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Channel: ふぶきの部屋
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年頃の娘との外出は・・・

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子供って不思議な生き物だなあと思います。

男の子と女の子では全然違うし・・・・ 娘っていつまでも母親から離れていかない

存在で、かといって味方かどうかといわれたらまた別で。

母からすると、匂い立つように綺麗になっていく娘を目の当たりにしてちょっと

どぎまぎ・・かなあと

昨日、姫ちゃんとは半年ぶりに宝塚を一緒に見に行きました。

姫ちゃんの希望

 宝塚の音楽が流れている喫茶店に入りたい

 ルミネに行きたい

 シャンテのキャトルレーヴでお買い物してパパイヤリーフでフォーを食べたい

 公演特別デザートを食べたい

・・・・・食べる事ばっかりじゃないのっ

とはいえ、一応(ニートでも)社会人になる筈の娘には、これまでのような

「ただひたすら可愛いよ」的扱いではダメだなと思い、去年からビシバシと躾

直しが入っているのですが・・・・

 言われた事だけやっていればいいと思うな。気を遣え

 仕事は丁寧にやれ。すぐに諦めずに頭を使え

 いつまでも子供じみた態度を取らず、親に頼らず生きていくようにする

 社会的TPO(服装・化粧・受け答え)を面倒がらずに覚えること

 姫ちゃんはこれがもううざくてうざくてしょうがないらしい。

今までは「お家のお手伝いをよくして弟の面倒もよく見る出来た娘」だったのに

突如「そんなもん、当たり前です。でも仕事は遅いわ雑だわ、工夫がないわじゃ

世の中に通用しません」と言われてへこむわ反抗するわ・・喧嘩になりますね。

お正月に洋服を買う時も「これからは多少高くても長く着れる服を選ぶこと」と

教えたら「高いっていくら?1万円?」などと聞いてくる始末だし・・・・

さらに畳み掛けるように「私、お金ないもん」・・だから働けって言ってるんじゃん

そ・・・それでも、何とかお正月に買い揃えたセーターとコートは本当によく似合って

急に「お姉さん」風 彼女なりに工夫した髪型とイヤーカフでおしゃればっちり。

でも「何で化粧をしないの?」と聞いたら「化粧って嫌いなの」の台詞。

好きも嫌いもないんだよっ 上手く出来ないからって放棄するなっ

と午前中からごちゃごちゃと言い合いつつ電車に乗り、有楽町で降りてルミネに。

美容用品のお店ばかりを巡っていたのですが「SAVON」岩塩入りの接見を試したら

これがすごくお肌すべすべで驚き

宝塚を見に行くにふさわしい手になりましたわ。

それから喫茶店に。その名は「集」(イトシアじゃない方ね)

以前、ここに入った時BGMに「スカーレットピンパーネル」のピアノ曲が流れてて

すっかり気に入ったのですが、ここに姫を連れてこようと約束していたのです。

ところが・・・・ この日はクラシック一色・・・なのはいいとして、そもそも高級な

喫茶店に入った事のない姫ちゃんはびびりまくり (情けない・・・・)

アフタヌーティーセットのメニュを見て「アーネストインラブみたい」と喜ぶので

ミニ版を注文。

コーヒーは?と聞くと「ブレンドでいい」というので、「それじゃつまらないからウインナ

コーヒーにしなさい」と。

彼女は「コーヒーにウインナーが入っているの?」と思ったらしい(本当だってば)

「ウイーンのコーヒーだからウインナコーヒーなのっ

「へえーー

「カプチーノはイタリアでしょ。色々種類があるのよ」

運ばれて来たアフタヌーンティーセットは小さなケーキが2種類にスコーンが二つ。

姫は大喜びで食べ始めたんですが・・・・スコーンにつけるブルベーリーにストップ。

「ブルーベリーを食べなさい」

「嫌いなの」

「好き嫌いを言う子は田舎者だってママのママが・・・このブルーベリーは

そこらそんじょ

のと違うからとにかく食べてごらん」

おそるおそるスコーンにつけて口にいれた姫ちゃん。おいしさににっこり

「でも、何でブルーベリーが嫌いになったの?」

「学校の給食に出てきたのを食べて」

がくっ もう・・・笑いしか出てこないわ・・・ごめんねーー親が貧乏なばっかりに。

とにかく贅沢に育った自分の過去と照らし合わせて娘が不憫で。

静かでゴージャスな喫茶店で色々なお話をしました。進学を決めたお友達の中で

本当にやりたい事がある子はわずかで、あとは「親に逆らうと面倒だから」という子が

ほとんど。姫ちゃんのように反抗しまくりで何でも言える環境が羨ましいと言われたとか

(何でも言えるんじゃなくて親のアドバイスに耳をかさないだけじゃん)

でも最後に「私、ママが私のママでよかったと思う事が一つだけあるの。それは

お友達とは違う経験をさせてくれるところ。宝塚もそうだし、こういう所

(ドトールじゃなく)にも連れて来て貰えるし」

ふーん・・・・ そういう所か・・・・

その後はシャンテのセールをじっくり見て回ったのはいいけど、今時の娘って

ブランドには無関心なんだなあって思い知らされたし、私が欲しいなと思うあれこれが

全部彼女からしたら「だめ」の一言だったのが悔しくて。

キャトルレーヴでは、私が2000円もするパスケースが欲しいと喚いているのに

「そんな派手なパスケースを持ってたら恥ずかしいわ」と取りあってくれず

やっと月組コンビのポストカードを買ってくれて・・(キリヤンとまりもの熱々ぶりは

見てて気分がいいもんね)

一緒にフォーを食べて・・・・劇場では階段にある「オーシャンズ11」のポスターを

スマホで撮影し、壁紙にしてくれました

ついでにVISAの貸切で音月桂のカレンダーが当たってしまいました。

デザートの「OH!シャンライズ」はゼリーの甘さとくらむベリーのすっぱさが

ほどよい感じでおいしかったです

「ママ、その顔のシミ、なんとかならないの?」

「これはヨンジュナを産んでから出来たの。あんたたちがみんなママの栄養を

とっていくから、美貌が消えたわ」

「そのシミだけが問題。でも〇〇ちゃんのママが、ママは美人だって言ってるよ。

私はそう思わないけど」

「じゃあレーザーかなんかでシシミとりする?ダディがそんな事許可するわけない」

「そうだね」

年頃の娘って本当に残酷だわ。

ふと、私の母も同じ事を思っていたのかしら?

社交的で年に数回ある「同窓生達との会食」には必ず連れて行ってくれて

その度に「お嬢様、お綺麗ですね」とか言われて「あらーー」とかいいつつ

内心は「私のほうが・・」とか思っていた?

まあ、娘を着飾る事に関しては金に糸目をつけなかった母であったので。

そういうのって憧れだったんだけど・・・すまないねえー姫や。貧乏で。


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