考え方は大げさすぎませんかね?

「ああ・・・私は結婚する時に夫の名字を選んでしまった。もう私はいない」と思うの?

裁判官たるものがそんなことを考えるのかーーーとがっくり

戦いなよ。みんな。

戦いもせず諦める方が悪い。

その戸籍の話。

今、電話の名義変更とか、家族割りとかに「家族だと証明する戸籍」を

提出しないといけないのですか?

夫婦、未婚の子と親なら簡単ですが、すでに結婚した子供達の兄弟関係や

親子関係を証明するには、最新の戸籍と原戸籍が必要なんですけど、

窓口に来たおばさまがひどくお怒りになって・・・・・・

「なんで2通も出さないといけないんですか?この原戸籍には結婚した娘が

載ってないじゃないですか」

というんですよ。

うーん・・・それは・・・平成19年の戸籍改正の時にすでに結婚して出ていたか?

何か?なんじゃないかと?

最初、そのおばさまが何をそんなに怒っているのかわからなくて。

そしたら「戸籍法がおかしい」と言って怒ってるんです。

要するに戦前のように「戸主」と一族形式に並べてくれたら簡単なのに

何で結婚した子供は除籍になるんだー的な?

転籍などすればその記録は残りませんし。

「日本の法律がおかしいのよ。お金ばかりかかって馬鹿じゃないの?

今時の機械なんですから、一斉に出してくれたっていいじゃないの」

そんな無茶な。

でも気持ちはわかるかも。

民主主義になったから今の民法があるんだよーー

相続も平等にいかないといけないから、戸籍も縦にしか取れないんじゃないかな。

なりすまして勝手に戸籍とられて悪用されたら困るじゃない?

そうはいっても、こんなに戸籍を難しくしなくてもな・・・・と思うのでした。

そういえば戸籍の筆頭者が自分だと思っている奥様もいるしなあ。

世帯主制度が民主的じゃないという人もいるし。

日々、窓口で色々言われる身ではあるけど、こればっかりはどうしようもないのよね。

 

ああそれと。

つくづく「通称」はやめてほしいと思います

毎日「日本人もどき」が増えていく現状に憂いを持ってしまいます。

韓国も中国も名前の英語表記と漢字がなかなかつながらないし、まして

通称!なんてねーー

 

陛下・・・・・

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 甘利大臣、辞めちゃいましたね。ちょっと残念。

ゲスの極み乙女の替え歌なんか歌うからだよーー

で、夜には石原伸晃の認証式。

皇太子殿下の臨時代行でございます。

得意そうな皇太子の顔・・・・よく見えなくてもわかるよ。ふんぞり返ってるもの。

今回はズボンにシミは・・え・・・・いや、あれは違う。影・影っ!!

 

こちら、晩餐会時の皇后陛下のドレス全体像。

いつもの「ぼかし」はわかるけど、切り替えが斜めなのかずりあがったのか?

チュニックスタイルの上半身にロングドレスだったのですか?

 

衝撃的だったのはこちら・・・・36分くらいから。

 

<!-- フィリピン -->

 

ペンをもったまま座る天皇陛下。

何か皇后陛下に話しかける。

答え、見守る皇后陛下。きちんと書けるかどうか心配?

立ち上がり、書面を見て納得がいかないように話す天皇陛下に

必死に「それでいいんです。間違っていません」という風に説明する皇后陛下。

椅子をひいた護衛官は戸惑って笑うしかない。

本当は立ち上がって机のわきに大統領と並ぶはずだったのではありませんか?

大統領も笑っていますけど、皇后陛下の焦りは半端なく。

陛下が椅子とテーブルの間を歩き出し、慌てる大統領達。

本来は机の前か、椅子の後ろを歩く筈?

仕方なく皇后陛下も一緒に歩き出す・・・・最後は陛下の腕をがしっと掴み

変な方向に行かせないようにしてる?

肖像画を見るシーンでも、皇后陛下はしきりに脇にいる女性に話しかけきにかけ

陛下の腕をときおり掴んでいるような。

この状況をなんと思えばいいのか。

天皇陛下は1945年に戻っているのではありませんか?

現実の辛さから逃れて。

 

両陛下 フィリピンへ4

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まず、問題の写真ですね。

ペンをお持ちになったまま座る・・・・大統領はずっと笑顔で対応していたけど

自分の親みたいな気分だったのかしら?

皇后陛下の袖、絶対に変です。なんで真四角にだらんとなってるわけ?

そこまでして「ケープっぽく」しなくてもいいと思うんですけど。

 レセプションでの両陛下。

何だかこのシーンもありそうな。

 

乾杯の両陛下。

え?大統領と皇后陛下が乾杯?こういう席次ってありなの?

陛下を飛び越してる。

陛下は大統領夫人かなにかと乾杯ですか?

 

 そして最大の目的。慰霊碑に供花。

 

 

コンビニで高島易断の占いの本を見てたら、陛下の星には

「自分が気が付かない所で迷惑をかけている事があるでしょう」ってあって

「本当だわーー」と思ってしまいました。

 

女性週刊誌などによると、フィリピン帰国後、陛下は公務を委譲するという話。

誰にって?当然皇太子に。

という事は皇后の仕事も雅子妃に委譲されないといけませんよね。

国民が映像などをみて「この状態はさすがに・・・」と思っても

宮内庁が動かないと何もかも無理です。

香淳皇后が認知症になった時、自然に公の場から去られた。

今上の信条によれば、自らの健康状態については隠さない筈では?

でもやっぱり「少し認知症が」とか「老人特有の・・・」とはおっしゃれないのでしょう。

それってやっぱりプライドでしょうか?

なんでそうまでしてフィリピンなどへ行こうと思われたか。

政府も宮内庁も両陛下の言いなりになっているこの現状。

次世代もまたしかりと思ってしまうのです。

 

皇室ウイークリー

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ご日程

両陛下

1月22日・・・両陛下 → フィリピンからの看護師・介護士受け入れについて説明を受ける

       天皇陛下 → 通常業務

1月25日・・・両陛下 → 勤労奉仕団に会釈

                フィリピン訪問同行記者団に会う

        天皇陛下 → 皇太子殿下に臨時代行を任じる勅書

 

皇太子同妃両殿下 

1月22日・・・皇太子殿下 → 学習院女子大講義

1月25日・・・皇太子殿下 → 国事行為臨時代行に関する勅書の伝達

1月26日・・・両殿下 → 両陛下お見送り

       皇太子殿下 → 臨時代行

1月28日・・・皇太子殿下 → 勤労奉仕団に会釈

                   認証官任命式(臨時代行)

        両殿下 → 外務省から進講を受ける

 

秋篠宮家

 帰国時の眞子さま

1月22日・・・両殿下 → 外務省から進講を受ける

1月26日・・・両殿下・眞子内親王 → 両陛下お見送り

                         離任大使に会う

        紀子妃殿下 → 第20回結核予防関係婦人団体中央講習会」について説明を受ける

                   第67回結核予防全国大会」について説明を受ける

        眞子内親王 → 賢所参拝

1月27日・・・両殿下 → 外務省から進講を受ける

        秋篠宮殿下 → 第70回記念日本おもと名品展について報告を受ける

 皇太子の講義は、オックスフォード時代に洗濯機で失敗したエピソードだそうです。

   本当に昔の話しかしないんだから・・・・なにかっていうと留学話。

   よほど楽しかった思い出なんですね。

 両陛下の衝撃的なシーンを見た後ですので。

   正直、帰国されても国事行為をおできになるんでしょうか?

   っていうか、今まで滞りなくしてきた方が不思議。だれか代わりにやっていたのでは?

   だってどうみたって

   最初の楽器の演奏を楽しむシーンでも、何をやってるのか「?」な状態で

   皇后陛下に促されて拍手してた感じですよね?いつになく皇后陛下が側近の女性と

   話しているし。

   これは「天皇」という役割を果たす上で、大変な事態であると思うのですがね。

  早く「摂政宮」をつけろという意見がありますが、それはそう単純な話ではないのです。

  まず、今の時点で「摂政宮」になれるのは皇太子です。

  「秋篠宮さまにすべきだ」という意見は大半ではありますが、「摂政宮」は天皇とほぼ同格に

  なるし、「順番」からいっても皇太子なのです。

  「摂政宮」をつけるという事は、天皇として何もできなくなるという事に等しい。

  これにはさすがの陛下、皇后陛下もいい顔をしないだろうし、ましてやあの皇太子に譲るなんて

  出来ないと思うんですね

 皇太子自身、健康に不安を抱えている状態のようですが、それでも堂々と公の場には出てきます。

  両陛下と東宮家は「映像でどんな事実が国民の前に表されようと、無視さえすれば、公式発表さえ

  しなければそれは「ない」事になる」というお考えのようです

  証拠を突き付けられても「違う」と言い募っていれば「違う」事になるという話です。

 (実際、皇太子妃の病気、愛子内親王の障碍、皇太子の体調、天皇陛下の奇矯な振る舞いなど

  今までなんど映像に出ていたでしょうか)

 陛下の場合、去年の戦没者慰霊式でのフライングあたりで、事を察し速やかに対処して・・・

  あるいは海つくり大会式典でのおかしなお言葉の時点ですぐに対処していれば・・・・

  今回のようにフィリピン大統領に余計な気を遣わせずに済んだのではないかと。

  これは大変な「外交問題」の筈ですが、風岡長官はそこまでの危機感を持ってないでしょうし

  上がそうなら下が何をいう事も出来ないというのが役所の立場ですので、このままいくのだろうと

  思います。

 陛下は帰国後、ある程度の権限移譲を考えていると言われていますが、譲る相手が皇太子夫妻。

  その言動や行動からいって、陛下とそう変わらない不安を抱えている皇太子夫妻。

   そんな人たちがここぞとばかり国賓を迎え、外国に行くという事は、ともすれば

   「日本ってそういう国なのねーーまるで北朝鮮みたい」と思われて終わるでしょう

   日本人が考えるよりずっと外国の人は「皇室」を敬っていますのでね。

 なぜ風岡長官は動かないか。

   それは「自分の任期中にごたごたは起こしたくない」という気持ちと

  創価学会信者として皇室が安泰に続いていくことをよしとしないからでしょう。

  彼が皇太子夫妻のわがままな振る舞いや嘘を容認しているのもそんなわけがあります。

  小町東宮大夫などは「とにかく毎日見ざる言わざる聞かざるで過ごせば給料が貰えて

  老後は安泰」と思っていて、皇太子妃に文句を言われれば「はい」で記者団から突き上げ

  られたら「ご意見は承っておきます」ですんじゃう。

  これが昭和なら国会に召喚されて、色々質問を受ける所でしょうが、今の国会というか政治家は

  「皇室は触らないでおこう」的な考えですよね。

  だから何も出来ないのです。

  本来、女性宮家だのいう前に、現実の天皇皇后、皇太子夫妻の精神的な健康度をチェックする

  のが先ではないかと思うのですが。

 思えば、民主党時代、様々な侮辱を受けた皇室です。それでも反論することなくここまで来ている。

  表向き「両陛下の意向」で今回のような大旅行が実現し、強権発動したかに見えますけど

  その実は「勝手にやらせておこう」ではないかと。

  国会で秋篠宮殿下が「早く座れよ」と言われたあの時に、しっかりと「皇族に対する振る舞い」を

  注意出来る国会議員や総理大臣がいたら・・・とか、思い出すだけでも「たられば」だらけ。

 いわゆる認知症で「あれ?ここはどこ?」状態の天皇でも、時々おかしくなる皇后でも

  公衆の面前でおもらしをする皇太子でも、スキーの時だけ元気であとは出てこない皇太子妃でも

  見るたびに「自閉症」の症状が惨くなっている内親王でも、日本の皇室はやっていけるという事です。

  これは決してマイナス思考ではありません。

  目の前にある「事実」です。

 

フィリピンを出発する両陛下

 

東京に到着した両陛下

 不思議なコートを着て足元が危ない皇后陛下。

出迎えの皇族方。

皇太子妃の白いコート姿は一体なんだ・・・・と。

どうしても秋篠宮に話しかけずにはいられないのですね。

佳子様のコートが可愛い。

皇太子が手で何かを指し、信子妃が怪訝な顔、他の皇族は無視・・・という図らしいです。

 

思わず噴き出した眞子さまとにこやかな佳子様。

私達はこういう皇族を見たいのです。

 

 


植田景子作品を語る

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 土曜日に「舞音」「GOLDEN TAZZ」二回目を観劇。

今回の月組を初観劇の友人は(ヅカ歴多分50年くらい)

「わけわからん。植田景子さんは才能がない。柴田先生の作品の一部分を

パクってるだけじゃん。ああ、柴田先生の不条理劇が懐かしい」と叫んでおりました。

また、別の友人は前回の「舞音」評に「手ぬるい」の一言を。

ははは・・・・ ここまで言われる中堅作家は谷・石田両先生以来ではないかと。

二回目の今回、お芝居は私、寝てました・・・・・ 11列目で。

ちゃんと見てた友人は「美弥るりかが主役なの?」とおっしゃり。

お芝居の中で早乙女わかばが「愛ってなに」とか言ってるけど、その「真実の愛」

というのは一体何なのか答えが出ないまま話を書いたような感じがします。

今の脚本書きの体制というのがよくない事は話に聞いています。

書いても校正する暇がない・・・・という事で。

通常、脚本は10回くらい書き直しをして漸く1本にまとまるものですが

その「書き直し」が出来ないという事は、まだ出来上がってない状態で上演してしまっている

ということなんですよね。

歌劇団としては、はっきり言ってオリジナルなんかどうでもいいんじゃないかと。

海外ミュージカルさえ上演していたらお客は一杯入るし。

だから手直しもさせないのだろうと思います。

 

が。

植田景子さんには年相応の女性としての感性が書けているような気がします。

この方もう48歳でしょう?

恋愛とか結婚とか・・・男女関係に関しては一つの答えが出ているような年齢だし

例えば心は「乙女」だったにしても、やっぱりそこまで現実離れした話は書けないと

思うんですよね。

「舞音」に関していえば、恋愛物なのに主役の二人が寄り添うシーンがほとんどなく

生き方や考え方のギャップが見えない。

革命のシーンに力を注ぎすぎて、ラストは死なせて終わりでは安易すぎ。

一番は、シャルルの婚約者が実はどう思って、どう傷ついたか・・・というのを一切

表現させないあたり、気遣いがなさすぎといえます。

以前から植田景子さんは「娘役嫌い」ではないかと疑われていますが

今回もやっぱりそう。ついでにいうなら愛情を持てない男役にも冷たいのだとわかりました。

私が友人に「植田作品でいいのってあった?」と聞いたら「・・・・わかんない」と言われました。

そこで、作品を列挙してみたいと思います。

 

 『Icarus―追憶の薔薇を求めて―』(1998)・・・雪組・安蘭けい

本人のデビュー作で尚且つ安蘭けいバウ初主演作品。

ビデオで見てもビジュアル以外のよさがあまり感じられない。

 「シンデレラロック」(1998)・・・月組・大和悠河

男性のシンデレラという設定だったけど、当時は酷評された記憶が。

 ロミオとジュリエット99(1999)・・・花組・水夏希

この年はシェイクスピアをテーマに各演出家が色々書いたけど、この作品は

ひねりもなにもなく、ただ退屈な仕上がりに。

 「ルードヴィッヒ2世」(1999)・・・花組・愛華みれ

大劇場デビュー作品。意味不明な作品として今も語り継がれている。

 「アンナ・カレーニナ」(2001)・・・雪組・朝海ひかる

原作があるのに、ただただ意味がわからず、退屈な作品に。朝海ひかるの

ビジュアルのよさでもった作品

 「エイジ・オブ・イノセンス」(2002)・・・宙組・椿比呂花

実際に目の前で見て、最初から最後まで意味不明。もはやストーリーを覚えてもいず。

 「シニョール・ドンファン」(2003)・・・月組・紫吹淳

紫吹淳のかっこよさに頼っただけの、テーマなき作品

 『THE LAST PARTY~S.Fitzgerald’s last day~

フィッツジェラルド最後の一日(2004)

月組・大空祐飛

宙組・大和悠河

植田さんの作品としてはこれが一番まともで「普通」な作品。

そうはいっても少々くどかったし、わかりにくい部分もあり。

 「洛陽のパレルモ」(2005)・・・花組・春野寿美礼

最初から途中まではいい作品。でもラストでがっくり。

身分違いに苦しんだ二人があっさり結ばれる結末に唖然茫然。

 Le Petit Jardin―幸せの庭―』(2005)・・・宙組・悠未ひろ

当時、結構若い人には「面白い」と言われた作品。

「幸せを運ぶレストラン」がテーマだったかな?ロマンチックといえばロマンチックだったけど

今思えばもうちょっと改善の余地が。

 「堕天使の涙」(2006)・・・雪組・朝海ひかる

朝海ひかるを綺麗に見せる事しか頭になかった作品。

娘1をぼろぼろの盲人にしてしまった罪は大きい(さよなら作品なのに)

セリフの中に「神よどうか答えて」というようなものが乱発されてて、結局本人が

意味わかってないんじゃない?と。

 Paradise Prince(パラダイス プリンス(2008)・・・宙組・大和悠河

ただただごちゃごちゃしただけのお話し。

 「舞姫」 (2008)・・・花組・愛音羽麗

多分これが植田作品の最高峰になるんでしょうけど・・・・・

 「HOLLYWOOD LOVER」(2008)・・・月組・大空祐飛

 「My dear New Orleans(

マイ ディア ニューオリンズ)-愛する我が街-」(2009)・・・星組・安蘭けい

さよなら作品なのに寝てしまう程つまらなかった。

 「ハプスブルクの宝剣」(2010)・・・星組・柚希礼音

原作が大変面白かったのに、なんでこんなバカな作品になるのか?と怒った作品。

ご本人いわく「書きたくて書いたんじゃない」らしい。

 「オネーギン」(2010)・・・轟悠

未見なのでわからず。

 「クラシコ・イタリアーノ」(2011)・・・宙組・大空祐飛

長々とビデオを流すシーンにいら立ち。これはさよなら風を装っているけど

ストーリーとしてはめちゃくちゃ。

 近松・恋の道行」(2012)・・・花組・壮一帆

これはそもそも大元があるので。

 「ジャン・ルイ・ファージョン」(2012)・・・星組・紅ゆずる

化粧品メーカーとタイアップしたわりに、さっぱり意味がわからない作品。

マリー・アントワネットに普段着を着せるというポカをやってしまった。

恋愛でもなんでもない。

 「愛と革命の詩アンドレア・シェニエ」(2013)・・・花組・蘭寿とむ

アンドレア・シェニエは何もせず、ただ歌って詩を読んで終わった作品

 「The Lost Glory - 美しき幻影 」(2014)・・・星組・柚希礼音

ストーリーが完璧に破たんしてて駄作もいいところ。

 「舞音」(2015)・・・月組・龍真咲

原作があるのに、ここまでひどいストーリーに出来た事がすごい。

 

最初からきちんと筋立てた作品を書けない人ではありました。

意味不明というか、何を言いたいのかわからない・・・起承転結がきちんとしていない。

自分がやりたいことを優先しすぎて破たんするパターンも多かったように思います。

そしてデビュー以来、技術力が何一つアップしてないというのが問題ではないでしょうか。

むしろ、ストーリーの破たん状態は増している。

つまり年齢と逆行して技術が衰えているのではないかと思うわけです。

何かを描きたいと思った時、とりあえず書き始める、まとまらない。ラストを決めて

そこに向かって書き始める、まとまらない。時間がないから適当に終わらせる。

というのが植田パターンなんですね。

今回の「舞音」も、マノンに翻弄されて落ちていくシャルルを描きたかったのかインドシナ

独立運動を描きたかったのかわかりません。

珠城りょうが演じたマノンの兄がチンピラで前半で死ぬという設定も意味不明。

革命と絡ませたかったら、むしろ指導者のひとりにすべきだったのではないかと。

全くかみ合わない「恋愛」と「革命」を同時に進行させてシンクロせずに終わるというのが

そもそも安易すぎるというか、何を描きたかったのかわからない。

トップスターを頂点としたピラミッド型の組織の中で、トップの見せ場もなく、2番手を

前半でなくすとか、役がないから「もう一人の主役」を与えて歌わせない、喋らせないを

やってしまうとか、美しい娘役に綺麗な恰好をさせたのが一瞬で、あとがぼろぼろとか。

どこにも必然性を感じない事ばかりやってるんですよ。

植田景子さんはいつもそう。

必然性がない事ばかりやってる。だから感動がないの。

人と人との繋がりがない事、恋愛を知らないこと、世間を知らない事、中途半端な

知識をひけらかすこと、そういう部分がもろに脚本に表れていると思います。

(ロン・ボイミンなんて架空の名前を出すくらいなら、きちんとホーチ・ミンと出すべきだったと

私は思います)

フランスに支配されているインドシナで、支配階級と被支配階級の間に生まれた兄と妹の

葛藤とか、植民地支配の弊害・差別問題に対してこの兄妹は何をどう考えていたのかとか

一切語られていないので浅薄すぎるのです。

何でベトナムがフランスに支配されていたのかとか、フランス人に恋をするとはどういう事か

とか、色々表現すべきことはあったよね。

その上で、だから「独立運動」っていうならわかるんです。

そして実在のホーチ・ミンを出すならもっと前に出さなきゃ。

今まで現地の女性とフランス男との間に起きた様々な悲劇の上に「独立運動」は

成り立っていることを表現しないといけなかったのではないかと。

宝塚ファンにとって、それが重すぎるテーマであったなら、いっそ恋愛だけにしてほしかった。

「ミス・サイゴン」「蝶々夫人」など、弱き国の悲劇は多々舞台化されていますが

しょうがない。そういうパターンでいくしかなかったのではないかと思います。

 

という事で植田景子さんは脚本家として終わりだと思います。

でも歌劇団は外にいる沢山の優秀な、でも芽が出ない作家を無視して

この人を使い続けるんだろうなあ。

 

はあ?なお花畑大学教授

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先日も書きましたが、暇な時間に「戸籍時評」の1月号を読んでいたら

東京大学名誉教授の米倉明先生という方が、下記のような文章を書いておられまして。

読んでびっくり、あらためてさらに読んでびっくり。

こんな人ばかりであるなら日本はもう終わりだと思った次第。

確かにふぶきは学歴がないので東大の名誉教授にはとても叶いませんけど

ちょっと引用しつつ意見を述べてみたいと思います。

 現行憲法の公布にあたり、昭和天皇が発せられた上論によれば

同憲法の制定を

「朕は深くよろこび」とある。

公布時から施行時に至る期間は大日本帝国憲法が法形式的にいきており

したがって昭和天皇は主権者であった。

このことは同じく深く喜んだ・・・にしても、その期間中はまた被治者でしかなかった

国民がそうしたと比べものにならない、決定的に意味を持つのだ。

 

 たとえていうと、権利能力がある人が意思表示したのと、、それがない奴隷が

  意思表示したのとに類比出来るくらい相違がある。

  端的にいうと、昭和天皇が同憲法の制定を歓迎しておられたという事は

  もうそれだけで現行憲法は「押し付け」られたのではないという他なくなるのである。

  曲折は色々あったとしても、最終的には現行憲法は当時の主権者により大歓迎

  された事になるからだ。

  主権者が大歓迎して受け入れた現行憲法をなお「押し付けられた」のだと主張するのは

  無理な話ではないか。

 

 もし、あくまで「押し付け」憲法改正論を堅持し続けるとなると、それは昭和天皇の

   ご意思に反する事になるから、同論者のいう「非国民」という言葉がそのまま

   はねかえっていくことになる。

 いわゆる「現行憲法は「押し付けられた憲法だから改正すべきである」という考え方は

  解釈にちょっと違いがあると思います。

  「憲法9条を守る会」などが「とにかく戦後の民主主義の象徴としてできた憲法なんだから

  絶対に変える事は出来ない」

  と言い張っているので、「いやいやこの憲法は、日本が主体的に制定したものであり、

  起草にはベアテ・シロタ・ゴードンというユダヤ系アメリカ人が深く関わっている。

  彼女が公平性を持って憲法起草に関わったというよりは、自身の体験に基づく

  「女性差別」への思いなどを取り入れた結果の「憲法9条」なわけで

  主権者であった昭和天皇は「喜ばざるを得ない」状態にあり、主体的に関わったわけではない。

 私達が「押し付け」という時、それは「日本人が憲法を決めることにかかわりを持てなかった。

  いいも悪いもなく受け入れさせられたという意味になる。

  (逆に言えば昭和天皇が「これを朕は喜ばず」と言えましたか?と、思いますか?米倉先生)

 別に押し付けでもそれが機能している間はよかったけれど、憲法の理念と現実が離れてしまって

  今の日本を取り巻く状況に対応しきれないので「憲法改正」をしたらどうか。

  その場合、日本人が主体的に決めた憲法ではないので、改正してもなんら悪い事はないんだよ・・・

  と、保守派はそう申しているのでございます。

 そもそも昭和天皇を尊敬しているわけでもなければ、天皇が当時、置かれた状況を

  きちんと把握しているわけでもない米倉先生が、「おまえは馬鹿だ」と言われて

  「そういうお前こそバカだ」というのはおかしなことです。

 

 ちなみに「非国民」よばわりする人々はどうしてそれほど「偉く」ふるまえるのか。

  一体どこにそのような振る舞える権限があるのか。

  日本国民たる要件は国籍法の定めるところにあってそれによれば

  一方の国民が他方の国民の「国民性」を否定することが気安く出来る筈は

  ないのだから、非国民よばわりする人々に無権限でそうしているだけであって、全然

  気にする必要はない。

 気にしてないならいいじゃないか・・・・と言いたいです。

 「国益を損なう思想の人」に対しては「非国民」としか言いようがないから

  そう言ってるだけで、他に言いようがあるなら教えて頂きたい。

  しかしながらその言葉が何の権限もない事は百も承知です。

 

 個人と国家とを無造作に同列に並べた立論はいささか粗い。

  個人の場合には予兆なしにいきなり攻撃される場合が多くみられるし

  個人の生命は一つしかないので個人によるとっさの防衛が認められるべきだが

  国家が攻撃してくる場合には軍隊動員などの予兆がみられるので

  外交交渉によりその攻撃を未然に阻止できる余地が比較的大きい。

 国家の個別的自衛権発動の必要度はそれだけひくくなり、個人の場合のように

  即時応戦を認めるべきだとはただちに言えない。

 それに即時応戦の結果は戦争になり多くの犠牲者が出るだろう。

   むしろ応戦しないで外交交渉を重ねて犠牲の最小化をはかり、相手国の

   武力に抗しきれない時は和を乞い、戦争をやめ、民族の生き残りを図るのが

   正道だろう。

 結構、ここらへんからピキピキ来ているんですよ・・・私。

   個人の場合は即時応戦してもいいけど、国家の場合は大事になるから

   だめだというのですが。

   個人の集まりが国家になるという観点が消えています

 日本だって馬鹿じゃありませんから、いきなり戦争になど突入するわけがない。

   できれば話し合いで解決したい。

   しかしながら、中国・韓国・ロシアなどは「理屈」が通じない国であり、一度攻撃すると

   決めたら外交など役に立たず、ひたすら「自己の正当性」のみを発信しながら

   攻撃してくるでしょう。そんな国に「和を乞う」事などできるんでしょうか?

 和を乞うてなんとか出来るなら9・11も起きなかったし、昨今のテロもないと思います。

  テロというのは宣戦布告して始める戦争ではありません。

   個人攻撃の最たるもの。個人が即時応戦して叶わず死んでも、国家は何もしては

  いけないというのでしょうか?

  彼らは罰として報復するのではありません。

  個人攻撃をしかけつつ、民族を根絶やしにしようとしているのです。

 命は一つしかないので、その一つが攻撃されたらやっぱり守らないといけないと

  思うのが国民であるし、それが国家の役目ではないかと思うのですが。

 特に末尾の3行は「何を世間知らずな事をいってやんでえ」って感じです。

   そんな「理」が通じるというならやってみやがれ。

 

 

はあ?なお花畑大学教授  2

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 国が滅びたら大変な事になるかどうか。

  亡国という時

  ア)現政権が崩壊するだけで現主権者は存続する。

  イ)現政権は崩壊し、現主権者も交代する

  ウ)日本民族が全滅する

の3つの場合が考えられる。

このうち、ウまで進めば万事休すだが、日本の民族が存続できさえすれば

ア)の場合はもとよりイ)の場合でも

(これが70年前の事態であったのだ)

じっと耐え忍んで努力を重ねれば、世界第2位第3位の経済大国にもなる事が出来るのだ。

 主権国家の意地だの、独立国家の体面だのは棄てて、ひたすら民族生き残り

  を図ろうではないか。

 現政権や現在の主権者よりも民族一人ひとりの人間の方がずっと大切なのであって

  核兵器、化学兵器の使用も可能性としては十分ある今日では個別的自衛権を行使すれば

  かえって危険極まりない事態を招くのではないか。

 ここらへんまで読むと頭がピキピキいって仕事どろこじゃなくなってるんですよね。

  お偉い方に意見するのはどうかと思うんだけど。

まず

ア)の場合・・・・現政権が崩壊し、現主権者は残る。これは例えば自民党が倒れて

         民主党が政権をとった時のような感じでしょうか?

         これが共産党が政権を取ったらはっきり言って恐怖政治の始まりになるんですけど

イ)の場合・・・現政権が崩壊し、現主権者も交代する。

         現主権者というのは先生によると「国民」ですよね?今は「主権在民」なんだから。

         という事は日本政府が倒れて主権者も日本人ではなくなるという事でしょうか?

         それとも先生の頭の中では日本政府が倒れて、皇室がなくなる程度の事とお考え?

         そもそも、天皇がいなくなったら、あるいは主権者が交代したら民族生き残りなんか

         図れないんですけど。

         なぜって彼らは「民族撲滅」をスローガンにしているんですからね。

        先生はイ)こそが戦争に負けてGHQに支配され主権者が天皇から国民に変わった

        だけの話だとおっしゃいますが、主権在民の今、どういう風に主権者が変わるのか。

ウ)まで行ったら万事休すって・・・・万事休すではなくこの世の終わりなんですが。

 「意地」「体面」は棄てよというが、そもそも「日本国」がなくて日本民族が生き延びる

   方法などあるでしょうか?

   イラク難民をみればわかるじゃないですか。彼らは国があってさえ国にいられないというのに

   まして国がなくなったら・・・・それこそチベットやウイグルのように漢民族によって

   血筋を絶やされてしまう事になるのですが、それでもいいのでしょうか?

 日本がじっと耐え忍んで努力を重ねてきたから経済大国になった?冗談でしょ?

   裏側で独立を勝ち取るためにどれほどの犠牲を払ったかわかってますか?

   そもそも「A級」「B・C級戦犯」の方々というのは、罪もないのに日本国が負けた責めを

   一身に請け負って死んで行ったんですよ。

  その犠牲の上に成り立っている日本をして、政権が崩壊しても主権者がダメになっても

   民族が生き残ればいいなんて本末転倒な考え方といえませんか?

 

 以上のようにみてくると、個人に正当防衛権がみとめられる以上、国家には個別的

  自衛権が認められるべきだとは当然には言えないのではないだろうか。

これに対して、いや国家には個別的自衛権が認められるべきでこれを認めないのは

 亡国の輩などという主張に従うと、かえって民族全滅、亡国を招くことになるのではないか。

 それこそ個人と国家を同列に考えるのは粗いのでは。

   個別的自衛権を認めるべきというのは別に個人の防衛権があるから・・・というわけでは

  ないと思うんですけど。

 

 憲法9条論地では、そのほとんどが同条の解釈論に終始し、その結論として合意又は

  違憲が主張されただけでそうした結論を導く決めてとなった筈の実質論が十分い議論された

  とは私にはとうてい思えない。

  ここでいう実質論は例えば次のようなポイントに関わる議論のことである。

  すなわち、それは日本の防衛をどうするべきかに関わる議論のことであって

  そうした議論は日本を攻撃・占領・管理しようとする外国があるのか。

 その外国の国内事情からみて、そうするのは無理ではないか。

   外国がそうしようと思うだけの魅力がそもそも日本にあるか。

 (低資源・人口減少傾向・人口推移の高齢化加速・章句両陛下自給率の大幅低下・

   原発の多数存在・原発のごみ処理問題・自然災害多発・国家財政の破綻顕著・

   武器の発達により基地確保の必要度定価等々を考えてみよ)

   という議論から始めてみてはどうだろうか。

 そうすると、おそらく、攻撃・占領・管理という大事にあえて踏み切る外国はまずはない。

 (関係国の間にホットライン開設が話し合われていることを思えば)

   小規模の小競り合い(例えば小さな島の帰属をめぐるそれ)があるにとどまると

   みるのが穏当な見方だろう。

 そうであれば、今にも軍隊をもって日本に攻め込んできそうな国があるなどと

  国民を「あおる」のはやめて、もっともっと粘り強く外交交渉を進めて上記の小競り合いを

  なくすよう努力すべきではないか。

 このお花畑っぷりにはあきれてものが言えません。

   竹島や尖閣諸島の領有権を「小競り合い」として終わらせるその程度の低さ。

   米倉先生がおっしゃるように魅力のない日本の小さな島をなんで韓国や中国が

   欲しがるかわかっていないのでしょうか?

 「小競り合い」というけど、そもそもが日本のものなのに「実は私のものだった」と

  言いがかりをつけているのはあちらなのです。

   これが外交交渉で何とかなる問題ですか?

  あっち側だって外交で何とかしようなんて思ってない。

  だからこそ領海や領空侵犯を繰り返しているのではないかと思うのですが。

  あんなに広い領土を持っている中国が、それでも南沙諸島に勝手に軍事基地を

  作ってしまう。逆らわないのは外交交渉が足りないのではなく、弱い国だからです。

   武器がないから、戦う人たちがいないから自国を防衛出来ないのです。

  国連も国際司法裁判所もなんの役にもたたない事は、今のヨーロッパをみれば

  一目瞭然ではありませんか?

 

・・・だけど、左巻きの人達は大概、こういう風に思っているのです。

何だかもう・・・という感じです。

 

 

ドラマの話

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 「関ジャム」にV6の坂本君が出て、ミュージカルの話をするとかで

花總まりと井上芳雄と安蘭けいがご出演。

ミュージカル俳優さんのあれやこれやを聞いたのですが。

そっかーーミュージカル俳優はお稽古中はギャラが出ないのね。

話には聞いていたけど本当にそうなんだーーでもそれって経費扱い?

一か月丸々お金が出なかったら困るよーー

3人とも歩合制という事でしたけど(お花様は3年先までオファーがあるらしい)

ゆえにロングラン公演だと効率よくお仕事が出来てお金にもなるという事ね。

一か月歩合で主役クラスになるとギャラっていくらなんでしょう?

井上君なんか次から次へと途切れなく舞台をやってて、だからこそお金になるんだと

いう話でしょうけど、ちょっと体調崩して休んだらどうなっちゃうのかなあ。

なかなか綱渡り

ダブルキャストの時は「心に闇」が出来るそうで、井上君のリアルすぎる闇話に

笑わせて頂きました。

「エリザベート」で城田君とトートをやってたけど、嫌だったのかなあやっぱり。

お花様はそんなの意に介さない感じだけど、色々考える事はあるらしい。

「舞台をやってる期間は電話に出ない」というのがお花様の信条。

心を鬼にしてスルーする理由は「喉に悪いから」

でも「好きな人からの電話も無視?」って聞かれたら

「え?好きな人?それは別で・・・」って照れたように笑っていました。

こんな花總を見る日が来ようとは なかなか可愛らしかったですけどね。

今季のドラマは・・・一話挫折が多くて。

「いつかこの恋を・・・・」 → 見ないで挫折。1話目の妃がSMAP謝罪日だったから見る気が

                  失せちゃった。あの現実にはどんなドラマも勝てません。

「ヒガンバナ」 → 堀北真希の下手さに1話で挫折。つまんないですよ。

「怪盗山猫」 → 亀梨君の軽さが嘘っぽくて挫折。

「火村英生」 → 全然意味がわからず挫折。

 

継続しているのが

「ダメな私に恋して下さい」 → ちょっと「ホタルのヒカリ」に似てますよね?

                   バージョンが違うだけのような?でもまあ、何となく

                   見てしまうので。1・3倍速がちょうどいいです。

「お義父さんと呼ばせて」 → そんなに好きじゃないけど、旦那がハマっていて。

                  現実の51歳とドラマの51歳が違いすぎるよーー

                  でも「枯れ専」って気持ちは少しわかるような?

                  舘ひろしや柴田恭兵だったら私も「枯れ専」になるよーー

「フラジャイル」 → 武井咲がどう見ても医者に見えないのですが、ストーリーが

            面白いし、ラストに盛り上げてくれるので見てます。

             日本版「ドクターハウス」ですね。

「スペシャリスト」 → スペシャルドラマの時ほどドキドキしないかなあ。

             草君に夏菜はあまり似合わないというか。南果歩の方が落ち着くよね。

             トリックもちょっとあまいような気がします。

「ナオミとカナコ」 → 最初、視聴率が悪くてストーリー展開が遅すぎると酷評されていたんですが

             結構楽しく見てます。高畑さんの「まだ殺してませんか」というセリフが好きで。

             でもそろそろ早く殺してほしいわーー

「マネーの天使」 → これが結構ハマるというか、面白いです。借金に関する知識も豊富で

            見てて飽きないというか。片瀬那奈のぶっとび感がいいよね。

「警視庁ゼロ係」 → 金曜日の8時枠ははずれがないわねー本当に面白いです。

             小泉ジュニアの棒読みだけど頭よさそうな感じとか、松下由樹のヤンキー

             感とか、安達祐実のきっついおばさん風とか、個性が光っていいよね。

             これからでもお勧めです。

             明るい「クリミナル・マインド」

「わたしを離さないで」 → これまた視聴率が悪すぎて撃沈しているドラマですが

                 結構見てます

                 ああいう寄宿学校生活って憧れだったりするのよね。

                 森の中で。

                 でも原作を知らないのでこの先、どうなるかわからずドキドキ。

                 とりあえず井上芳雄君が出るので。

「家族のカタチ」 → これが面白いのか面白くないのかわからないけど、とりあえず

             他に見るものがないから見てる状態。

 

NHKの「ちかえもん」が結構楽しいです。独特な脚本を書く人ですよね。

そのリズムに乗れる人にとっては名作かもしれません。

韓国史劇風小説「天皇の母」202(オランダコネクションフィクション1)

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「おじいちゃま、見て。アイコよ」

娘の背中をぐいっとおして、ベッドに横たわる老人によく顔を見せようとする。

老人は目を大きく見開いて、息をぜいぜいと言わせながら力のない手を

4歳の孫の方へ伸ばす。

その娘は怯えてささっと母の背中に隠れ、それを母がまだ押し出そうとした。

ユミコはそんなアイコを抱き上げ、より一層父の顔の前に出す。

「どう?未来の女帝の顔は」

ユミコは自慢げに言い、アイコを下ろした。

アイコはたたたっと病室の隅に走っていくとしゃがみこんで何事かぶつぶつ言いだした。

マサコは女官を呼んで、娘を病室の外に出す。

全く腹立たしい。余命いくばくもない老人に少しは愛想よく出来ないのか。

あの子は本当に可愛げがない。

いつまでこんな生活が続くのだろう。

ハーバードを出た自分の娘がこんな風だなんて、恥ずかしくて誰にも言えやしない。

この先ずっと隠しおおせるのか。それを考えると夜も眠れない。

なのにあのバカは・・・(彼女は自分の夫をそう思っていた)

のんきそうに嬉しそうに娘と遊んでいるばかり。

本来なら学習院ではなく慶応幼稚舎くらいに入れたかった。自分の娘なら

それくらいがふさわしいと思った。

だけど、あれは・・・あの娘は入園試験すらまともにできず、お目こぼしで学習院に

入れて貰えただけ。

マサコはそれが遠い昔の自分の姿だとは思ってもいなかった。

ユミコはこっそりと「まあちゃんそっくりだけど、いずれはハーバードよ」と本気で

考えていた。

「ああ・・・ああ」

祖父が何か言った。

かつて日本一の公害を出した企業の社長。

その公害を告発しようとした記者を半身不随にして死なせてしまった男。

「腐った魚を食べるから悪い」

「この貧乏人どもめ」

と公害訴訟を起こした国民に言い放った男。

しかし、今は富士の裾野の療養所で寂しい最後を迎えようとしていた。

もう誰も見舞いにも来ない。

実の娘も、実の孫達もめったに来ない。

でも彼にとっては幸せだった。

孫娘が皇太子妃になった。いずれ皇后になるのだ。この自分の孫娘が。

すでに黄泉の道を半分歩いている老人の脳裏に浮かぶのは

アイボリーのドレスに身を包み、郷かなティアラを被ってパレードする孫娘の姿。

被差別と呼ばれたところ出身の自分の血筋が、日本最高の家に嫁いだのだ。

あの時の誇らしさはどうだろう。

世界中に「ざまあみろ」と言ってやりたかった。実際テレビの前で言ってやった。

そうだそうだ。

自分達を差別し、貶め、散々悪口を言った連中に目に物見せてくれるのだ。

貧乏人どもよ。お前たちはこんな事はできまい。

結局、運と金がなければ何も出来ない。

貧乏人は一生貧乏なままひがんでいればいい。

俺は皇太子妃の、将来の皇后の祖父として死んで行く身なのだ。

「ひ・・・ひ孫がそく・・即位するまで・・生きたいのお」

やっとのことでそういうとユミコは大声で笑い出した。

「ええええ。長生きして頂戴。そして天皇陛下の曽祖父になって頂戴。

私だって頑張るわよ。でもそれもこれもヒサシさんのお蔭よ。

それを忘れないでね」

「やあね。お母さまったら」

マサコもつい笑った。

「何言ってるの。おじいちゃまがお父様に会わせてくれなかったら

今のあなた達はないんだから。それをよく考えなさいよ」

「それはそうだけど・・・・」

その偉大なる父の手で皇室という日本最高の家に嫁いだ。

しかし、今の自分のみじめったらしさはどうだろうか。

「お母さま、帰りは送るからコンラッドラムゼイでお食事しない?

個室をとってあるのよ。アイコも一緒に」

「あら、いいわね。随分贅沢じゃない?そりゃそうよね。皇太子妃なんだもの」

「あんなところ、そんなにいいとも思わないけど・・・アイコがパスタを

食べたがるから」

「まあ、小さい頃からいい味を知るのはいい事よ。幼稚園の入園式も近いし

そのお祝いもかねて」

「それはそれでまた別よ。その日の夜は中華がいいわよね。だからお母さま

まだオランダへは帰らないでね」

「しょうがないわね。外ならぬまーちゃんの頼みだもの」

ユミコは、マサコの感情が落ち着いていることにほっとした。

高級なレストランへ行ったり、遊園地で遊んだり・・・その程度で病気が治るなら

安いものだと思っているのだった。

 

暫く空位だった東宮大夫に外務省出身のノムラが就任したのは

4月に入ってすぐだった。

このところ、手に負えない状態になってきた娘の欲求を叶える為に

ヒサシが裏で手を回した人事であった。

ノムラは外務省時代からチャイナスクールにおいてヒサシの下で働き

マサコからは「おじちゃま」と呼ばれているほど親しい間柄だった。

オワダ家の娘たちの性格などをよく知る人物であったし、また内実も知っているので

ヒサシとしてはこれ以上の人事はなかった。

またノムラにとっても、最後の宮仕えが宮内庁である事は箔がつくので

快く引き受けた。

厚生省事務次官出身の宮内庁長官もまた、心はヒサシと繋がっていた。

そもそも官僚というのは長いものに巻かれる存在であり、

強いものには従うという習性を持っている。

長官もまた思想的には相当な左巻きであり、宮内庁長官でありながら

心の底では皇室制度に疑問を呈していた。

加えて次長はヒサシとは同郷であり、学会を通じての繋がりが深い。

そういう意味では、皇室そのものがヒサシの手で包囲されているも同然だった。

 

「君の最初の仕事はわかっているだろうね」

東宮大夫就任の電話を受けたヒサシは、ひどく丁寧に礼を述べる

ノムラに向かってにこやかにそう言った。

「私としては君が適任だと思ったから推薦した。あの娘を御す事が出来るのは

君だけだ。だから」

「無論、わかっております。何でもお言いつけ下さい」

ノムラの声は上ずっていた。声からでも内心の恐怖が見て取れる。

逆らったら安泰な老後はないだろうと察しがつく。

「いやいや。私はね。申し訳ないと思ってはいるんだよ。

不肖の娘を押し付けてしまったことにね。本来なら私が傍で目を光らせ

妃殿下の欲求を叶えて差し上げるのがいいと思う。

しかし、オランダにいる身ではなかなかそうはいかなくて」

「ええ。無論でございます。私は身命をかけて妃殿下にお仕え致します。

お小さい頃から妃殿下を知る者として、僭越ながらもう一人の父のような

気持ちでおりますから」

「それを聞いて安心したよ。では頼みを言おうか」

ヒサシは電話を切ってほくそ笑んだ。

それから意を決したように立ち上がると側近を呼んだ。

「外務省に行く。外務大臣に会う」

車はすでに用意されていた。

ここからは国際司法裁判所所長としてのコネを有効に使わねばなるまい。

これから前代未聞の大勝負に出るのだ。

 

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