コメント欄で6月のシャンプー様のブログがあったので、
久しぶりにお邪魔してみました。
「マタニティマーク」について述べられて。
ご自身の妊娠・出産・育児経験を元に書かれておられました。
6月のシャンプー様のような経験は、私達の世代であれば
誰でも経験したことと思います。
なんせ「男女雇用機会均等法」によって、女性でも男性と同等に仕事が出来る・・・という
証明を出さないと将来の女性達の地位が上がっていかない。
そんな悲壮な時代でしたから。
リベラルな人達ー大日向なんとかさんとか、福島とか田島先生とか
とにかく「女も男と同等に仕事出来る」と息巻いて「だから出世のチャンスも同等に」と
すごかったよね。
今も同じ。
「女性の議員が少ないから日本は男女不平等の国」だなんて言われてしまう。
だけど。
女性には男性にはない機能がそなわってて。
それがいわゆる「妊娠・出産」の事です。
妊娠中のつわりとか体調云々については個人差があるから
杓子定規に言えない。
そういう方程式に出来ない事を「わがまま」と言われる。言われるのが嫌だから
我慢する。
あてにしない。病気じゃないから助けてもらおうなんて思わない。
母とはそういうものだ。
・・・・・という意見もなるほどなと思います。
ただね。この考え方の中には「妊娠するにあたって必要不可欠の夫」の存在が皆無で
あることが気になりました。
妊娠は一人で自分勝手に出来るものじゃないです
そしてそのタイミングも、人が考えるほど計画的にはいかなもの。
だって子供は「授かりもの」だから。
妊娠して出産して、家事・育児・仕事をやって、さらに老人介護までやれって・・・・・
そっちの方がよっぽど差別的だと思うわ、リベラル派の方々。
「だったら結婚しなきゃいい。だったら子供を産まなければいい。幸せを追い求める以上
苦労はつきもので頑張るっきゃないでしょ」
って言われるんだろうなあーーげそっ
企業の中では妊婦という存在が、とってもはがゆいものなんだろうと思います。
利益最優先の企業なら、そのうち、老人を抱える男も、妊婦をかかる夫も
クビにされちゃうかも。
どういうわけか、熾烈な戦いの果てに「妻と子供がいます」男だけは一人前として
認められる・・・・そんなへんてこな時代です。
安倍総理に提言したいのは、女性が活躍するという事に関しては
2通りの生き方を認めてあげるべきだという事です。
結婚・妊娠・出産をしない女性
結婚・妊娠・出産・育児をしたい女性
育児期間は永遠ではない。
けれど、あかちゃんは生まれてからしばらくは本当に手のかかる代物。
病気はするし、日常のあらゆるしつけは大変だし。
せめてその期間はなんの憂いもなく「育児」に専念できる、先のことを考えなくてもいい
自由がほしい。
そして社会復帰するときに、いきなり何もかも背負うような事はさせないでほしいの。
保育園増やしましょう・・・とかいうけど、送り迎えは誰がやると思ってるの?
着替え、おむつ、シーツの持ち帰り等、荷物が多いのよ。子供は重いのよ。
最近は、産婦人科に尽きそう男が本当に多いですよね。
生まれるまでは優しい男が、生まれたとたん、何もかも妻任せにしていくという現実が困る。
企業や役所の中で
「子供を産み育てる作業は企業利益とは別枠の特別優先事項」にすべきだと思いますけど。
企業の利益追求と出産・育児は相容れないんですもの
いうなれば未来への投資。
国家はそういう「特別な優先事項」を抱える企業にこそ補助金を出すべきではないのですか。
あ・・・マタニティマークの話。
私自身は持った事がなかったのです。
3回ともお役所でくれなかったよ。
あまり必要性を感じた事はなかったけど
ただ、3度目の妊娠時。
年齢的なものもあり、立ってるのが辛くて、電車で席が空いたらぱっと座ったの。
そしたら席を取られたと思ったらしい女子高生の何人かが
「あのおばさんに席とられたから」と言ったのね。
その時は全くお腹が目立たない時だったから、
「マタニティマークがあれば、あの子たちは
そんな風に思わなかったのかな」とちょっと思いました。
妊娠したからって「妊婦様」になるわけじゃないのよーーただ、本当につらいときはある。
そういう時、人の善意をあてにしてもいいんじゃないかな。
「お願い、ちょっとだけ助けてください」と言える世の中の方がいいと思う。