平清盛 2回目
画面が美しくないのはもうしょうがないとして
韓国史劇風なのはどうにかならないのかしら?と思います。
今回は思春期真っ盛りの清盛が「俺は何者だ?」と悩むシーンの連続です。
平氏としても「血のつながりのない子に継がせるのは納得できない」みたいな話があり。
清盛君としては、かつて育ての母にぶたれて「平次に何かあったら許さぬ」と
言われた事を根に持ってて「どうせ俺は血が繋がらない子なんだ」といじけている模様
せっかく自分を立てようとしてくれてる父上にさえタメ口で、しかも白河法皇には
「父ではない」とまで言っちゃう
「血筋」に拘りすぎるという事が韓国風なんですね。
公家と違って武家の場合は血より名前です。ゆえに「名」を告ぐ者が重要視されている
ので、「血が繋がっていない」事がそこまでコンプレックスになるのかどうか。
(なんせ実の兄弟でも殺しあう時代ですし)
まして育ての父を「父ではない」とは言わないんじゃないか
とにかくかの国では、一度も会った事のない「実の親」を懐かしむ話が多くて。
それが金持ちだったり身分が高かったりすると、その子の人生が180度変わるから
貧乏な育ての親よりは財産も権力もある「実の親」の方が価値があるんでしょう
そういう意味でいうと清盛の場合は皇族の血を引いているわけですから
本来なら平家なんて目じゃない筈なんだけど・・・・
それと・・漁師を救う為に法皇に意見をしにいき、うまくいかなかったために
謝るシーン・・・これも韓国史劇にはよくあるシーン。
つまり「民の為を考える君主こそが理想」という図式なんですが、あの時代のどの
ドラマを見ても日本では平氏や源氏が名もない民の為に戦うとか人肌脱ぐとか
そういう話は聞いた事がありません
何でって自分達と「民」との間にそんなに違いはなかったからじゃないかと。
平家が繁栄する事=国の栄えなわけで。それは源氏も同じでしょう?
「王家」という言葉と一緒に出てくる「民」という言葉がうざいですね。
さらに「舞」のシーン。
清盛のへんてこな化粧にも参りましたが、剣が飛んできてそれを持って
威嚇し、下手すれば切りかからんとするシーン・・これはいくらなんでもやりすぎ?
っていうかありえないでしょう
1話目の舞子が死ぬシーンとよく似てて、ひっかけているんでしょうけどやっぱり
無茶しすぎ。
全体的に清盛のうつけ振りが織田信長そっくり。白河法皇の「生類憐れみの令」
どこかで見たようなシーンが随所にあるというのも気になりますね。
唯一、鳥羽上皇の苦しみだけが納得できるっていうか。
玉木宏は7歳の設定だったんですか?うっそーー
頑張って来週も見るべきですね。