夏ドラが続々と最終回を迎えています。どんなドラマも最終回が大事。
でも最終回に拘っているのは日本くらいかなあ。韓国ドラマの最終回は投げ槍で
めちゃくちゃだし、アメリカのドラマはさらーーっとしてて・・・しかも「続く」で終わり
そのまんまというのが多々あるので最終回で感動はありえないしなあ。
「CSI;マイアミ」でカリーが養子をとって穏やかな顔になった事くらいかしら?
出来ればデルコと結ばれて欲しかったけど。
っていうか、ホレイショは幸せになれないの?何で?ってあっちのドラマでもやもやしても
仕方ないよね。「コールドケース」だって最終シーズンはあまり・・・
「クローザー」もひどかったし。「BONES」に至ってはむちゃくちゃだったし。
という意味で、中盤はどうでも最終回は感動させて泣かせて印象に残す・・・のが
日本の流儀。
名もなき毒
面白かったです。やっぱりコンビニのお兄ちゃんが殺したのかあ・・・
・ おばあちゃんを殺そうと思って青酸カリを入手
・ でも出来なかったからこの怒りをどこへ?と思って毒物混入
・ 奈良和子のバッグに薬を入れた
これって、いくら老人介護して気の毒な青年設定でも、あまりにも許されない事だよね。
奈良さんのバッグに薬を入れるなんて、同情の余地すらないもん。
でも、あんなにやせ細って今にも死にそうなお兄ちゃんの顔を見ているとついつい
「許してあげて」と思ってしまう自分がいる
自分の土地の土壌調査を「インチキしないで」と言った青年が不特定多数の殺人に
手を染めるなんて普通ではどう理解したらいいかわからないよね。
でも、社会のセーフティネットがしっかりしていない現実として、彼を救えなかった
事は事実。だからって編集長みたいに「自分のせいかも」って思う必要はないんだけど。
ああ・・だけど、どの時点で助けを求め、受け入れられたらこの青年は
元のまっすぐで正直な青年のままでいられたのかしらね。
そして対極の原田いずみ
こ・・・怖い・・・・あまりの怖さにかえって爆笑。
桃子ちゃんに
「泣いちゃだけ。悪いのはあんたのおとうさんなんだからね」ひえーー他罰も他罰。
子供にそんな事いうかーー
「私が憎いなら私を殺せ」という杉村さんに向かって
「あんた、自分の立場がわかってないねえ。あのね、私はもうどうなってもいいの。
でもね、あんた達だけにいい思いをさせとくわけにはいかないのよね。
幸せなんてね。あっけなく壊れちゃうものなんだよ。本当にそうなんだよね。
でもあんた達、それ知らないでしょ。身に染みてないとわかんないでしょ。
だから私がわからせてやると言ってるんだよ」
で、鍋をバン!
「謝って。謝ってよ。何から何まで全部謝れ。あんた達が幸せなこと、
あんた達が存在していること。あんた達が頂点にいること。だからますますこっちが
不幸になるんだよ」
ひえ・・・このセリフ、絶対に東宮御所のどなたかが言ってると思う。
そんな事言われたら、皇后様も紀子妃も絶句して何も言えないでしょうね。
っていうか、「慰安婦」問題で謝罪を訴えるハルモニ達の心境ってこれかもしれません。
誰かのせいにしないとやってらんないよーーゆえに
「謝れ。何から何まで全部謝れ」なんだろうなあ。
そんな原田いずみが警察でイケメンの取り調べ官にはにこやかに笑っている。
杉村さんじゃなくてもよかったんだーー的な?
小泉ジュニア迫真の演技が、原田いずみをガンガン壁に打ち付ける時。
狂気がありましたね。随分やせて精悍になったせいもあるかしら。
この調子で頑張って欲しいです。
それにしても、せっかく建てた家なのに売りに出すの?どんだけーー
奥さんの気持ちもわからないではないけど、庶民には許されない事ですよ。
さて、亡くなった弁護士さんの手紙と舅さんの言葉で続編が?と、期待しているのですが。
「ほんのわずかだが我々に出来る事があるとすれば
それが起こる前に何事かをするという事か」
心に置いておきたいセリフです。
ともあれ、杉村さん、お舅さんに認められてよかったね。