これぞ皇族の降嫁の王道・・・というか、高円宮妃の賢さが出てるなあと
高円宮典子女王、ご婚約
高円宮家の次女、典子女王(25)が婚約を発表。
お相手は出雲大社の禰宜、千家国麿氏(40)
結婚の儀は秋。出雲大社にて。
女王の降嫁は戦後初めて。
参内する典子女王。
高円宮3姉妹の中で最も印象がない・・・・のが典子女王でした。よくもわるくも
長女の承子女王は目立つし、3女の絢子女王もわりと公務に出てる。
でも典子女王は、学生時代からこれといった公務はほとんどしていなかった。
今思えば・・それは長い花嫁修業だったのか、それとも「愛」を育む時間が必要だったのかとも
思うのですが。
二人の出会いは2007年4月。典子女王はまだ大学生。
高円宮妃と一緒に出雲を訪れた際に話をした・・・とか?
正直、「25歳と40歳じゃ、歳が離れすぎてない?」とか、「お姉さまの方が釣り合うんじゃ」とか
様々な事を考えてもみたのですが、記者会見の様子を見ると「お似合い」かも。
なんせ、千家国麿さん。どうみても40に見えない
お育ちがいいお坊ちゃまで、何となくぼやーーっとしてて。若き日の浩宮殿下のような?
そこをびしばしっと典子女王が押さえている印象
「プロポーズの言葉はなかった」との事で。
典子女王のお父様は「WILL YOU MARRY MIE?」っておっしゃったのよーー
父はかっこつけたけど、娘は実務主義。あっぱれかも。
正直でいいんじゃないでしょうか?
このご縁談。出雲が宮家と関わりが深かったり、鳥取家とも関係が深かったりする事で
どう見ても久子妃主導の政略結婚といった風。
でも、今時の結婚というものは・・・特に皇族に求められる結婚とは好き嫌いよりも
「家格のつり合い」「育った環境が似ている事」「価値観が同じ」である事が大事だと思います。
「愛さえあれば身分を超えて」とか「愛があればお金も地位もいらない」とかいうのは
私達が小さい頃に夢見ていたおとぎ話で。
今の若い方々の方がずっと実際的なんだろうと。
今回のご婚約が「号外」を生む程に大きく報じられたのは理由があると思います。
(正直、高円宮の婚約はここまで大きくなかったし)
皇室に明るい話題がない事
本来、明るい話題になる筈の眞子・佳子内親王のニュースは東宮家に遠慮して
SAGEムードになるし、無論、東宮家といえば、どんな話題にも暗い影が付きまとい
それを無理やり明るくうそぶくので見る側も報道と逆の事を考えてしまう。
非のうちどころのないロイヤルカップルだから
正直、典子女王のお相手がサラリーマンだったらこんなに大きく報道されなかったと思います。
「え?あの出雲大社の禰宜様なの?」という所に、理想の「つり合い」を見て、国民は
心から何の憂いもなく「おめでとうございます」と言えるのです。
なんせ皇太子夫妻を見ていると、学歴があっても英語が話せても外務省出身でも、全く
幸せになってない夫婦像がそこにあるわけですし
秋篠宮両殿下の場合も、マスコミのせいで「苦労」話がまとわりつくし。
「宮家出身の典子さまだったら、祭祀だらけの神宮に嫁いでもしっかりやれるだろう」と思うから。
特にこのお二人はもったいぶった所が一切なく、非常に正直でさっぱりしてて
いい感じ。非常にお似合いだと思います。
お祝の言葉
菅官房長官 「誠におめでたいことと存じます。国民の皆さんとともに心からお祝いを申し上げます」
風岡長官 「皇室にとってのみならず、国民の一員としても大変明るいおめでたいことがらとして、
喜びに堪えないところでございます。心からお祝い申し上げます」
所功教授 「女性皇族が次々と結婚して皇室から出てしまわれると、将来的には
皇室の公務にも影響が出かねず、悠仁さまが天皇になられた時に、
周りで支える皇族がいなくなってしまうという事態にもなりかねない」
NHKでも「女性宮家」についての話をしていた識者がいましたが、悠仁殿下が成人した時
高円宮家の3姉妹も三笠宮家の2姉妹も歳がいくつになっていると思って?
今だって、それぞれ独自の活動をしているわけで(この典子女王と三笠宮瑶子女王の消息は
滅多にきかないし、彬子女王は京都で研究三昧だし、承子女王はむにゃむにゃ)
悠仁親王が天皇になった時には「公務」も姿を変えているでしょう。
支障をきたすわけではない。
支障をきたしているのはむしろ「今」じゃないのですか?
全く働かない皇太子夫妻と将来、公務の「こ」の字も出来そうにない愛子内親王を
何とかしなさい
女性宮家の議論なんてそれからでも遅くはありません。
高円宮妃 「二人で温かく幸せな家庭を築いてくれることを祈っています。
親元で過ごした年月よりはるかに長い時を千家家の一員として生きていくことになります。
常に感謝の気持ちと奉仕の心を忘れず、日々の務めを果たしてほしいと思います。
出雲は歴史と伝統のある地ですので、よく勉強をして、早く新しい生活に
なじんでくれればと願っています」
マスコミの嫌味や嫌がらせもなく、ここまでお祝いムードを高められたのは、ひとえに久子妃の
政治力では?
高円宮家は皇太子妃入内に大きく関わり、いわば「恩」を売っているわけですから。
今回ばかりは小和田も外務省も何もしませんね。
ああでも、秋までにはきっと色々あるかも。
皇室と出雲大社の縁
千家氏が「我が家は天照大神の次男の家」とおっしゃってました。
へーーそうだったのかという感じです。無知ですみません、
出雲大社と言えば「大国主大神」で、いわゆる「国譲り」神話でしょう。
出雲の歴史は皇室より古いのでは?
元々「鉄」の流通では出雲の方が先だった・・・それを滅ぼしたのはヤマト族。
決して穏やかな「我が住処を、皇孫の住処の様に太く深い柱で、
千木が空高くまで届く立派な宮を造っていただければ、そこに隠れておりましょう」
なんて話ではないわけで。
確か、出雲から剣を盗み出したのはヤマトで、それが草薙の剣になった・・・・?
出雲「国造が新しく就任すると天皇の前で「出雲国造神賀詞(かんよごと」
を奏上するのでは?
2000年前なら立派なロミオとジュリエットだったんじゃ?
そう考えると、今回の「歴史的な婚姻」は意義深いものであり、東の伊勢と西の出雲が
結び合わさった・・・・って、ちょっと大げさだけど、それくらいすごい話ですよ
去年の伊勢と出雲の二つの式年遷宮が二人の絆を確かなものにした・・・・と。
出雲には二人にあやかって「縁結び」を望む参拝客が増えるだろうし、あらためて日本の神様
という存在に目を向ける人も増えるでしょう。
まあ・・・このお二人からは「歴史的なーー」なんて関係ないわってな
雰囲気がひしひしと伝わってきますけど。
国麿さん、15歳も上だけどしっかり典子女王のお尻に敷かれそうですわ。
結果的に姉妹の中で一番久子妃に似たのが典子女王だったという事ですね。
どうかお幸せに
そしてお姉さまと妹君にも良縁を
これから「納采の儀」「告期の儀」「皇室経済会議」そして宮中三殿への参拝と
「朝見の儀」があって、出雲へ旅立たれるわけですね。
二人でなんと呼び合うんでしょう?