またこの日が来てしまったという感じです。
6年前、我が家のヨンジュナは保育園の卒園式を控えていました。
今でも覚えていますが。保育園に迎えにいった時、子供達はみなホールの真ん中に寄せ集まって
回りを先生が取り囲んでいました。
ヨンジュナはちょっと言葉が出ないような感じでした。
余震が続く中、おにぎりを食べさせて、テーブルの下にヨンジュナの頭を入れて、私と姫で真横にびたっとくっついて寝ました。ヨンジュナは疲れたのか、いつもより早く眠りました。
余震が多くて、寝付いたと思ったら余震で起こされる感じ。
テレビをずっとつけていたのですが、雪が振る体育館の前からの中継ではテレビ局の照明だけが灯りという状況で、しかも火を燃やしているのは外のドラム缶のみ。
これじゃこごえちゃうし、せめて灯りくらいは火をたいてもいいんじゃないか?
でも、体育館の中で火を燃やすわけにはいかないんだなあ・・・文明って不便だと思ったものでした。
津波って上から押し寄せるイメージがあったけど、実際には気が付いたら水に飲みこまれるという事なのかと驚きと終末期みたいな恐怖感で一杯でした。
あれから6年。
ヨンジュナは小学校の卒業式を控えています。
時の流れを感じてしまいます。
原発の事ばかり取り上げられ、福島こそが一番の被害者・・・というような報道も多いと思います。
別に「うちも被害者」宣言しろとはいわないけど、原発事故も大変だったけど、やっぱり地震と津波が
もっとも大きな損害を出したわけだし、原発事故はいわば人災なわけだし。
いまだ自分の故郷に帰れない人、仮設住宅で暮らす人からしたら、震災は終わらないんだろうと思います。
それでも粛々と6年もの間、復興を頑張ってきた方々には本当に頭が下がります。
何度も同じことを書くようですが、やっぱり許せないのは、震災の直前まで適応障害なのにイギリスのウイリアム王子の結婚式に行こうとしていた皇太子夫妻と、4月11日に東宮御所で「お楽しみ会」を開いた皇太子一家。
早く被災地へ行けと言われていたのに「愛子の学校が」と6月くらいまでひっぱり、日帰りした皇太子夫妻。
5年後には津波の映像を見て「もう一回」とリクエストしたんでしたっけね。
そうそう、ブータンやベルギーから王族が来て慰霊をしてくださっても感謝するでもなし、ひたすら自分の娘の付き添いを頑張り続けた皇太子妃が皇后になるんですってよ。
「水の研究」をしているとかいう皇太子は津波のメカニズムには興味があっても、被災地そのものには興味がないんだよね。それでもいいけど、せめて祈ることくらいはしてほしいし、海外からわざわざ来てくれた王族に対して面目が立つような行動をしてくれないと、天皇にはなれないのでは?