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彬子女王の手記  2

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 父の死という悲しいきっかけであったが、三笠宮家と深く絆を結んだ今だからこそ、

痛切に感じることがある。

それは、いかに長い間祖父母や叔母たちが私たち仁親王家のことを気にされ、

心配してくださっていたかということだ。

そのあたたかいお気持ちを最近まで知るすべがなく、

今のような親交を持つことができなかった自分自身に歯痒ささえ覚えている。

 親とその親族が仲が悪いと子供は苦労する典型。まるで将来の愛子内親王のよう。

   むしろ、愛子内親王が健常じゃなくてよかった・・・・彬子女王のようには感じないでしょうから。

 そんな風に疎遠にしてきたのは、一緒に暮らしてきた「父」でしょう?違う?

  父を悪者にしたくない気持ちはわかるけど、それを全面的に母のせいにするのはどうかと。

 ここでいう「今のような親交」とは何でしょうか。

  普通なら「父の死をきっかけに祖父母と和解し、穏やかな交流を持つ事が出来て幸せだ」と

  なるべきところ「歯がゆさ」を覚えている。

  穿った見方をするなら

  彬子女王の祖父母ならびに宮家に繋がる人達は

   彬子女王に「あなたが宮家の当主におなりなさい」と言っている。

   「あなたのようなよい娘が跡取りで本当に嬉しい」と言っている。

   「あなたこそ淑子女王以来の女性宮家当主。だから仁親王、桂宮の式年祭

    そしていずれ私達の祭祀を受け継いでおくれ」と言ったかも。

 そして仁親王は、そういう考えではなかった・・・・・という事です。

 

 母が病気のご療養ということで仁親王家を出られて以来、

  私は10年以上母ときちんと話をすることができていない。

  再三母に話し合いをしたい旨をお伝えしてきたが、その都度代理人を通じて

  拒否の旨が伝えられるだけであった。

 ちょっと待って。今まで、何度も公の席に同席しているでしょう?

   この週刊誌と真逆な話を信じるべきかいなか。

 拒否られているというなら「理由」をきちんと書かないと片手落ちです。

  私は信子妃が拒否をするようには見えません。

   もし、彬子女王が何かの話をしたいといい、拒否する事があるとしたら、それは

  「私を宮家の当主として認めて」という一件に尽きるのでは?

  信子妃側としてはそれはどうしても受け入れられない事ですよ。

  どこの世界に、娘達に一生独身でいろと願う母がいますか?皇族の身分に拘らず

  幸せな結婚をしてほしい。宮家の事は自分が・・・というのが筋です。

  それを「母は野心を持っている」と見るのはひねくれすぎ。

 

 体調が回復され、ご公務に復帰される母に望むことが二つだけある。

  一つは心配をおかけした三笠宮同妃両殿下にお目にかかり、

  公務復帰のご報告と無沙汰のお詫びをしていただきたい。

  そして私たち皇族を支えてくださっている国民の皆様に公務復帰の

  ご報告をしていただきたい。

  それ以上のことをこれからも私が望むことはないだろう。

  三笠宮両殿下に謝って欲しい → 何を謝れと?

                          心配をおかけしました。でも葬儀にも出して

                          戴けませんでした。最期も看取る事が許されませんでした。

                          私をお許し下さい・・・って?

   国民に公務復帰の報告を → 記者クラブを通じてもうして頂いているし、現実に

                        公務に出られていますが。他に何を報告しろと?

 この一文で「彬子女王・・・やっちまったな」という気がします。

  娘が母に「おじい様に謝ってよ」って言いますか?

  父と母の確執は夫婦にしかわからない事。そして三笠宮両殿下にはわかっているという事。

  晩年の仁殿下が「離婚」を真面目に考えていたとするなら、その通りにしなかった

  信子妃に両殿下はいい感情を持っていないと思います。

  つまり、彬子女王はいい歳をして祖父母とその後ろに控える人達に利用されたんでしょうね。

 ちょっと 麻生家は何をしているの?

   太郎さん 大事な妹がここまで貶められていいんですか?

   いくら皇族でもやっていい事と悪い事があるでしょうに。

 

 今、私は日本の伝統文化を子どもたちに伝えることを目的に設立した、

  心游舎という団体で活動をしている。

  父はよく、「皇族というものは、国民の中に自ら入って行って、

  彼らが望むことをするのが仕事だ」とおっしゃっていた。

  父にとってのそれは、社会福祉であり、スポーツ振興であり、青少年育成であったと思う。

  私には父ほどの力もないし、知識も乏しいので、父と全く同じことをすることはできない。

  ただ、父がこれらの活動に情熱を傾けられたように、

  私は日本の伝統文化を次の世代に伝えること、

  日本の伝統文化が生き続ける土壌を耕すことに自身をかけたいと思っている。

  そして、そのことが、本当の意味で「父の仕事を受け継ぐ」ことではないかと感じはじめている。

  亡くなられた今では確かめることはできないけれど、

  父はいつものように「にやり」と肯定の笑みを浮かべてくださるのではないかと思っている。

 「皇族というものは・・・・」が「公務は受け身」と少し違った意味に聞こえますよね。

   とっても偉そうという感じ。

   まあ、仁親王はそういう方だったでしょう。悪気はないんだけど。

 ただね。仁親王があそこまで福祉にのめりこんで行ったのは、ある種の自己満足だと

  思うんですよ。それはそれでいいと思います。

  ただ娘が過大評価する必要はないんじゃないかと。受け継ぐなら粛々と静かに。

 それにしても間違った敬語が気にかかる。

   謙譲語のないかの国の人みたい。

 

 父が薨去され、仁親王家は三笠宮家に合流することとなった。

   ありがたいことに祖父母は私と妹に「私たちが責任者になったのだから

   何でも相談してちょうだい」と仰ってくださる。

   この言葉はあたたかい毛布のように、私たちをふんわりと包んでくれている。

   父の死から三年ということで、さまざまな媒体から取材のお話をいただいた。

   こちらへの寄稿と同じように月刊誌からも原稿の依頼を受け、

  自分の今の状況を整理する意味もあって手記を寄せた。

   その手記につけたかったタイトルが「父からの最高の宝物」であった。

  残念ながら月刊誌の手記のタイトルは私が見ることもできず、

  編集部の方がつけられたようだが、私にとって三笠宮家との絆が、

  この3年間で得た何よりも大切な財産である。

 

彬子女王はわかっていない。

三笠宮家との復縁を果たしたのは「父の死」があってこそ。

そしてそれは決して「贈り物」などではない・・・という事。

彬子女王が今、考えなくてはならないのは、なぜに父と祖父母が断絶していたのか

冷静に検証する事。

そして皇室の長い歴史の中で、三笠宮家がどの立ち位置で、何をすべきか。

ご自分は「三笠宮家の幕引き」をする存在であると自覚する事です。

高円宮家の2女王は久子妃によって、そういう割り切りが出来ないから

いまだに結婚しないのでしょう?

このままじっと黙っていれば、いずれ女性宮家の話が再燃し、その頃、いくつになってるか

わからない彬子女王と瑶子女王が、花も実もある人生を棒に振って

ただ「好きな事が出来る皇族生活」を謳歌し、「宮家当主としての誇り」によってのみ

生きるなら、それは非常に悲しい事だし、国民にとって迷惑です。

宮家は血のスペア。

スペアになれない皇族がいつまでも残る事は意味がないからです(冷たいけど)

彬子女王がやっている仕事は、いうなれば彼女の「趣味」であって、決して本当に意味で

自己犠牲ではないし、福祉ではない。

そんな予算があるなら、秋篠宮家に、悠仁親王に。将来、天皇の姉となる眞子・佳子内親王に・・・と思う。

それが国民というものですよ。

 

信子妃殿下。黙っている必要はないのでは?

麻生家としてもこれは抗議すべき案件です。

「皇室」をゆるがす事件に他なりませんので。

三笠宮家の件を許しつつ、東宮家を批判することなど出来ないでしょう?

いやはや・・・皇室のモラルハザードがここまで来ているとは。

そして手を出せない宮内庁。いさめる事が出来ない天皇と皇后。

悲しいですわね。

 


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