オフ会についてですが。
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なにやら「ふぶきは勘違いしているのでは?セレブ気取りで講演会かい?」という
ご意見も頂戴いたしましたが。
過去2回のオフ会を体験されている方はおわかりだと思います
わいわい言い合いをする・・・というよりは、授業みたいじゃなかったでしたか?
そこらへんの話、参加された方々がコメント欄にどんなオフ会であったか、書いていただけると
ありがたいのですが。
第14場B
エカテリーナ ; グスタフ殿、少し女同志でお話しする時間を頂けますか。
グスタフ ; どうぞ。
エカテリーナ ; ソフィア様と申されましたね。
「殿」と「様」の使い方はとても難しいです。男性には「殿」女性には「様」で分けていると
思うんですけど、基本「殿」は対等か目下、「様」は目上。
とすると女帝がグスタフにタメで喋っているのにソフィアには敬語を使っている事になるのです。
「申された」というのもおかしいです。「殿・・・と申された」「様・・・とおっしゃるのか」ですよね。
エカテリーナ ; 少し・・・女同志で話したいのですが。
グスタフ ; どうぞ。
エカテリーナ ; ソフィア殿と申されるか。
16場A
アンカーストレム ; ロシアに勝利した今こそ気を緩めてはならない。
今スウェーデンにとって必要なのは、軍事力を内外に示すことだ。
グスタフ ; 戦力を誇る為の戦いは無意味だ。国民の命をこれ以上、無駄には出来ない。
たとえそれが名もなき兵士であろうと。その兵士には親も子もいるんだ。
アンカーストレム ; お前が気にすることではない。戦場で死ぬことを恐れていて何が出来る。
グスタフ ; 愚かな。ヤコブ。それは間違っている。
アンカーストレム ; 間違っているのはお前だ。
グスタフ ; 私は国民の命を守る使命がある。それを間違っているというのか。
平和国家の建設こそ私の夢なのだ。私は軍隊など不要の世の中を築きたい。
アンカーストレム ; 理想論で世の中が築けると思っているのか。
グスタフ ; 私は実現してみせる。
アンカーストレム ; バカな。俺には理解できない。
グスタフ ; お前のやり方では、いずれ世界中が戦いの渦に巻き込まれていく。
アンカーストレム ; 勝てばよいだけの話だ。
グスタフ ; 国民の命を犠牲にしてもか。
アンカーストレム ; それが戦だ、全ては国のためだ。
グスタフ ; 民の命があってこそ、国が成り立つのだ。
どこの平和ボケの話?こういう思想を宝塚における「正塚論」と言います。
「追憶のバルセロナ」でもすっかり同じようなやりとりがありましたよね。
だけど考えてもごらんなさい。この時代のスウェーデンはやっと独立国家として
歩み始めたばかり。
つまり、少しでも気を抜けばあっさり「侵略」されてしまう危険性を持っていたのです。
しかも、隣国のフランスでは革命が起こっている。
世界中、あっちでもこっちでも領土を拡大、守る為に戦争をしていた時代です。
そして貴族VS庶民の対立構造がきっちりできていたのです。
「軍隊がいらない国を」なんていうのは、平和憲法に頼る日本ならでは思想です。
それを18世紀のスウェーデンに当てはめるのは無理があります。
しかもグスタフはロシアと戦争して勝ったばかりの設定ですよね。軍事力拡大こそが
国を守る事を知っていたのに。
これは原田先生が受けて来た教育にあると私は思っています。
自虐史観そのもの。「憲法9条順守」そのもの。
だけど、脚本はやっぱりその時代の思想をきちんと理解しないといけませんよね。
第16場B
ペールヴァルト ; お隠しになる事ではないでしょう。
くどいので
ペールエルト ; 隠されずとも。
第17場
グスタフ : 私には、新しい時代の幕を開ける使命がある。
新しい時代とは何?わかりますか?私は全然わかりませんでした。
多分「戦争のない時代」だとは思うんですけど。グスタフはスウェーデンで
専制君主になった人ですから「平和」とは真逆だと思うんですけどね。
18場A
ソフィアとロビーサ、立場が上なのはどっち?
一応、姑をたてるべきだし、ロビーサがティアラをしていないのは違和感ありです。
ソフィア ; 噂に違わずお美しい方ですこと。
イザベル ; めっそうもございません。
うーん・・・ちょっと違う気がします。
ソフィア ; 噂に違わず美しい。
イザベル ; めっそうもない。王妃様の輝くような美しさを前に立っている事も出来ません。
くらいは言ってもいいかなと。
プロット書き直し
1場 → テッシンによる昔語り。
グスタフ 「伝説の剣はあるの?」
テッシン 「誰も見た事がないのです。でも選ばれし王は必ず手に入れるという伝説が」
2場 → パリの舞踏会。グスタフ、フェルゼン、アンカーストレムがそれぞれ社交を繰り広げる。
グスタフ ; フェルゼン、そなたは定期的にフランスの国情を我が国に報告するのだ。
フェルゼン ; 畏まりました。
グスタフ ; そなたの父と政治的意見は異にするが、私は期待している。
フェルゼン ; ありがとうございます。ところで、パリはいかがですか?
グスタフ ; 華やかな世界に飲み込まれそうだ。本来、勉学の為にここに来たことさえ
忘れてしまうような。それになんと自由なのか。ヴォルテール、ルソー・・・
フェルゼン ; 殿下。
アンカーストレム ; 未来の国王が啓蒙思想かぶれですか。
グスタフ ; ヤコブ。私は今のスウェーデンには不満を持っている。議会が国を動かすなど
あってはならぬ。王が治めるべきだ。一部の貴族達の専横をゆるし、ロシアや
デンマークに媚びるなど、国の形としてあってはならない。
アンカーストレム ; 成程。しかし、貴族の既得特権を奪えば必ず不満が。
グスタフ ; それでもやらねばならぬ。
そこにイザベル登場。
グスタフ、イザベルと踊り、愛を語り「いつかあなたを妻に」と約束。
一方、舞踏会場ではアンカーストレムとフェルゼン伯爵の密談。
さらに、スウェーデンから使者が来て「国王陛下が崩御されました」
3場 国境沿い
国王葬儀に参列する者達を襲うニルス達。
「ロシア人なんかやっつけちまえ」「デンマーク?お宝は頂だ」
そこにグスタフ、アンカーストレム、フェルゼン伯爵が登場。
王太子と知ったニルス達は口々に窮状を訴える。
そこにリリホルンが率いる近衛隊が登場。ニルス達をけちらす。
ニルスを殺そうとしたアンカーストレムを庇うリリホルン。
グスタフはそれ以上追及せず、近衛隊の馬車に乗って先を急ぐ。
残ったリリホルンとニルス。リリホルン、ポケットから金をだしニルスに渡す。
ニルス ; いらねえよ。お前の金なんか
リリホルン ; マーヤに何かおいしいものを食べさせてやってくれ。
ニルス ; お前、幸せかい?お前も元は農民だ。それが剣の腕を買われてリリホルン家に
引き取られて貴族様。貴族の娘を妻にして。幸せか。
リリホルン ; 幸せ・・・だよ。だけど心はいつもお前たちと一緒だ。だからバカな真似をするな。
新しい国王はとても優しい方。絶対に世の中を変えてくれる。
4場 戴冠式
帰国の挨拶から戴冠式に流れる。その間、クランツらとアンカーストレムの企て。
リリホルンの戸惑いと悲しみ。
グスタフは回りを敵に囲まれているとも知らず、イザベルをスウェーデンに迎えたいとフェルゼンに
頼む。政治状況の話からグスタフは、デンマーク王女との結婚を決意。
5場 クランツの陰謀 ロシアと戦争
グスタフによるクーデターの失敗。幽閉されたグスタフを助けたのはリリホルンと
アンカーストレム。それぞれの思惑。
ロシアとの戦争。リリホルンの後悔。ニルス達との和解。
6場 アンカーストレムの陰謀
議会制を否定し、専制君主になったグスタフに対する貴族達の反発。
自らを「庶民」と同等にしたがるグスタフの思想にアンカーストレムはついていけない。
次第に対立。
アンカーストレム ; 国王は貴族社会あってのものではありませんか。
グスタフ ; 臣民は貴族であろうと庶民だろうと私の下で一つだ。
アンカーストレムとフェルゼンの父の結託。
フェルゼンはフランス革命に遭遇。帰国を渋るがイザベルを連れて帰国。
7場 グスタフの死
オペラ座の開場と共に、グスタフはイザベルを愛人として迎えようとする。
ソフィアとの三角関係。貴族達の不満。
アンカーストレムとフェルゼンの父による暗殺。
まあ・・これを原稿用紙100枚に入れるのは難しいとは思うんですけどね。