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秋篠宮殿下50歳に  3

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 両陛下について

秋篠宮殿下

「ストレスについて、普段、例えば御所等で一緒に話をしている時に、

話題になったことはほとんどありません。で

すから、私として推測できるのは、例えばこの何年かで天皇陛下が2回大きな手術をされています。

前立腺がんと心臓の冠動脈のバイパス手術ですね。

特に後者については、その後の回復がそれほど早くなかったということもあると思いますが、

恐らくそれらの陛下のご病気というのが、ストレスの要因の一つにあるのではないかと思います。

もちろん非常に重い立場で日々過ごされていますので、

その他のストレスに関わることも幾つもあるとは思いますけれども、

それを今私が忖度(そんたく)をしてお話しするのは控えることにいたします。

ただ、普段非常に制約の多い中で生活をされているわけですけれども、

不思議なほど自由、そして、豊かな心というか精神の領域を

持っておられるのではないか、

と私には見受けられます。

これからそういう領域の中でより多くご自身が過ごせる、もしくはその中で

自分自身を遊ばせるという言い方がいいのでしょうか、

そういう機会が増えていったらいいのではないかと思います。

 

紀子さま

「皇后さまが心臓の検査を受けられることを伺い、私たちも大分心配いたしましたが、

検査の結果、様子がお分かりになり皇后さまもかえって安心されたようで、

私たちも安堵(あんど)いたしました。

両陛下には、どうぞお身体(からだ)を大切に遊ばされますよう、

お健やかな日々をお過ごしになりますよう、心から願っております。

 あたりさわりのない答えに終始していますが。

 「不思議なほど自由、そして、豊かな心というか精神の領域を持っておられるのではないか、

と私には見受けられます。

これからそういう領域の中でより多くご自身が過ごせる、もしくはその中で

自分自身を遊ばせるという言い方がいいのでしょうか」

のセリフには含みがあると思います。

「不思議なほど自由」うーん・・・・要するに自分勝手って事でしょうか。

私達国民はこの言葉から皇后陛下がますます「女帝」におなりあそばしたのかと

思うばかりで。

まあ、心臓の具合が悪かった皇后陛下についての質問ですので、当然ですが

天皇陛下に関しては何もおっしゃらないんだなあと。質問も出ないってことですね。

 「その他のストレス」ってつまり・・・アレですかねえ。

 

 秋篠宮殿下

 もう一つは(と、記者に質問を確認される)。

 記者 敬老の日にちなんだ施設訪問に行かれたご感想について。

 秋篠宮さま

 「敬老の日」の施設訪問、これは「こどもの日」の施設訪問と共に、

両陛下が非常に大切にされてきた活動だと私は考えております。

今年は私たちが「敬老の日」にちなんだ施設の訪問をしました。

来年も敬老の日にちなんだ施設になるのか、それともこどもの日にちなんだ施設に行くことになるのか、

これはまた皇太子殿下とも話合いをしながら決めていきたいと思います。

私たち自身この秋に施設を訪問して感じたのは、

例えば地方で何かの行事が行われるときに、その地域の特別養護老人ホームなどに

行く機会は今までもかなり多かったです。

ところが、私たちが住んでいるこの東京都内でそのような施設を訪れたことは、

あまりなかったように思うのですね。

そこでふと各地のそういう施設、特別養護老人ホーム等に行ってはいたけれども、

すぐ自分の身近な所のことがちょっとおろそかになっていたのかな、と思いました

(と、妃殿下の方を向かれ、お答えを促される)。

 え?もしかして「こどもの日」を担当するかも?両方?皇太子と相談?

  ますます荷が重い・・・・いや、国民にとってはその方が嬉しいけど。

 身近な都内の施設を訪れる機会は確かに少なかったですよね。

 紀子さま

 両陛下が長く大切に遊ばされてきました施設訪問を、

私たちも心をこめて引き継いでまいりたいと考えております。

 皇族の発言についてどう考えるか

 皇族の発言について言えば、一つは政治的なことの発言をしない。

これは、私は基本にあることだと思っています。

今質問にありましたイルカの追い込み漁について、

私は本年の日本動物園水族館協会の総会の折に言及したわけです。

これは、あくまでも日本動物園水族館協会は世界の動物園水族館協会に加盟している一つの組織であり、

日本動物園水族館協会に加盟している動物園、水族館が行っていく、

もしくは果たしていく使命の一つである種の保存活動を世界動物園水族館協会の一員として

果たしていくことが私は大事であると考えたわけです。

したがって、イルカの追い込み漁それ自体について、私は何か言ったつもりはなく、

あくまでも、文化の問題と組織の問題を分けて考えるべきではないかと、

そう思って話をしました。

また、皇族の情報発信といった場合、構成しているそれぞれの人たちによって考え方が

異なると私は思います。

私自身、ブログもツイッターもしていません。

私は、自分のことを自分から発信していくというタイプの人間でもありませんし、

恐らく今後も自分から例えばSNSを利用して、何か情報発信をするということは、しないだろうと思います。

ただ、情報発信というのは、やはり大事なことでもありますし、

それからもう一つは、皇族の情報発信と皇室全体としての情報発信とはまた別のことですので、

どういう形が一番好ましいのかということについて、これからよく考えていく必要があると思います。

 意味深長としかいいようがありません。ちょっと歯切れが悪いような気がしますが。

 ◆関連質問◆

 玉音放送を聞き、お文庫を見学した感想

「玉音盤、私も聞かせていただきました。

今までよく映像で流れてきた玉音放送とは時間、長さなども少し異なるわけです。

今回この機会に貴重な玉音盤の再生ができたというのは、大変価値があると私は考えています。

そして、玉音盤と共に御文庫附属庫の方も映像が公開されたということは、

やはり、昭和の歴史の一端を知る一つの機会であると思います。

私自身、玉音盤と御文庫附属庫の見学を通して感じたのは、

感じたという表現は適切かどうか分かりませんけれども、

その時の昭和天皇がどのような気持ちでマイクの前に立たれ、

もしくは終戦を決める時にどのような気持ちで話をしたのか、そのことに思いをはせていました。

 戦没者慰霊について

 「両陛下は、相当以前から戦没者への慰霊を、強く常に念頭に置かれていました。

今回戦後70年の機会にパラオの慰霊をされたわけです。

ずっと遡ると沖縄、一番最初は多分海洋博のときですから1975年、

私はまだ小学生の子どもでしたけれども、沖縄戦のことと共に、

戦没者を慰霊することについての話を折々に伺いました。

そういう中で私も私の兄妹(きょうだい)も育ちましたので、

そのことの大事さ、これからも慰霊していくことの大切さは常に頭の中に入れていますし、

そういう機会に、私自身も実際に慰霊祭とかですることがありますけれども、

慰霊する行為と共に戦争で亡くなった人たちのことに思いをはせる、

そのことの大切さを感じています。よろしいでしょうか。

 眞子さまの外国訪問について

 秋篠宮殿下

 彼女にとって初めての海外の公式訪問になるわけですけれども、

私の最初の海外公式訪問がブラジルだったのです。

当時22歳ぐらいで、もうちょっと若かったですね。

海外の公式訪問を通して、私自身も様々なことを学ぶことができました。

私自身はエルサルバドルもホンジュラスも行ったことがないので、

どういう感じなのかは分かりませんけれども、

やはり公式訪問を通して得ることは非常に大きいと思いますので、

様々な経験をしてきてくれたらいいな、と思います。

あなたは(と、妃殿下にお答えを促される)。

 紀子さま

 はい。12月の外国訪問は宮さまがお話しされましたように、

長女にとりまして初めての公式訪問となります。

今まで国内で、都内そして地方の公的行事に出席する経験をしていますが、

今回は初めて日本を離れて遠く海外でのお務めをさせていただきます。

私たちはこの前ブラジルから帰国しましたが、

その留守中にも関係者から話を聞き、自分でも本を読んでいたようです。

そのような準備をしながら、訪問の日を迎えることになると思いますが、

体調を整えて、訪問先でも元気に務めることができるようにと願っております。

 

全体的にかなり抑制された会見であったと思います。

そういう事情があったのかなと。

みなさまはどう思いますか?


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