8月25日から26日にかけて、1泊二日で奥日光へ行って来ました。
実は、我が家のヨンジュナは9月に修学旅行で日光へ行きます。
なのにうちの旦那と来たら「安い」という理由で適当に宿を探したんですよね。
で、宿泊先は日光湯元温泉でした。
地図をみると修学旅行で宿泊する宿も近くて
これじゃ修学旅行の予習か?
と思いつつ、旦那が考え出したのは
「そうだ!桐生へ行こう」でした
いつもなら直結で今市から日光に入るのを、群馬県経由で行くというのです。
へーーそれなら被らないか。と思って承諾。
群馬県って行った事ないんですよ。初めて。
桐生も初めて のどかな街というイメージが。
何が有名なんだろう・・・・うどん?織物?
旦那が最初に行こうとしたのは「彦部家住宅
」
ここね。
ここは元をただすと高市皇子までさかのぼるお家柄。
住宅街のど真ん中にあり。
っていうか、その「住宅街」なるものが高級で広い!
でも、行ったら「土日のみ開館」だったので、お休みっ
えーー中見たかったのにっ
しょうがないので、とんぼが飛ぶあぜ道をてくてく歩いて終わったのでした。
次に行ったのは「桐生明治館」
これまた小学校の隣り、幹線道路にさりげなく建っているので
本当に観光地?と思う程で。
最初は医学校として作られたものの、ほとんど使われる事なく
色々使われていまにいたるというわけ。
真ん中が入り口で、向かって右端の1階が喫茶室。
左側には明治時代の家具が置かれています。
正直「もったいない」と思いました。
隣りが小学校なんだし、修復して図書室とか音楽室とかに
してきちんと使ったらいいんじゃないかと。
壁にはヒビが入ってるし、そんなに大した展示物があるわけでもない。
「花燃ゆ」のロケで使用したのかな?
全室使って「明治風カフェーー」とか「みるくほうる」とかにしたら
盛り上がりそう。
そういえば、どの部屋にも暖炉がなくて、どうやって暖をとったんだろうと
不思議に思いました。
そういえば、もう小学校は始まっていたんですねーー
ランドセルを背負った小学生が行き来しておりました。
で、次に行ったのが「岩宿遺跡」
岩宿遺跡といえば、高校の教科書を思い出しませんか?
ヨンジュナより私の方が興奮しちゃっいました。
だって、教科書でしか知らないあのっ!「岩宿遺跡」だよ!
関東ローム層なんて東北人には遠い存在なんだよーー
シーズンオフであまり見学者がいなかったので、悠々と
博物館を見学。
学芸員の方が丁寧に説明してくれました。
高校生の時は試験の為に覚えるだけだったけど、
そっか・・・ここで発掘された石器によって、日本人が誕生したのは
縄文時代より古い時代だという事がわかったわけですね。
石器を色々見ていくと、どうやって作ったのかとか、どの石を使ったのか
考えたくなり、考古学って面白いと今頃になって思っても・・・・・
岩宿人の格好をしたヨンジュナ。
全身、毛皮ですよ。毛皮!今なら何千万なんだ?
石器で皮をなめすヨンジュナ。
こういう体験が面白いのよね。
無料で入れる岩宿ドーム。
ここに入るとモロ関東ローム層の地層を見る事が出来、
ビデオで勉強します
ヨンジュナはあまり面白くなかったみたいだけど、大きくなったらわかるからさ。
で、この日最後の見学地が「足尾銅山」
そういえば、両陛下も足尾銅山に行かれました。
でもこの時は、いわゆる「鉱毒」の歴史にばかり思いをはせていらしたような。
確かにそういう問題もあったかもしれませんけど、
実際に見学してみると、江戸時代からどのように銅を掘り出していたか、
そして、そこから鋳造していく過程の細かさに、日本人ならではの
几帳面さを思い、とっても勉強になります。
中はとても寒かったです。天井からはぽたぽたしずくが落ちてくるし
鉱石色の壁があったし、人形を展示して、当時の様子を教えてくれるのですが
とても分かりやすかった。
縦横無尽に横穴が掘られて行ってるのが何といってもすごい。
銅銭の作り方もすごすぎて・・・・
発破の音や掘り進めるドリルの音を体験できます。
それにしたって、足尾に住んでいる人達ってどんな生活を
しているんだろうと。車で日光へ抜ける道々、景色はいいけど
本当に何もない中に結構住宅がありまして。
夕方5時かっきりに湯元温泉に到着。
修学旅行では戦場ヶ原を歩くんですよね。でも雨が降ったら
足尾銅山なんですって。
「雨は降らない!」と思い込んでの足尾銅山見学。
やっぱりお風呂は最高。
鹿の姿をみたりして。もう下界におりたくないよーーな一日でした。