今日は比較的暖かで・・・とはいうものの、我が家のヨンジュナはちょっと風邪?
昨日、吐いちゃって夜中に大変な思いをしました 何でこうも体が弱いんだか。
アテルイ伝
私、東北人なのにアテルイの事は全く知らなかった・・・・・
正直、学校の社会見学で多賀城へ行っても、そこにあるのは「跡」ばかりで、
さっぱり意味がわからなかったんですよね。
そこに多賀城があったから何だっていうのさーー的な?
坂上田村麻呂は知ってますが、それは国語の教科書に出てきたから・・・・
そういう意味では、現在の方が「アテルイ」等、奈良時代の東北の教育が盛んなのかしら?
「アテルイ」って誰?って感じですが、奈良末期から平安初期の蝦夷の族長。
蝦夷(えみし)とは東北地方にすむ大和政権に組しない一族全体を言う。
大和の人達とは明らかに人種が違うっていうか・・・入れ墨文化や、シャーマン、名前の付け方も
違いますよね
関祐二氏によると、古代ヤマトと蝦夷は大和政権を作るうえで強力なタッグを組んでいたらしい?
邪馬台国と蝦夷は似たような文化を持っており、つまり蝦夷は「土着の民族」って事になる?
神武天皇とか・・そういった人達は九州からわたってきた人たちですよね。
その人たちと土着の人達との間に戦いがあって、平和的解決が「大王」としてまつる事。
(古代朝鮮のような部族間の殺し合いを続けなかった事は奇跡的で、平和のシンボルが「皇室」
なのかもしれません)
で・・・ドラマなんですけどね
どうにもストーリー的にモニョルというか・・・納得できないんですよ。
大和朝廷(桓武天皇)が律令制に服従させる為に、蝦夷討伐を坂上田村麻呂に命じた。
迫害されたアテルイ達蝦夷は「自由という名の正義」の為に戦うという図式が。
東北人として見ても共感できない。
何というか・・・東北人、ばかにされてる?いかにも蝦夷=東北人ってバカで単純って言われている
みたいで不愉快なのよね
一方的に蝦夷の土地を奪って、お前たちの民族を滅ぼすぞーーという話にしちゃってる所が
変に韓国史劇っぽいというか何というか。
朝廷を悪者にするというのもよくわからない。
私はそもそも桓武天皇は嫌いですから、悪者に描かれていてもいいんだけど。
だけどやっぱり一方的な迫害だったかと問われれば、それは違うような気がするんですよね。
どうしてそこに「善悪」を入れないといけないんでしょうか
単なる生き方の違いではいけなかったのか?
勧善懲悪にしてしまえばお涙頂戴になるのかもしれないけど・・
大沢たかおのアテルイ・・・10代設定だったんですか?だから話し方が幼いというか
「わーはここで生まれた。だからここで生きる。何が悪いか」みたいな論理で行動する事に疑問を感じる。
「わー(私)」「なー(あなた)」だけが方言というか蝦夷語?になってるのもおかしくて。
(それをいうなら「テル(アテルイ)」「ヒコ(アマヒコ)」という呼び方が妙に現代っぽくて)
アテルイがもう少し賢くて「大和に吸収されていくのが蝦夷の運命なら、一度くらい逆らってやる」
くらいの気概を持って戦うならわかるんですけどね。
「八重の桜」もそうですが、東北を美化する為に、西側をめちゃくちゃな悪役に仕立てるというのは
好ましくありません。まるで東北人に西側の人達を憎みなさいと教えたいのか?と。
確かに大和朝廷や、薩長の論理、思考、思想は東北とは全く違うものがある。東北はそれだけ
独自な文化を持っていたのです・・・ではダメなんでしょうか?
斉藤洋介さん・・一人で全ての悪役を演じきってる感じがしましたが、やっぱり病気なのね?
げそげそにやせ細って、ろれつも回ってなくて、心配でした
韓国では奈良以前の話ですらドラマにしちゃうし、それが本当かどうかという事は抜きにして
面白いんですが、何で日本で古代物をやると舞台がかった芝居か、夢物語になってしまうんでしょうか。
今の日本人に古代の衣装は似合わないという事なのかもしれませんけどねーー
何だかもう少し壮絶な滅びの美学を見せてくれるかと期待したんですけど、所詮はNHK。
「恨」をうえつける事ばかり頑張りおって・・わーは不愉快ぞ。
カラマーゾフの兄弟
宝塚でカラマーゾフをやると聞いてから、頑張って新訳を読みました
さっぱり意味がわからなかったけど。
ドストエフスキーは「悪霊」も読んだけど、途中で意味不明になってしまう。
なぜかしらと思うと、登場人物の一人が必ずわけわからない行動をするから・・・かなあ。
さっぱり共感できないし。
こういう話を読み通してストーリーの要点をつかみ、ドラマ化する人ってすごいなーーと思ったんですが。
今回の話はほぼ原作をなぞっているので、全く何も知らずに見る人よりはストーリーが
頭に入ってきやすいのかなと思います。
ただ、話以前に問題が。
3兄弟が兄弟に見えないんですよーー
長男・満(ミーチャ)・・・斉藤工
次男・勲(イワン)・・・市原隼人
三男・涼(アリョーシャ)・・・林遣都
この3人が全く兄弟に見えない。これ、本当に問題です。顔が似てるとか雰囲気がどうとかの
問題じゃないのかも。そもそも相性が合わない斉藤と市原というキャスティングが問題なのね。
市原は今までのガテン系キャラを捨てて、優秀な弁護士になってるけど、そこからしてイメージと
違うし次男坊というより長男的。
斉藤工の満はぐーたらな長男なんだけど、本来は長男というより一人っ子でイメージと違う。
林遣都の演じる涼は3人の中でもっとも父親に愛される「清く正しく美しい」末っ子なんですが
そういう顔つきじゃないし
今の所、キャラがあってるのはお父さんだけ。
(子役たちの方が兄弟って感じがしましたね)
まず、お父さんが殺されました。さて犯人は誰でしょう?という話です。
づも裏には「DV」「児童虐待」がつきまとって、非常に重い話になりそうですけど。
話のカギはやっぱり勲かなあ。過去に何があったのか。
そしてこの話の中でもっとも思想が強いのが勲の筈で。
「神などいない」とぶちまけるか「本当に苦しんでいる人達の為の国家は」なんて語りだすのか
ちょっと楽しみですが
それ以上に重要なのは女優二人。クルミちゃんとカナコちゃんです。
カナコちゃんは満の恋人でありつつ勲に惚れられ、クルミちゃんはパパと愛を語りつつ
心は満に・・みたいな複雑さが必要です。
そこらそんじょの女優がやれる役ではない。なのにどうして二人ともこうも色気がないのよーー