まーた、言わなくてもいい事を言ってしまった感じですね。
昨日、ちょっとした集まりに行きまして。平均年齢が50代後半くらいかな。
7・8人が集まってまして。
で、その場の雰囲気で、日本が右に行ってるか左に行ってるかという話になりました。
きっかけは、ある人が「図書館で「からゆきさん」という言葉を検索しても出てこない。
一冊も本を置いていないんだ。これって「はだしのゲン」のような問題なんじゃないか」と。
つまり・「はだしのゲン」が「残酷な描写」を理由に学校図書館に置かないようにしようとした
動きと一緒で、「からゆきさん」というのも、日本の負の歴史だから封印しようという
動きがあるんじゃないかと。
「からゆき」というのは「唐行き」と書くんでしたっけ?
明治から昭和にかけて、大陸に渡った売春婦達の事。いわゆる「慰安婦」ですね。
彼女達は貧しい家の生まれで、女衒に買われて大陸へ渡る。あるいは南洋へ。
そこで売春婦として働くけど、そこにも待遇格差等、色々あったという話。
有名な「サンダカン八番娼館」という本が詳しいかな。
この言葉を知ったのは高校生の時で、演劇部で「また寝ると明日たいね」という
舞台をやった時。
舞台は現代の製糸工場で働きながら定時制に通い、寮生活をする女の子達の話で
いかに自分達が苦労しているかという話になった時に
「昔はからゆきさんというのがいて・・」というセリフがあったのです。
でも、当時でもそんな言葉はメジャーじゃなかったでしょう
今ならなおさら。
問題はその「からゆき」を生み出したものが何か・・・・という事で、そこにいた人達は
全員「国家」であるといい、「天皇」だと言ったんですね。
そこまでは私も黙って聞いていたんですが、図書館で検索して出てこない=
「言論封殺」=「はだしのゲン」という解釈をされた事で、やっぱり言ってしまったんです。
「「はだしのゲン」の問題は絵の残酷さではなく、その思想です。前半部分じゃなく
後半の部分です」という事を。
全員、ネットをやるしテレビも見る・・いわゆる芸術家たちなんですが、不思議そうな顔で
私を見たんですよ で・・ああ・・・・と思っていた所に、
「言論封殺するようになったのは日本が右に支配されているから」というような話になって
「右翼が悪い。右翼が臭い物にはふたをしろという事をやった」と言い出したので
思わず「いや、世の中は左ですよ」と言ったのですが信じて貰えず。
後から考えて。
日の丸・君が代を強制 → 右翼
言葉狩り → 右翼
と思ってるって事なの?と思い、愕然としたのですが。
多分、この方たちは「はだしのゲン」後半部分の何が問題かわからないだろうし
「子供にふさわしくない」と言えば「言論封殺」だというんだろうなあ。
そういう考えこそが左だってわかってないんだろうなと。
無差別・無秩序こそが正義 → 婚外子相続問題・夫婦別姓・ジェンダーフリー
無抵抗こそ平和 → 憲法9条を守る・自衛隊の否定
差別と区別の差を撤廃する事が正しいでしょうか。誰でも戦争には行きたいくないし
行かせたくないけど、攻められても無抵抗というのは「人」としてどーよ?
でも、もし50代後半のほとんどが上記のように思ってるなら、東宮家は安泰かも。
皇族だって自由に遊ぶ権利があると言ってくれるから。
戦後すぐ生まれの人達というのは、案外「伝統」嫌いで「自由」好き。
「義務」を説くと「おしつけ」「権力の行使」と受け取るのかしらとも思い・・・・
とりわけ天皇の「戦争責任」については一致しているんだろうなと。
このような人達に「従軍慰安婦の真実」なんて語っても信じて貰えないでしょう。
とりとめのない事を書いてしまいましたが。
「からゆきさん」って国家の権力によって無理やり大陸に渡った売春婦なのか?
もうちょっと誇り高い存在だと思っていたけどな。
という事で。お知らせ
9月24日、参議院議員会館講堂で従軍慰安婦の方たちが講演する。
「ナヌムの家」で共同生活を送る3人。
参加費500円。13;30−18:00
で・・・
9月24日 12;30−13:30 議員会館前で「反対」集会
プラカード・日の丸などを持てる人はもって集合
です。行ける人は行って欲しい。議員会館で何を語っているのかレポして
下さればなおいいですが。