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秋篠宮両殿下の気持ちを推察してみた 3

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問4 両殿下にお伺いします。佳子さまの最近のご様子や大学卒業後のご活動,ご結婚についてどのようにお考えかをお聞かせください。皇位継承順位第2位となられる悠仁さまは今年広島を訪問するなど戦争の歴史と向き合う機会を多く持たれましたが,成長をどのように感じていらっしゃいますでしょうか。今後の成長に寄せる期待と中学校の進学先についてのお考えもあわせてお聞かせください。

秋篠宮:

最初に次女のことですけれども,今大学の4年生になりまして,現在は卒業論文の作成に忙しくしているところのようです。私は細かいことは知りませんけれども,夜遅くまでそれについての作業をしている様子がうかがえます。それから・・・(妃殿下をご覧になる)。

紀子妃:

(殿下を振り向かれて,確認されて)ふり返りますと,次女の佳子は,今年の6月に英国から元気に帰国しました。約9か月だったと思います。

英国の滞在生活では大学で幅広い分野の講義を受けたり,また休みのときには海外,英国も海外ですが,近くの行きたいと思っていた国,スペインやポルトガルへ友人と一緒に旅行したり,様々な経験をしました。

それを通して,次女は自分の視野を広げたり,また,自分の考えを深めたりする貴重な機会となったと思います。

この数か月をふり返りますと,次女も幾つかの公的な行事に携わりました。

9月には国際情報オリンピックの開会式,その後に手話パフォーマンス甲子園の行事に出席し,そして今月は中学生たちが自分たちの経験を語る少年の主張の発表を聴きました。

大学を卒業してからは,宮中行事に出席することも多くなると思います。これからも,公的な仕事を心を込めて大切に果たしていけるように願っております。

秋篠宮:

少しダブってしまいますけれども,大学卒業後はですね,次女にもいろいろな公的な仕事の依頼が来ることが予想されます。

長女がそうしているように,次女にも一つ一つ大切に思いながらそれらに取り組んでいってほしいと思います。も

う一つ,これは既にそういうことがあるのかもしれませんし,私は知りませんけれども。

大学卒業後に大学院への進学の希望を持っているかどうかも私は存じませんけれども,公的私的は別にしてですね,何かこう,ライフワークになるようなもの,それを持ってもらいたいなと思っています。

結婚についてですが,親の勝手な希望としては,それほど遅くなくしてくれたらいいとは思いますが,こればかりは,やはり御縁の関係もありますので,別に私からせかしたりすることもしません。いずれ本人から何か言ってくるかもしれません。そのような状況です。

紀子妃:

結婚についてですが,これから先,もし次女がそのような話がありましたら,次女の考えやその先の将来のことについての考えを聞いて,私も必要なところ,大事だと思うことがあれば,お互いの話合いの中で,気持ちや考えを伝えていきたいと思います。

 ネットなどでは「この期に及んでまだ本人の意志尊重?」的な意見も散見出来るのですが、両殿下としてはそうおっしゃるしかないんじゃないか?と。佳子さまは真ん中で我が道を行く方ではありますが、その分、本当は色々心にひっかかるものを抱えていると思います。

 ご両親があまり眞子さまの事で夢中になっていると佳子様がいじけてしまうし、姉妹の仲にもヒビが入ります。気をつけて。

 

秋篠宮:

(記者に質問を確認されて)その次は,長男のことでしたかね。長男の成長。

記者

広島を訪問されたり,戦争の歴史と向き合っていかれたりとか,いろいろありましたので。その成長をどのように感じていらっしゃるのかという点と今後の成長に寄せる期待と中学校の進学先についてお聞かせください。

秋篠宮:

(妃殿下をご覧になって,悠仁親王殿下のことをお尋ねになって)今年,学校であれですか。戦争のことについて。

紀子妃:

(殿下を振り向かれて)夏休みの社会の宿題で,歴史について調べたときだと思います。

秋篠宮:

それで,今まで長男は沖縄,長崎,小笠原に行っていますけれども,広島には今まで行ったことがなかったんですね。そういう何かまとめるに当たって,本人自身が是非広島に行きたいという希望を持って,それで,家内と一緒に行ったわけですね。

そのように,かなり自主的に動くということをするようになってきたと思いますし,自分の意見もはっきり言うようになったなという印象は私にもあります。

一方,自分の主張だけをどんどんするのではなくて,人の話にもきちんと耳を傾けるようになってきたなと思います。その延長線上にあるのかもしれませんが,人のことを思いやる気持ちというのは,以前よりも増してきたなと思います。

私が非常におおざっぱではありますけれども,感じる成長というのはそのようなところですね(妃殿下をご覧になって)。

紀子妃:

(記者に質問を確認されて)成長についてでしょうか。

先ほど宮様がお話をされていましたように,学習に対しての取り組みがとても熱心だと感じています。小学校の6年生でも夏休みの宿題・課題が多く出され,それは7月に入ってからでしょうか,(長男は)この課題をどのように進めていこうかと,自分で考え,広島はいつか機会があったときに家族で訪れることを考えておりましたが,今年の夏ということは特に予定しておりませんでしたが,長男が,できれば(この夏に)広島を訪れて,資料館や関係者から話を聞いてみたいとのことだったので,参りました。他にも理科の課題も出まして,火山,地震,防災がテーマだったのですが,それに関わる幾つかの場所にも出かけました。自分の夏休みの過ごし方を,長男が自分で早めにいろいろと計画を立てて見通しを持って行動する,そのようなことができるようになったと,感じました。

成長というのかどうか分かりませんが,すてきだなと感じていること,以前よりも変わったこととして,学校で帰りの時間ですが,授業が終わった後の下校するまでの間の時間を使って,子どもたちと先生方がお互いのいいところに気づいて言葉にする,これは「いいとこ見つけ」というのでしょうか,をしています。そういうこともあるからでしょうか,家でも私たちのいいところに気づいて教えてくれたり,ちょっと困ったり,どうしようかなと考えているときには言葉をかけたり,助けたりしてくれることがあります。

秋篠宮:

(妃殿下をご覧になって)さっきの人を思いやるところともつながるかもしれないですね。

紀子妃:

(殿下にうなずかれて)大事なときに言葉にすること,思うことも大事ですが,言葉にして相手に伝えることの大切さを私たちが学んでいるような気もいたします。後もう一つお話をしますと,長男は学校の家庭科の授業でお弁当実習を始め・・・(とお考えになる)。

秋篠宮:

(妃殿下を向かれて,お尋ねになって)調理実習じゃない?

紀子妃: (殿下を振り向かれて)調理実習かしら。(長男が)お弁当を友達と一緒に作る機会がありました。授業で学んだ料理や他にもいろいろな料理を作ってくれることが多くなりました。私たちも素直に,「とってもおいしい」,「これはどうやって作ったのかしら」と話しますと,長男は本当にうれしそうに,この食材とこの調味料を使って作ったんだよと・・・(そのときのことを思い起こされる)。 秋篠宮:

(妃殿下をご覧になって)あと自家製の野菜も。

紀子妃:

(殿下とうなずかれて)野菜作りしていますので,そうした野菜を取り入れたり。私たちがリクエストをすると,それにけなげに応えてくれます。

いくつかお話をしましたが,学習の面,生活の面で様々な成長が今年も感じられました。

秋篠宮:

あと,進学先については,今もう11月の末になりますので,そう遠くないうちに発表されることと思います。それこそ進学先はいい教育をしてくれるところだといいなと,親としては思っています。

紀子妃:

進学先についての考えということですが,進学先については4年生,5年生頃からでしょうか,少しずつ話し合って,長男自身の考えや希望などを聞くことがありました。

学校でも進路について,様々に考える機会を設けてくださいました。

例えば,5年生のときにはお茶の水女子大学附属小学校の卒業生である大学生が小学校を訪ねて,そして自分たちが進路に対してどういう考えを持ったか,進んだ中学校,高校,大学でどういう生活をしていたか,そのように語る時間がありまして,そのときに子どもたちは,卒業生,自分たちの先輩にいろいろな質問をして,それにお兄さん,お姉さんたちが丁寧に答えてくださいました。

小学校のこのような時間以外にも,いろいろな中学校があって,特徴があって,カリキュラムや課外活動があることも知る機会がありました。

こうした中で,長男が自分の考えを深めることを大事にしてまいりました。

中学校でどのようなことを学びたいか,どのような活動をしたいか,今,学校や家庭でどのように過ごしたいか,そのようなことを長男はいろいろと考え,その意見や希望を聞きつつ,話し合い,進学先について考えてきました。

これからも長男の語る言葉に耳を傾けて,思いや気持ちを大事に受けとめられるよう,成長を見守っていきたいと思っています。

秋篠宮:

(記者に質問を確認されて)あとは期待?

記者

今後の成長への期待。

秋篠宮:

いろいろあると思いますし,なかなか期待というと本人にも重荷になることもあるので,どっちかというと,こうなってくれたらいいなと私が思っていることとして,その中の一つを挙げますと,どうしても何か物事を見るときに一面的に見がちなことがあると思います。

やはり様々なことというのは,いろいろな視点を変えて見ると全然違うところというのが出てきます。私は長男には,何か物事を見るときに一面的ではなくて広い視野,多角的に見られるようになってほしいなという希望があります。

紀子妃:

小学生から中学生へと,恐らく学習環境や生活環境が大きく変わるところ,また,心身面の成長でも変化が見られる時期でもあると思いますので,少しずつ新しい生活に慣れていけるよう,また,子どもの成長を支えていけるように努めたいと思っています。


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