ちょうどそのころ、ある国が雅子さまに手を差し伸べた。
オランダだった。
2006年夏、雅子様の病気療養をかねて、
皇太子ご一家をオランダへと招いたベアトリクス女王。
一体、なぜオランダの女王は雅子様を招いたのか。
「実は女王の夫、クラウス殿下は「うつ病」だったのです。
ベアトリクス女王は夫の「うつ病」を
経験したからこそ、雅子様の気持ちを想像する事が出来たのだと思います」
女王の夫もまた心の病に苦しんできたという事実。
民間から王室に入り、うつ病になってしまったという人もまた結婚前は雅子様と同じように
世界で活躍する外交官だった。
結婚後もアフリカや貧しい国の支援に携わろうと考えていたクラウス殿下。
しかし、女王の夫になった途端こう言われたという。
「女王の立場を一番に考え、国の政策に関わる話をすべきではない」
クラウス殿下が「うつ病」だったという事は事実です。
外交官だった事も。
でも、クラウス殿下がドイツ人であった事。ヒトラー・ユーゲント出身であった事により
女王との結婚には国民の多くが反対した事実には触れられていません。
そういう「過去」に対するわだかまりや反発・・・否定が殿下を「うつ病」にしたのだという事には
一切触れられておりません。
「女王の立場を一番に・・・・」の言葉は雅子妃のスライドのような気がします。
確か、雅子妃は結婚後の晩さん会などで外国の政治家相手に軍事の話、政治の話などを
しかけて論破しようとして宮内庁に「そういう話はすべきでない」と注意された事がありました。
エジンバラ公を例にとっても「王配殿下」の立場は微妙で、男としてのプライドを満足
させるものではない事は事実でしょう。
そのクラウス殿下の「うつ病」と雅子妃の「適応障害」を同列に語ってよいものでしょうか。
そして与えられたのは国際援助を行う機関に
ただ簡単な助言をするだけの仕事だった。
当時のオランダ首相はこう明かす。
「志が高く、才能もある人間にとってはただただアドバイスを
するだけという仕事はとても物足りなかったのだと思います。
クラウス殿下には「オランダ王室の犠牲になった」という思いが
あったのかもしれません」
与えられた仕事に幻滅し、傷ついていった有能な外交官。
そのお姿は雅子さまと重なって見えてくる。
この一文が、非常に王室や皇室に対して、失礼すぎるのではないかと思うのは私だけで
しょうか。
「王室」「皇室」にはそれなりの役割があり、それは民間のそれとは違います。そこに同じように
「やりがい」を求めるのがおかしな話で。
「与えられた仕事に幻滅し、傷ついていった外交官」って・・・・ 王族や皇族を馬鹿にしていますよね。
現在、日本の皇族はそれぞれ「名誉総裁」などの職を引き受けています。
赤十字の名誉総裁は皇后陛下です。そういった「名誉職」の全てを否定し、つまらないものだと
言っているわけです。
けれど、そもそも「王室」「皇室」は職場なのでしょうか?
しかし、クラウス殿下には雅子様と違った面があった。
自らの病状をメディアの前で語ったのだ。
クラウス 「私はこれまで何度も取材を断ってきました。
しかし、オランダ国民が一度は
私について全てを知る権利があると考えて今回のインタビューを
受ける事にしたのです。
うつ病を患った事は私の人生の中で最も苦しい時期となったのは確かです」
自らの言葉で心の病を告白したクラウス殿下。
その思いにこたえるかのように、オランダ国民は
自宅にメッセージをはりだし、殿下の回復を祈った。
そして殿下も心配する国民の為に直接触れ合う機会を増やし、
感謝の心を伝えていったという。
愛する夫の心の病、その苦しみを共に乗り越えていったからこそ、
雅子様の苦しみを理解していたベアトリクス女王。
女王がからの指示を受け、皇太子ご一家のお世話をした人は
その時の事をよく覚えていた。
「ベアトリクス女王が「とにかくオランダにいらっしゃった雅子様が
静かにゆっくりと家族だけで
プライベートな時間を過ごせるように」と伺っていました。
「静かな時間の大切さ」
確かにオランダ静養の間中、皇太子ご一家がメディアの
前に立たれたのは(馬車庫)この一回だけに限られていた。
滞在先の城に小和田一家を迎えてどんちゃん騒ぎをした事や
女王とのヨットをドタキャンした事には触れず。
親しき仲にも礼儀あり・・・・という言葉を皇太子夫妻は知らなかったのでしょうか。
女王がそこまでしてくれた背景には皇室(両陛下)とオランダの深い絆があったればこそ。
それを台無しにしてしまったのが皇太子夫妻なのです。
そして今年、雅子様にとって11年ぶりとなった外国の公式訪問も
その強い後押しとなったのはマキシマ王妃からの1本の電話だった。
「何も心配なさらずに オランダに来て下さい」
その絆に支えられ、あのオランダ報恩は無事に幕を閉じたのだ。
帰国後は宮城県など被災地3県をお見舞いされるなど元気な
姿をお見せになった雅子様。
皇太子ご夫妻が歩まれた20年。病気や困難と向きあわれたお二人から
私達は皇室の未来をどう考えるのか。
なぜここまでオランダを持ち上げるのか。
それはオランダが基本的に「反日」だからだと思います。
マキシマ妃からの直接の電話を「名誉」としてしまう感覚がおかしいのです。
本来なら、主役はあちらで、即位式を控えた王妃に気を遣わせる事が
申し訳なと思わなくてはまりません。
それを自慢げに語る部分に雅子妃の「王族と知り合いである自分」が誇らしい
気持ちが表れていると思います。
被災地訪問を3回ドタキャンした事には触れず。
皇室の未来?もはや日本人ではなくなった異民族の支配する日本ですね。
民間から皇室入りする事について
女子大生1 「軽々しく、自分のした事が出来るとか、考えちゃいけないとか
すぐに外国に行けるなんてそういう風に監得てちゃいけないな。
多分、雅子さん自身も、どうしたいとかキャリアからしても、あったと思うんですが
こうy質に入ったという事で、国民の事を思って行動しなきゃいけないと
いう事で、多分、すごく苦しまれたんじゃないかと思ったので
(皇室に)入るという事はすごく覚悟がいるだろうなと思いました」
女子大生2「男性のお世継ぎを産まなくてはいけないというプレッシャーとか
そういった事を考慮すると女性の天皇というものがいてもいいのではないか」
大学生3「なぜ男性しかダメなのかという事がよくわからないし、どうして
そういう法律を作ったのかということも疑問に思いますね」
伊豆野誠
「今の時点だけでとらえるのではなく、1000年以上の伝統できている。
これはうまくいあってるという事。合理性がある。歴史といっていい。
その伝統を壊してしまうのは簡単。でも壊したものを立て直すは難しい。
この伝統の意味を考えるべき」
まず男系女系云々より「結婚」というものに対する若い方々の考え方が
非常に打算的というか、策略的というか、そんな印象を持ちました。
最初に「皇室に嫁いでみたい」と言った女子大生は「皇室でしか出来ない仕事がある」
といい、最後は「すぐに外国にいけるとか考えちゃいけないとおもった」と言ってます。
これはまさに20年前の小和田雅子と同じ考え方なんですね。
家と家との繋がりではなく「両性の合意の元に」結婚が行われる現在、
女性にとって結婚が一種の「ステイタス」になるかどうかという事。
「王子様と結婚すれば幸せになる」ではなく
「王子様と結婚すれば好きな事は何でもでき、華やかな生活が出来る」
雅子妃が間違ったのはまさにこの部分でした。
そこに「愛」がないから「世継ぎのプレッシャー」に傷つけられたと怒るのですね。
この番組、ラストはやっぱり「今でも女性の家に嫁ぐ男性は少ない。
男女平等の考え方が・・・」と締めくくっていましたが、いわゆる男女平等の観点から
いえば「女性天皇が認められないのはおかしい。雅子様が傷ついて病気になるのは
当然だ」と言いたいわけです。
夫婦別姓
嫡出子と婚外子の相続の平等
産まない選択を促進させる思想
これは家族制度を怖し、少子化を加速させ、民族を崩壊に導く思想です。
それを盾に「雅子さまおかわいそう」と言い募るテレビ局、マスコミは一体
どこの国の人間なのでしょうか。
「雅子様がお可哀想だから愛子内親王を天皇にしてあげよう」という理論は
皇祖神の子孫である天皇家にはないもの。
番組の最初は伊勢神宮を出して、堂々と
「天皇とは精神的支柱」と言っておきながら、最後は「何で女性の天皇じゃダメなのか
理解できない」
と言い出す愚。
あのスタジオにいた人達は天皇という存在の大事さはわかっても
制度には不満が残り、「女性(雅子さま)に優しい皇室を」などと思ったのではないかと。
天皇にとって大事なのは
「父が(父の父もその父もその父も)天皇である」という「血筋」なのだという事。
それがすなわち「男系男子」である理由だという事を一切説明しなかったテレビ局。
制作者が知らないからなのか、意図的だからなのか。
どちらにせよ、こうやって民意は誘導されてしまうんだなと感じた次第です。