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秋篠宮殿下会見全文 1

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 「もっとはっきり破談というべき」「そもそもなんで記者会見を行ったのか」「眞子さまが悪い」「親としてどーよ」

まあ、手厳しいです。庶民としての気持ちはわかりますが、相手は皇族です。皇族が皇族らしく振舞ったら批判されるなんておかしい。

この記者会見は海外訪問をする為のもので、眞子さまの釈明をする場ではありません。

みなさんはかつて海外訪問の記者会見の時、徳仁親王が「後ろ髪を引かれる思い」といい、そして人格否定発言に至った事を支持されるのでしょうか?

私は支持しません。相手国へ失礼だと思うし、自分の妻ファーストにも限度があるだろうと思いました。

でも、当時のマスコミはこれを絶賛しました。

林田東宮大夫は責められ、辞めざるを得ない立場に追いやられ・・・場をわきまえなかった徳仁親王が支持され、外国訪問をする為の記者会見で家族の話は最低限にした秋篠宮が責められるなんて世の中さかさまなんじゃないかと思います。

 天皇陛下が即位され、殿下が皇位継承順位1位の皇嗣、妃殿下が皇嗣妃となられてから初めての外国公式訪問となります。訪問されるポーランドとフィンランドの印象と新しいお立場で臨まれる抱負をお聞かせください。また、令和の時代を迎え、皇室が担われる国際親善の意義や役割についてのお考えも合わせてお聞かせください。

秋篠宮

「この月末からポーランドとフィンランドに参ります。

この両国は私にとっては初めて訪問する国ですので、なかなか印象というのはお話しするのは難しいのですけど、まず、ポーランドについて話すと、子どもの頃の印象ですが、私が小さい頃、伝記を読むのが好きでした。

それで、ショパンであったりとかキュリー夫人の伝記を何冊か読んだ記憶があるんですね。それで、おそらくポーランドという国について、もちろん伝記なのでそのときの国の事情も書かれていたりします。最初かどうかは分かりませんが、印象に残ったことです。それで、その後、だんだん大きくなるにつれて、たとえばポーランドが第2次世界大戦のときにたいへん大きな被害を受けて、それこそ街が甚大な被害を受けて、その後、その街をポーランド社会が一体となって復元し、それが世界遺産となって登録された。これはおそらく1980年だったかと思いますが、そのようなことを知るようになりました。

 次にフィンランドについてですが、これも子どもの頃のことから申しますと、ちょうど私ぐらいの年代はトーベ・ヤンソン作のムーミンがアニメで流れた頃に当たるわけですね。

そこでまず、フィンランドのムーミンというのがもちろんあります。

それから、もうひとつ子どもの頃に印象に残っているのは我が家にカンテレという楽器がありました。これはフィンランドで有名な楽器ですが、向こうのカレワラの叙事詩のなかにも出てくるんだと思うんですけど、カンテレの音色がとても素晴らしいというのが強く印象に残っております。うんと前のことなので定かではありませんが、カレワラの叙事詩の朗読とカンテレの演奏をフィンランドの人がしてくれたということなどもあったと思います。

そしてまた、これも年を経るにつれて知るようになったのはフィンランドという国が福祉であったり教育の非常に先進国であり、それからもう一つありますね、子どもの頃の印象は多くの人が抱いているように、森と湖が多い国、そういうあれです。

そしてまた今、福祉、それから教育ということをお話ししましたが、それとともに近年では情報通信関係で非常に大きな成果を上げている印象があります。次に何でしたでしょうか。

 私もポーランドについて知ったのはキュリー夫人の伝記でした。多分ポプラ社の本を殿下も読まれたと思いますが、幼いマーニャがロシア人が取り囲む教室で上手なロシア語でスピーチするシーンがありました。当時のポーランドは母国語を禁じられていたのです。プライドをずたずたにされた一説がこの教室の出来事。

 マーニャは兄弟を腸チフスで亡くし、母を結核で亡くし、唯一生き残った姉と二人でフランスへ行き、名前も「マリー」と変えるのですが、その理由は「自由な国だから」でした。

 私達が小さかった頃、毎日のようにポーランドのことがニュースで流れていました。

きっと天皇なら歴史的な話を持ち出して「ポーランドは昔、日本が救った」云々があったかもしれませんね。

 殿下の言葉からわかるのは、両国に対する深い興味と身近な教養です。

 

紀子妃殿下

「私はポーランドとフィンランドを以前、訪れたことがあり、子どもの頃から思い出があります。

ポーランドは中学生のとき、ショパンのワルツを友人とよく練習しておりました。

そして、大学生のとき、夏休みを利用してポーランドを旅行しましたが、そのときにショパンの生家を訪れ、また、ワルシャワの歴史地区や古都クラクフの街を歩きました。

そこでお聞きしたお話などから、様々な厳しい歴史の中で、人々がポーランドへの熱い思いと誇りを持ち、自国の文化を大切にしてきた気持ちが深く印象に残りました。このほかに、ポーランドの南部にあるタトラ山地の峰を登りまして、そこでのさわやかな風や見晴らしを忘れることができません。

 フィンランドには私が、小学校6年生の夏休み、当時、私がオーストリアに住んでおりましたので、そこから家族旅行で行きました。滞在先は針葉樹林のなかで、父の友人が自ら建てたログハウスで、電気も水道も通じていませんでしたが、薪をくべてたくサウナがありました。

湖で泳いだり、森の中で野生のブルーベリーを摘んでいただいたことや、斜めに沈んでいく太陽を眺めたことなどが思い出されます。このようなフィンランドでの自然の中での生活は今も心に残っております。

また、シベリウスの家を訪ねたり、その後には、先ほどもお話がございましたが、私も民族楽器カンテレの美しい音色に出会いました。このような国々を再び訪れることができますことはとてもうれしいことでありますとともに、新しい立場での責任の重さを感じております。

 現在、日本とこの2か国の間では、文化を学び合い、様々な交流を行っている関係が築かれています。ポーランドでは、人々が熱心に日本語を学び、日本研究が盛んに行われ、それから茶道や武道の稽古に励んでいる人も多いと伺っております。日本では、ポーランドの文学が翻訳されて、読まれています。また、ポーランドの織物やレース、木工や陶器など伝統的な手工芸に興味を持つ方も増えているように、私もその一人です。

 フィンランドについてですが少し重なりますがトーベ・ヤンソンのムーミンシリーズ、トペリウスの星のひとみという作品が日本語に翻訳され、私も含めて子どもの頃に読んでいる人も多いと思います。このようなフィンランドの文学を始め、子育て支援や教育システムについて関係者が集い、両国の交流が行われていると伺っております。

 日本と訪れる国の人々がお互いの理解や交流を深め、友好関係を進めるために役立つことが皇室が担う国際親善の一つの役割であることと考えております。このたび、訪問先での行事など心を込めて務めてまいりたいと思います。

 この文章でわかることは紀子様が正真正銘の帰国子女であることです。それがなんだと言われそうですけど、どこかの皇后は「帰国子女」をウリにして語学堪能だ、神道のような不合理を理解できないとか言ってますよね。

でも紀子妃殿下は実際にポーランドもフィンランドも身近に経験し、様々な影響を受けて来たのです。

 ショパン・・といえば「別れの曲」ですけど、そんなことを庶民でも思い出す、素敵なお話でした。

 

秋篠宮

「また、この5月、令和という時代が始まりました。

それに伴って私の立場、それから妻の立場もそれぞれ変わったわけであります。

ただ、私個人、これは一人の人間で、ずっと続いているわけですね。

そのようなことから、私としては今までもしてきたように、一つ一つの訪問を大切に考え、そして訪れる国の人たちとの交流を深めることができればと思っております。

ただ、やはり人間も進歩をしないといけないと思います。

その国からどのようにしたらいい方法ができるか、国際親善ができるのかということを常に考えながら行っていきたいと思っております」

 立場が変わったから急に表に出てきて、国賓を押しのけて絶賛される天皇皇后なんておかしい・・と思うんですよ。

一つ一つの国への訪問を大切に・・・これは真理ですよね。


紀子妃殿下

「国際親善は大事な仕事の一つであると思いますし、現状において、自分たちが可能な範囲で行っていくことになると思います。

今までと同様に訪問するそれぞれの国への理解を深められるように努めながら、一つ一つの活動を大切に務めてまいりたいと思います。

 「可能な範囲で」と紀子様はおっしゃっています。皇族が少ないから増やせばいいという話ではないということです。

 マスコミは夫婦が不仲とか殿下が帰宅恐怖症とか書きたてますが、お二人の意思がこんなにシンクロしているのですから、ありえない話ですね。


 長女の眞子さまと次女の佳子さまもそれぞれ外国公式訪問を控えられていますが、眞子さまは結婚されれば皇室を離れ、国際親善の担い手が減ることになります。眞子さまの結婚の見通しとともに、皇族が減少する中での活動の在り方について、お考えをお聞かせください。


秋篠宮

「皇族が減少する、これはもちろん高齢になる場合もあれば、結婚をして皇族でなくなる場合も両方があります。

一方で、国際親善の担い手が少なくなる、しかしこれはある意味、しかたのないところがあります。

私はそれはその可能な人数でできる範囲のことをすればよいのではと考えております。

 娘の結婚の見通しについてですけど、それについては、私は娘から話を聞いておりませんので、どのように今、なっているのか、考えているのかということは、私は分かりません。

 これは「女性宮家」に関する答えを引き出そうとするマスコミの質問です。それに対しては秋篠宮はさらりと「しかたない」と言いました。

平成の時代に手を広げ過ぎた「公務」を全て行うのがいいかわるいか。

結局、「今いる範囲で可能な限り」やればいいことで、わざわざ女性を当主にしてまで宮家を作る必要なないということです。

 眞子さまの話は、本来不適切な質問だと思います。本編にはまるっきり関係のない話ですから。

それでもあのようなお答えになったのは、皇族としてしょうがない。

「娘から聞いてない」=親子断絶 ではなく、本当に眞子さまは何もご存知ないというか、いいようもないところでKKの代理人が勝手に動いているのだと思います。

そもそも「眞子さまも承知」というのはKK側の主張であって、ご本人は何もおっしゃっていません。宮内庁も宮家も。確かに眞子さまは気持ちを表面に出すタイプではないから、導火線の短い殿下にどう言ったらいいかわからない部分もあるかもしれません。不器用な親子関係はどこの家庭でもあることです。

 

 

 


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